まず。例によって、投稿したものの何となく意味が通じにくい箇所があった場合、随時修正しております。朝と夜とでいくらか表現が変わっていることもあるかと思いますが、あしからずご了承ください。
では『はたらく細胞』第6巻を振り返って、再度の投稿です。実はamazonのこの本のレビューを見たところ、やはりというか
企業や研究所のプロモーション臭い
無理やり感がある
作者の熱意が感じられない
失速した感じ
絵が変わった
がん細胞回で締めくくってほしかった
こういう内容のものが結構見られました。無論肯定的な意見もありましたが、私自身、第6巻はそれまでの路線ではなくなってしまったと感じただけに、上記の指摘にはうなずけるものがありました。
あと、乳酸菌関連のアニメも、劇場版とかぶっていたようです。それを考えると、
劇場版も含めたアニメ化のタイミング
作者のブランク(シリウスの連載休止)の期間
スピンオフの多さ
こういう点も考えられてしかるべきだったでしょう。乳酸菌関連を劇場版でやっていて、しかも最後の方はアニメ化の予定がなかったのなら、アニメ化は第1期だけでよかったかと思います。第1期で人気が出たためスピンオフが多くなり、作者の清水さんもその監修の仕事に追われていたと思われますし、結局休載のしわ寄せが、第6巻にそのまま来てしまった感もあります。
それから、第6巻の内容その2についての投稿で、新型コロナウイルスは、話題性はあるけど時期尚早であり、まだ治療方法や特効薬がはっきりしていない点について書いています。アニメ化されない点については色々意見があるようですが、アニメの影響力を考えると、現時点では以上のような理由から、まだミスリードを招きかねない部分もあると思われ、そのため慎重にならざるを得ないかと思われます。
ただ単行本が出ていながら、アニメ化されないというのも何とも妙なものです。アニメ化を視野に入れるのなら、最新医学や話題性のあるものを発表するのではなく、もう少し堅実なやり方で、もっと一般的な病気、あるいはダメージを扱った作品を載せてしかるべきだったのではないでしょうか。
またスピンオフも、今の時点で
はたらく細胞BLACK
はたらく細胞フレンド
はたらかない細胞
はたらく細胞BABY
はたらく細胞LADY
はたらく血小板ちゃん
はたらく細菌
はたらく細胞WHITE
この8シリーズがありますが、少し多すぎやしないかと思います。ブームに便乗した感は否めません。BABYやLADY、血小板ちゃんなどは女性向けを狙ったとも思えますが、実は私はこの手のシリーズを殆ど読んでおらず、読んだものといえばBLACK、フレンドそしてWHITE程度です。(『はたらかない細胞』は第1巻だけ読んでいます)
この中でアニメ化されているのは、『はたらく細胞BLACK』のみですが、実際これは連載、単行本発行そしてアニメ化のバランスが比較的うまく取れていたと思います。身体の持ち主の生活習慣、そしてそれに伴うダメージも無理がなく、最後にがん細胞の撃退で終わり、最後を締めくくるのにふさわしい内容となっています。
BLACKが今後またアニメ化されるのであれば、恐らく次の体に移った後の、オーバードーズやうつ、がん細胞などが描かれることになるのでしょう。
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