先日、テレ朝系『科捜研の女』が打ち切りかという記事を目にしました。公式は特に言及していないようで、恐らくは現行のドラマシリーズで最長寿であることも、このような記事が書かれた一因かと思います。
私は特にこのシリーズを観ていないし、内容もあまりよく知らないので、仮にそうなったとしても、正直言って残念という気持ちはありませんでした。ただテレ朝としても、看板番組の1つではあるだけに、この後何を持ってくるかを考えておく必要はありそうです。
しかし1999年からの放送ですから、長いと言えば長いです。私としては、10シーズンをめどにその後のことを決めていいかと思います。また『相棒』-今シーズンはグラナダホームズと被ること、またちょっとマンネリ化している、SPが馴染めないなどの理由から観ていませんが-も既に20年目に入っています。
国内ドラマの場合、長寿番組はやはりマンネリ化していると受け取られることが多いようです。ならば、不定期で1シーズンに2,3回ほどやるといった方法もあるのですが、どうも刑事ドラマの場合は特に継続性、安定性を求めることになるのでしょうか。
あと『科捜研の女』は、京都府警が舞台となっており、経費がかさむという点もあるかも知れません。しかし私の場合、京都府警ものは割と好きです。こちらは日テレ系列ですが、2016年と2019年に、京都を舞台にして『臨床犯罪学者 火村英生の推理』が放送されています。実際すべてを警視庁と東京に限定する必要もないと思いますし、数回程度で、地方の警察署を舞台にした作品を作るという方法もありそうです。
海外ドラマでも、かなり長寿番組はあります。そして、それに伴うデメリットもあるようです。私もかつて『ER』と『ザ・ホワイトハウス』を観ていましたが、途中でギブアップしています。この場合はキャストがくるくる変わり、それによって構成が変わって来るため、どことなく面白く感じられなくなりました。それぞれ事情は異なりますが、続けば続くだけ、あれこれデメリットも出て来るものです。
そう言えば大河ドラマも60年だ何だと言ってはいますが
受信料で作られている割に、制作費がかかる 基本的に時代劇が中心 1年物という長期であり、内容によっては途中で視聴を止める人も多い などなど、前出の民放の現代ドラマとは明らかに違うドラマシリーズであり、こういう独自性が、逆に視聴者の不満となっているとも考えられます。これが『日曜劇場』並みに1クールで、作品がそれぞれ違ったコンセプトで、何と言っても受信料なしで観られるのであれば、 まだ納得はできるのですが…。
それから朝ドラも来週から新しくなるようですが、こちらも何となくネタ切れの感はあります。朝ドラをやめて夜に持って来て、たとえば45分間1クールで放送してもいいでしょう。またドラマはすべてスクランブルを掛けて、課金してほしいですね。
(2021年10月30日一部修正)
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