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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『はたらく細胞BLACK』第5巻-2

『はたらく細胞BLACK』第5巻の続きです。

<遂行、絶食、失職。>
白血球は細菌退治のため、AA2153に退くように言う。炎症がおさまった膵臓から、膵液が流れ出るのを待つしかない状況だったが、その後なぜか膵液は少なくなって行った。これは絶食によるものだった。これで膵炎は収まりつつあったものの、栄養素が届かなくなり、細胞たちの間に動揺が広がる。また白血球たちは撤退を命じられるものの、細菌撃退のため膵臓にとどまることを選んだ。

AA2153は、膵臓の腺房細胞が気になったが、膵臓は大炎上して近寄れない有様であった。さらに絶食で小腸には何の栄養素も届かなかったが、DA4901は、外部から何とか援助が来ると見ていた。AA2153は、その言葉に引っ掛かるものがあったが、その時空からパラシュートで栄養素が落ちて来た(点滴)。DA4901はさばさばした顔だったが、AA2153はこのような中で、孤軍奮闘している白血球を思っていた。

皮肉にも栄養状態に関しては、暴飲暴食をしていた頃よりも今の方がよかった。その後小腸の上皮細胞に酸素を届けたAA2153たちだが、上皮細胞たちは仕事がない悲しみと、働かなくても何の支障もないという事実に打ちひしがれていた。胃も大腸も事情は同じだった。また元に戻るから、休みを貰ったと思えばいいとのAA2153の言葉も空しかった。しかしその後、白血球たちの奮戦もあって膵炎はおさまり、彼は仕事を終えた血だらけの白血球たちと出会う。

<歯周病、牙城、誤算。>
白血球たちは細菌駆除を祝って乾杯していた。そこへAA2153たちが栄養素を運び込み、礼を述べて、細菌退治のおかげで回復の具合もいいことを伝える。身体の意志だけでなく、細胞たちにできることもあるとのAA2153の言葉に、白血球1196はうなずき、お互いに頑張ろうと言う。その後彼らは歯髄に酸素を運ぶが、ニコチンのせいもあって血管が収縮しており、しかも足元がべたついていた。しかも再び喫煙が始まってしまう。

酸素を持って来た彼らは、歯髄細胞から、歯が歯周病で倒壊の危機にあると言われる。不衛生により歯周ポケットに細菌が繁殖したのみならず、歯茎を修復すべき繊維芽細胞の働きが、ニコチンで阻害されていることもまた原因だった。望みを捨てずに、白血球が何とかしてくれると彼は言うが、DA4901は、歯周ポケットは細菌だらけで、白血球も無事ではすまない、インスリンさえ外から補充されるように、この体はもう破綻している、自分が生き抜くことだけを考えろと声を張り上げる。

その白血球たちは歯周ポケットの中に飛び込むが、プラークの中で細菌が繁殖し、その数は10億匹にも達していた。しかもプラークのせいで攻撃が不可能となり、最早白血球は細菌に翻弄され、細胞レベルでは彼らをどうすることもできなかった。AA2153が絶望的な思いにかられた時、何かの音がして、回転する物体がプラークを落としていた。電動歯ブラシである。細菌はこれで駆除されたが、1196は意識不明となっていた。

<睡眠薬、アルコール、鎮魂歌。>
1196は意識不明の状態が続いていた。DA4901から、もうこの身体に全てを委ねるしかない、何が起こっても不思議ではないと言われ、AA2153はこれ以上何が起きると言うんだと声を荒げる。その時歌声が響いて来た。副交感神経の子守歌(GABA)で、交感神経のドーパミンとは対極にある存在だった。この身体はベンゾジアゼビンを摂るようになっており、熟睡できるようになってはいたが、眠るのも薬頼みかとAA2153は残念に思っていた。

しかしその翌日、細胞たちはリラックスしていると言うよりはだらけており、加えてアルコールの雨が降り、ベンゾジアゼビンもかなり多量に取り込まれた。子守歌は続いていたが状況は明らかに異常であり、GABAの効き過ぎであちこちで細胞たちが眠ってしまう。オーバードーズだった。DA4901は、自分の意志でこうしたんだ、最初からこの身体は希望なんてなかったんだと言うが、AA2153は肝臓へ行って、ベンゾジアゼビンを分解して貰うように頼む。しかしそこはアルコールの分解で手いっぱいだった。

この薬を運ぶためにこの仕事に就いたんじゃないと涙を流すAA2153だが、DA4901たちは「最後の仕事」に向かおうとし、子守歌は鎮魂歌になろうとしていた。AA2153は、前の体で先輩から、酸素を運ぶことが仕事だと聞かされたことを思い出し、この薬を運ぶのも仕事なのか、今まで自分たちが頑張って来たのは何だったのだろうと、答えを探し求める。

<細菌、うがい、邂逅。>
新米の赤血球AA2153は咽頭の粘膜細胞に酸素を運び、印鑑を貰おうとするが、そこにいたのは細菌で、細胞は炎症を起こしていた。マニュアルには酸素の受け渡し優先としか書かれておらず、しかも細菌が彼に迫って来る。その時白血球が細菌に襲い掛かり、食作用を行って、酸素ボンベを彼の許に戻す。死んでも手放すなと白血球。

怖くて目が明けられないAA2153だったが、その時物音がして、大量の水が流れ込んで来た。水とポピドンヨードによるうがいで、流されそうになるAA2153は、その白血球につかまり難を逃れる。細菌も消滅し、白血球は酸素を貰って行くといって、「白」の印を押す。頑張れよ…新米!と言って去るその姿を見たAA2153は、あれが白血球(たぶん1196)なのだと知る。これが彼の初仕事だったが、それはブラックな労働の始まりに過ぎなかった。
(月刊少年シリウス出張版後編)


AA2153たちが働く身体は膵炎を起こし、絶食状態となります。このため栄養素が入って来ず、一般細胞たちは動揺しますが、点滴により直接栄養分が届けられたことに、一安心します。しかし絶食によって、小腸の上皮細胞を始め、消化器系の細胞はすべて仕事がなくなってしまっていました。さらに小腸の上皮細胞は、自分たちが働かなくても、この身体には何の支障もないことにショックを受けていたのです。

その膵臓では白血球たちが細菌を撃退し、勝利を祝っていました。彼女たちの働きもあって、膵炎は収まりつつあり、AA2153たちは歯髄細胞へ酸素を届けに行きます。ただしこの場所は血管が入り組んでおり、ニコチンによる血管収縮が通りにくさに輪をかけていました。またこのせいで、足元もべたついていて悪条件が重なっていたのです。さらに歯周ポケットの細菌による歯周病のため、歯が倒壊の危機にありました。

白血球たちは歯周ポケットに入り、細菌退治をしますが、プラークが邪魔でうまく仕留められず、彼女たちは細菌に蹂躙されてしまいます。歯すら磨かないこの身体でしたが、その時電動歯ブラシが動き、プラークを洗い流して行ったのはせめてもの幸いでした。しかし大勢の細菌たちを相手にした1196は、意識不明で倒れてしまいます。

白血球がこのような状態にあるということは、即ち免疫機能の低下を物語っていました。しかもよく眠れないせいで、多量のベンゾジアゼビンが取り込まれ、副交感神経の働きが活発になりますが、何もかも外部頼みのこの身体に、AA2153は疑問を抱きます。

しかもこのベンゾジアゼビンを多量に、アルコールと共に服用したため、体がオーバードーズ状態に陥り、細胞たちは次々と眠ってしまい、肝臓でさえもアルコールの分解が精一杯で、この薬の分解は手に余っていました。この身体を醒めた目で見ているDA4901とは対照的に、AA2153は、薬を運ぶのに嫌悪感を覚えるようになります。

『月刊少年シリウス』出張版、これはまだ赤血球として仕事を始めたAA2153が、咽頭に行ったものの、風邪か何かなのでしょう、細胞が炎上して酸素を受け取ってもらえず、しかも細菌に襲われそうになり、そこにいた白血球が細菌を退治して、酸素を放すなと警告します。まだまだわからないことだらけのAA2153、しかもその後のうがいのせいで流されそうになるのを、またも白血球に救って貰います。この酸素は貰うと、酸素ボンベを受け取って颯爽と去って行く白血球は1196のようですが、これがAA2153のブラック労働の始まりであると同時に、長きにわたる白血球1196との縁の始まりでもありました。


飲み物-ミルクティ2

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[ 2021/09/21 01:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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