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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『はたらく細胞BLACK』第6巻-1

『はたらく細胞BLACK』第6巻その1です。

<胃洗浄。涙、涙。>
多量のベンゾジアゼビンとアルコールを摂取した体内では、細胞たちが眠り込んでしまい、呼吸も弱まり、ただ子守歌だけが響いていた。そのような中でもAA2153は酸素を運ぼうとするが、体が思うように動かなくなっていた。そんな時轟音と揺れが起き、胃に向けて管が差し込まれる。管からは大量の水が流れ出ていた。あふれそうになる寸前で水は止まり、今度は水量が減り始めた。その管が胃液ごと水を吸い上げているのだった。その後再び管から水が流れ始めた。脳の首脳陣は、胃の中を洗っていることに気づく。それと同時に心拍数と血圧が上昇し、意識が回復した。

何事が起ったのか気づかないまま、AA2153をはじめ赤血球たちは酸素の運搬を急ぐが、ベンゾジアゼビンは、倉庫から姿を消していた。赤血球たちは薬を運ばなくていいことに喜ぶが、DA4901はこの身体は自ら死を選んだ、懲りていない、きっとまた同じことが起きると冷ややかに言う。AA2153は反論するが、DA4901は、自分は健康な体など知りもしない、この労働環境から解放されるならそれでいいと素っ気なかった。それに異を唱えたのは意外にもSS1404だった。AA2153たちから健康になった体の話を聞かされた彼は、自分もそういう身体で働きたいと言い、涙を流す。それはこの身体次第だとDA4901。

白血球1196は相変わらず意識不明であり、AA2153が白血球ちゃんと呼ぶ白血球も元気がなかった。この身体はなぜ細胞の声に耳を傾けないんだと思いつつ、AA2153は瞼に酸素を運ぶ。酸素を受け取ったゴブレット細胞は、瞼と結膜、涙腺の構造をAA2153に説明する。この細胞の役目は、流れる涙にムチンを混ぜて角膜と馴染ませることだが、最近はその仕事も少なくなっており、しかも細菌が侵入してくる。その時涙が流れ落ち、細菌たちを洗い流した。副交感神経の悲し気な歌声が響き、この涙は痛みが原因なのではなく、情動性のものであることがわかる。AA2153は呆然と流れ落ちる涙を見ながらこう思った。
「この身体も辛いんだ…後悔してるんだ…!」

<脳、活力、萎縮。>
身体は相変わらずストレスに晒されていた。体温、血圧も低下し、筋緊張も見られた。脳は非常事態宣言(コルチゾール)を発令し、体を活性化させるため血糖値を上げ、ノルアドレナリンを全身に行き渡らせることを決める。ノルアドレナリンを届けているのは、交感神経である女性アイドルユニットだった。彼女たちの歌声が元気のもととなるのだが、NC8429は、これよりも副交感神経の歌声がいいとこぼす。するとアイドルたちの1人が、自分たちのノルアドレナリンと、副交感神経のバランスをとる事こそが大事と言って、NC8429の手を握りしめる。しかし、彼女たちに曲を届けるプロデューサーであるはずの神経細胞は、声が出せない状態だった。

また食事の摂取量が少ないせいで、小腸には栄養が殆ど入って来なかった。勃起も起こらず、局部が清潔に保たれていないせいで、異臭を放ち、細菌が発生してしまう。AA2153の先輩であるBD7599さえも、いよいよこの身体は生きる気もねえフヌケになっちまったと言うが、涙を目の当たりにしたAA2153は、この身体も苦しんでいるのはないかと思っていた。その後AA2153は肺で、肺血栓の時に出会った肺の未分化細胞と再会するが、未分化細胞は早く肺の為に働きたいと夢を語る。そんな時また喫煙が始まり、2人は煙の少ない方向へ走るが、未分化細胞はひどくせき込んでいた。いつものことだと話す未分化細胞。その後AA2153は酸素を運びながら、この身体の今後について考えていた。

すると今度は、多量の糖分が体内に送り込まれてまた糖化が始まっていた。この糖分は外部からのものではなく、脳が血糖値を上げるために決断し、貯蔵された分を支給したのだった。AA2153は出どころを頼って肝臓へ行き、なぜかを問いただす。肝臓の責任者は、ストレスに打ち勝つためだと答える。仕組みとしては脳からの命令を受けた副腎が、コルチゾール(副腎皮質ホルモン)を分泌することで、肝臓が糖分を放出するのである。運動機能も活性化されると答える責任者だが、AA2153は割り切れないものを感じていた。しかもコルチゾールが原因で脳の神経細胞が委縮し、交感神経へノルアドレナリンを提供できず、アイドル達も歌えなくなっていた。神経伝達物質が届かないこの状況は「うつ」だった。


ベンゾジアゼビンとアルコールを摂取して昏睡状態になった身体は、胃洗浄によりやっと意識を取り戻します。そしてベンゾジアゼビンの運搬作業は終わりますが、常にクールと言うか、物事を冷ややかに見るDA4901は、どうぜこの身体は懲りていない、今後も同じことが起こると言い放ちます。

しかし元から彼の仲間であったSS1404は、AA2153たちがかつて話していた健康な身体、そういう体内で働いてみたいと異論を持ち出します。SS1404はきれいになった体内というのが、心底羨ましかったようです。

そして瞼に酸素を届けに行ったAA2153は、涙とムチンについてゴブレット細胞(杯細胞)から説明され、涙がなかなか流れないと、ドライアイになって細菌が侵入しやすくなると言われます。そんな折、細菌たちが侵入して来ますが、それを見計らったかのように涙、それも情動性の涙が滝のように流れ始めます。自らの行動に対する後悔の涙だったようで、AA2153は、この身体が懲りていないわけではないことを実感します。

しかしその後も身体はストレスに晒され続け、脳からの非常事態宣言で、身体の活性化のために血糖値を上げ、ノルアドレナリンを行き渡らせることになります。このノルアドレナリンを出すのは、交感神経であるアイドルユニットであり、副交感神経の子守歌とは対極をなす存在でした。

しかし彼女たちに曲を提供するはずのプロデューサーは、血糖値を上げるためのコルチゾール、副腎皮質ホルモンが原因で、声が出せず、曲を届けられない状態となっていて、身体は「うつ」状態となってしまいます。しかも貯蔵されていた糖分の支給によって、また糖化が始まってしまいます。

身体の活性化のための決断は、別の形でリスクをもたらす原因となっていました。さらに食物もあまり入って来ず、不潔な状態も相変わらずでした。AA2153は一人、この身体も苦しんでいることを感じ取っていましたが、しかし彼一人ではどうすることもできません。そんな時、肺で彼はある細胞と出会います。

肺血栓で危険な状態の時に出会った、まだ若い肺の細胞でした。この若者は将来肺のために働きたいと言うものの、喫煙を避けてAA2153と逃げる時に、ひどくせき込んでしまいます。大丈夫だと答える肺の細胞ですが、この時の喫煙、さらにこのせき込みなどなど、今後の伏線となっています。

飲み物-バーのラテフロート
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[ 2021/10/10 01:15 ] 漫画・アニメ | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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