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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『はたらく細胞』がん細胞回の描写への疑問 その2

では先日の『はたらく細胞』本編第5巻、及び本編への疑問について。これに関しては、以前もがん細胞初登場回で『はたらく細胞』がん細胞回の描写への疑問という投稿をしています。この中でやはり前振りがわちゃわちゃし過ぎ(NK細胞とキラーT細胞のやり取りなど)、またがん細胞が一般細胞のふりをしているが、実際がん細胞と言うのは、免疫細胞を欺くことができる点についても書いています。

あとがん細胞が自分がコピーミスであるのを呪うが、それは彼の宿命であること、そして白血球が、自分を一般細胞として見てくれたことを喜ぶといった、ある意味承認欲求的なものが感じられる点も指摘しています。このコピーミスと白血球のキャラ設定については、後でまた書きますが、どうもこの部分が、この本編がん細胞回に違和感を覚える所以かとも思います。

では本題に入ります。

そもそもこのレベルのがんが、免疫細胞と腸内環境の改善だけで死滅するのか
がん細胞自身、その前に比べると遥かに強大(『はたらく細胞BLACK」第7巻冒頭のレベルとあまり変わらない)になっており、これは外部からの治療が必要なレベルではないかとも思われます。乳酸菌を出したかったのはわかりますが、がん細胞に絡めるべきだったのでしょうか。

パーフォリンは果たして「奥義」なのか
そもそもパーフォリンとは、キラーT細胞やNK細胞などが、ウイルス感染細胞やがん細胞を殺す際の物質です。これによって細胞壁を破壊し、その後グランザイムによってDNAが切断され、細胞死(アポトーシス)が起こるので、別にこの時だけ繰り出す奥義ではないし。しかもこの回でパーフォリンは出て来てもグランザイムは出てこないのですね。

ちなみに学研の図鑑「人体」の、免疫系細胞に関するページでは、キラーT細胞と思われるリンパ球が、がん細胞に襲いかかる画像が紹介されています。さらに「細胞壁をこわす」という説明もあり、この辺りは流石に学研と言うべきでしょう。興味のある方は、一度書店か図書館で見てみることをお勧めします。またこの学研のシリーズには、ハンディサイズの物もありますが、生憎そちらではこの画像は紹介されていません。

またこの本編への疑問として、

1146を善人としたがる設定
どうもこの1146が、菌に対してはすさまじい表情を見せて殺傷しつつも、細胞に関しては同じ細胞とためらうようなそぶりを見せるのは、正直如何かと思います。もっと白血球(好中球)らしい冷酷さを出してしかるべきかとも思うし、免疫細胞としてはやはり如何にも中途半端です。また第1巻で、赤血球は重い酸素を持っていて大変だなどと言ってもいますが、赤血球はそれが仕事なのですが…。

『はたらく細胞フレンド』でも、キラーT細胞のクローンが大勢出て来る回で、細胞を殺すことに抵抗を覚えるメンバーがいますがネタ扱いになっています。本編でも1146が細胞を殺すのに躊躇して、他の仲間がからかうなどという設定にはならなかったのでしょうか、

がんの描写はやはりBLACKが面白い
大人の不摂生な体の中でがんが発生し、それをキラーT細胞たちが
「生きるのも許されない」
などと言って応戦する方が、それは遥かに面白いです。ここには妥協も中途半端な同情もなく、身体のためにならない抗原はただ処分するのみという、冷酷と言えば冷酷ですが、身体防御に不可欠な免疫細胞の仕事ぶりが伝わって来ます。この時は外科手術もあって、キラーTの班長や赤血球AA2153の先輩が切り取られた部分に取り残され、がん細胞と運命を共にすることなりますが、こういう描写もBLACKならではでしょう。

あとこの本編では、バグリ野郎と言われたがん細胞が腹を立てますが、BLACKでは、肺のがん細胞たちが自分たちを
「この身体に必要とされていないバグさ」
と、自ら言い切っている辺りも、流石に大人向けと言うべきでしょう。本編では、一コマ一コマの絵が細かすぎる嫌いがありますが、BLACKはあまり細かすぎず、それぞれの動きがよくわかるようになっており、その意味ではBLACKのがん細胞回は、小学生にも理解しやすいのではないかと思います。

それから、

インフルエンザウイルス退治にキラーT細胞が出て来ない
樹状細胞がサイトカイン(昔の恥ずかしい写真)をまき散らして免疫細胞を活性化していますが、本来は樹状細胞の抗原提示からヘルパーT細胞がサイトカイン放出(出動命令)、キラーT細胞の出動とB細胞+記憶細胞の抗体作りという流れになるかと思います。確かに樹状細胞もサイトカインを出しますが、この場合もヘルパーT細胞のサイトカインと連携しているとされており、ここでヘルパーT細胞や、実働部隊のキラーT細胞の存在がないのはちょっと変な気がします。

またこれも以前に、『はたらく細胞』本編には、『ゲゲゲの鬼太郎』的な要素も多いと書いたことがあります。細菌のキャラデザインと、妖怪のそれが似ているという点もありますが、どうしても似通ってくる部分もあるのでしょう。あと、『インサイド・ヘッド』とも重なる部分があります。白血球のレセプターも、ちょっと妖怪アンテナに似てますし。

そして先日書いていた、鬼太郎の石動零(いずるぎ れい)と、この本編のがん細胞に関してはまた後日投稿します。ここでご紹介しようと思ったのですが、かなり長くなりそうですので。

飲み物-ティーカップと紅茶


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[ 2021/10/02 01:00 ] 漫画・アニメ | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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