fc2ブログ

ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  大河ドラマ >  『青天を衝け』徒然その15

『青天を衝け』徒然その15

『青天を衝け』第31回と第32回です。最終回まであと10回を切りましたね。

渋沢家には婿養子(ていの夫)が入ることになりました。東京の栄一は成一郎と再会を果たし、成一郎も惇忠同様富岡で働くことになります。一方で、栄一に妾がいることがお千代に発覚します。しかも彼女は妊娠中で、お千代は、皆で一緒に暮らせばいいと提案します。また大隈重信が去った政府内は一丸となれず、西郷隆盛は不満を漏らします。

栄一も政府で働くことに限界を感じ、民間の仕事をしようと決意し、銀行を作る計画を立てますが、なかなか思い通りにことが運びません。そして父のあとを追うように、母ゑいもまた世を去ります。そしてこの当時、官営の富岡製糸場が稼働する中で、不平士族たちの反乱が相次いでいました。

大体このような感じで、やはりと言うか何と言うか、栄一と成一郎の再会とか、家族とのシーンなどはいいと思います。ただこれが政府とか、あるいはビジネス関係になると、ちょっとどうかなと思われるところはあります。登場人物の内面があまり描かれないと言うか、そう描かれている人物が限られると言うべきでしょうか。

それとやはり、はじめに対立ありき的な印象があり、これはやはりちょっと物足りなく映ります。対立があるならあるで、もうちょっとダーティに描くという方法もあるのですが、この大河でそれは難しいでしょうか。また西郷隆盛の描き方が、もちろん『西郷どん』と全く同じにはならないにせよ、もうちょっとどうにかならないかとは思います。どこか賑やかし的で、『篤姫』の西郷のようです。

しかもまだ明治初年であることを考えると、栄一の中年以降はあまり描かれないと考えるべきでしょう。そもそも吉沢亮さんをキャスティングした時点で、そうではないかと思っていましたが、ならば幕末の動乱が終わり、これから明治となって、その後数年で完結するという展開でもよかったのです。ただ恐らく、慶喜が明治天皇に拝謁するところまではやるのでしょう。

『八重の桜』もそういうところはありました。何せ物語の前半は「乱世」であり、その乱世が終わって、今度は新時代に向けた展開になるわけですが、前半にかなりの高揚感があっただけに、後半はちょっと物足りなく感じられることもあるものです。しかしそれはそれで、また日々の様々な出来事があるのですが、これが近代である分、創作を入れられないのが痛し痒しで、この時代を舞台とした大河の弱点であり、解決策もそう見いだせないようです。

あと気になったこととして、うたが「皇后さま」と言っていますが、この当時なら「皇后陛下」ではないでしょうか。実際皇后陛下の養蚕は、今に至るまで続いていますね。それと吉沢さんは洋服より着物の方が似合うような気がします。


飲み物ーホットワインとくるみ
スポンサーサイト



[ 2021/10/31 00:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

TopNTagCloud