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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『はたらく細胞』本編第4巻の内容について その2

『はたらく細胞』本編の第4巻その2です。

<出血性ショック(後編)>
血球たちは傷口から外に飛ばされ、白血球は一般細胞から、酸素を運ぶ赤血球がいなくなったことを聞かされる。赤血球たちは、酸素を末端まで運ぼうと懸命になる。一般細胞たちは酸欠状態になり、肺の動きがいつもより激しかった。とにかく酸素を運ぼうとする赤血球の奮闘に、後輩は驚いてもいた。

傷口付近は特に危険な状態で、赤血球の少なさを見かねた血管の隊長は、血圧を上げてバックアップしようとするが、出血がひどくなって逆効果に終わる。体温低下が進む中、赤血球と後輩は何とかして酸素を運ぶが、後輩は最早手遅れだ、自分だけいいところを見せようとしていると彼女を批判する。それでも赤血球は諦めなかったが、血圧が低下して進めなくなった。最早これまでかと思ったところへ、自分たちとは違った制服の赤血球が現れ、
「でえじょぶか…?」
と東北訛りで声を掛ける。

そこにいたのは彼らだけではなく、他にも関西弁や九州弁を話す赤血球たちが大勢いた。彼らは協力して酸素を運び、元からいた赤血球たちを助ける。皆、輸血で送り込まれた他の身体の赤血球たちだったのである。幸い彼らの働きもあって、危険な状態は回避され、赤血球は久々に白血球に会う。そして後輩は彼女に、仕事は知識だけではなく経験と、熱いハートが必要だということがわかったと礼を述べる。しかしながら他から来た赤血球たちの多さに、彼女は早くも振り回されそうになっていた。

<パイエル板>
赤血球と、新入りの東北訛りの赤血球は、白血球に案内されて、小腸の栄養加工を見学していた。そういう白血球に対してキラーT細胞の班長は、お前は平和ボケだ、こうしている間にも細菌が攻めてくると詰め寄って来る。そして実際、彼らは細菌を目の当たりにする。それは栄養分の中で増殖し、有毒ガスを発するカンピロバクターで、腸管上皮細胞を人質に取る。

さらにカンピロバクターは、自分たちに取って住みよいコロニーを作らせろ、そしてお前たち白血球は一発芸をやれと命じる。カンピロバクターは最終的に殴り合えとまで白血球たちに要求し、彼らの体力を弱らせてから、組織の中に入り込もうとしていた。しかしそこで腸管上皮細胞は、この先に絨毛も粘膜も薄い場所があるから、そこへ行くように促す。それはパイエル板だった。栄養分の多いその場所に侵入した彼らを出迎えた男性は、「最後の晩餐」という言葉を口にする。

この男性はパイエル版の免疫細胞、M細胞だった。そこにはあらかじめ、キラーT細胞や白血球たちが隠れていた。白血球(1146)は、一発芸の時にM細胞のMを形作って腸管上皮細胞やキラーT細胞たちにサインを送っていたのである。キラーT班長はお前もちゃんとできる時があるんだなと言い、一方でホノボノするなとのダメ押しも忘れなかった。それを聞いた白血球は、赤血球たちのお茶を買いに行こうとしていたのを思い出す。赤血球たちは白血球の気持ちも知らず、腸内でカンピロバクターを見てみたいなどと話していた。


まず出血性ショックですが、恐らく赤血球の数が足りなくなり、輸血が行われるのだろうなと思っていたら、やはりその通りでした。赤血球の気持ちはわかるものの、あの低体温状態で、しかもあれだけ少人数で酸素を運ぶのはどう考えてもやはり無理です。寧ろ、他の身体からやって来た赤血球たちとの出会いの方が、この回のテーマだったのではないかと思います。

他の身体からやって来るというのは、『はたらく細胞BLACK』でも登場します。しかしこの場合は、白血球の巻き添えを食った形であり、彼らが「望まれて」やって来たわけではないため、最初は多少のイジメも受けます。おまけにこの体内は糖尿病を患っていて、こちらの赤血球(AA2153)はそれでも苦労することになりますが、こちらの本編は和気藹々としていますね。それにしても
「この体はもう終わりなんだよっ!!!」
BLACKでもこれに似たセリフが出て来ますが、受ける印象はかなり異なります。

あと隊長と呼ばれる、血管というか循環器系?の、意思決定機関のトップと思しき人物がいます。ショックですから血圧が下がっているのですが、赤血球の循環をよくすると言って血圧を上げてしまい、却って危なくなってしまっていますね。これはもう外部の治療に頼ることになるでしょう。

そしてパイエル板ですが、既に『はたらく細胞フレンド』のM細胞とパイエル板(バルパイエル)を見ているせいか、どうもあの印象がつきまといます。普段はバルですが、細菌がやってくるとシャッターが下り、ことあるごとに、アポトーシスしたい=死にたいと口にする、気弱で温厚そうな店主が細菌ハンターに変貌するというあれです。このカンピロバクターは食中毒を起こす細菌ですが、生の鶏肉から感染する確率が高いとされています。

そのパイエル板に如何にカンピロバクターを誘導するかですが、まずこの細菌の言う通りに、白血球たちは一発芸を行います。こうやって最終的には殴り合いをさせ、体力を奪ってから自分は逃げ込む、これが細菌の目論見だったのでしょうが、実は白血球は、Mの字を体で作って、それでキラーT細胞と腸管上皮細胞に、パイエル板に誘導するよう合図していたと言います。しかしこれ、どうも読んでいて無理があるような気もします。後の巻になりますが、第5巻のがん細胞の回でも似たものを感じました。

それからこれも第5巻絡みですが、カンピロバクターを見た白血球が
「腸内で暮らす菌のコロニーじゃない」
と口走っています。またキラーT班長も、「菌がウジャウジャしているこの腸内」と言っており、恐らくは腸内フローラのことかと思われますが、これは後の第5巻で登場します。それを考えると、あの乳酸菌関連回の後でこれをやってもよかったかとは思うのですが。

あと相変わらずというか、新入りの赤血球君も交えて、白血球が小腸を案内しています。しかし、これは元々白血球の仕事ではありませんよね。どう考えても、キラーT班長の「ホノボノするな」の方が、免疫細胞としては正論でしょう。本来はこういう場合、たとえば先輩の赤血球が、酸素を運ぶかたわら彼ら新入りを連れて来て、この辺りは出血しやすいから気を付けろとか、ここに毛細血管があるとか、この身体はこういう体質であるとか教えて行くものではないでしょうか。この本編では、赤血球同士の連帯があまり強くないと思われるのはこのためです。

擬人化するのは無論いいのですが、肝心の細胞の役割を考慮するというより、多少無理してでも感動ストーリーで終わらせようというのが、物語が進むにつれて目につくようになって行きます。それがちょっと残念です。

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[ 2021/07/22 01:15 ] 漫画・アニメ | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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