『青天を衝け』もいよいよ終盤に突入です。しかしその一方で、『どうする家康』は言うに及ばずですが、『鎌倉殿の13人』も何か更新が止まったような雰囲気があります。
後者の方は既に収録も始まり、主なキャストの大部分は発表したわけですから、そうなるのをやむを得ないのですが、前者の方はこれから盛り上げて行くべきなのに、これは如何なものでしょうか。そもそも、まだSNSのアカウントさえありません。
『鎌倉殿の13人』の方は、昨年の今頃はツイッターアカウントがあり、キャスト発表も動画とツイッターとで行われたのですが、それを考えると、再来年は何やらスローペースだなと思えます。発表からSNS開設まで、ちょっと時間がかかり過ぎではないでしょうか。
今時の若い視聴者(あるいは若くなくても)は、SNSを通じて情報を得るということを考えれば、早々にアカウントを立ち上げて、積極的に情報発信をしてしかるべきでしょう。情報がないというのであれば、制作発表をもっと遅らせるなり、色々手段は採れるはずです。
大河はNHKの看板番組となってはいますが、こういう点、さらには、終了後一月で公式サイトを削除する点などを考えるにつけ、本当に看板番組なのかと疑いたくもなります。それができないのであれば、大河の在り方をもまた考え直した方がいいでしょう。
その公式サイト、『鎌倉殿の13人』の場合は、今年の8月頃には立ち上げてしかるべきでした。『麒麟がくる』以来、公式サイトの立ち上げはかなり遅くなっていますが、予算がないのかと勘ぐってしまいたくもなります。もしそれが事実であるならば、なおさら大河の再検討が必要と思われます。
こういうところが、あまり視聴者のことが考えられていないといえます。まして受信料に至っては、何をかいわんやです。元々受信料は「受信機設置」による契約で、「NHKを視聴する」ことに関する契約ではなかったはずなのですが…。しかも受信料の支払いは義務ではないのです。
ならばNHKの視聴に関する契約を行い、支払いを義務付けるべきでしょう。組織改革のためには、大河も朝ドラも見直しを図り、上記のように視聴への支払いを義務付けた上で、NHKを観ない、あるいは支払いが滞っている視聴者には電波の送信を止めるなどして、断行によるスリム化を図ればいいのですが、どうもそのようには見えないのです。
一方で、NHKのツイッターアカウントの数は多いです。番組別のアカウントが多いせいもありますが、各都道府県のNHK支局のアカウントが個別にあるためです。あるいは『どうする家康』のアカウントも、『青天を衝け』が終わらないと作れないとか、そのような制約があるのでしょうか。
何はともあれ多いのはいいのですが、その割にアカウントが見つけにくいです。トップページをスクロールダウンして、「NHKの提供するWEBコンテンツ」のデジタル・プラットフォームをクリックし、さらにツイッターをクリックして、お目当てのアカウントを探す仕組みなのですが、もう少しわかりやすくしてほしいものです。
しかし今年の『青天を衝け』で、歴史上の出来事をドラマで描くのではなく、ツイッターで説明するというのはやはりどうかと思います、ある意味邪道です。NHKのツイッター好きはこれでわかりましたが、仮に来年こういうことがあれば、その後の視聴を考えるべきかと思ってしまいます。
(2021年11月10日一部加筆修正)
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