FC2ブログ

ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  大河ドラマ >  「『国盗り物語』に見る明智光秀」終了に当たって

「『国盗り物語』に見る明智光秀」終了に当たって

6月13日が目前です。この日は坂本まで落ち延びる途中、光秀が小栗栖で竹槍にかかって果てた、あるいは自害した日とされています(無論その当時ですから旧暦ですが)。

『国盗り物語』では、本能寺の変後の光秀は、人心を収攬しようとして金銀をばらまくも、自分は天下人の器量でないこと、恐らく人々の期待を背負っているのは秀吉であることを悟り、そのせいかどうか、秀吉との戦準備はどこか中途半端でした。あるいは、負けるべくして負けたとも言えます。本能寺という大花火を打ち上げた割には、その最期は実にあっけないものでした。

本能寺の変は本当は誰が起こしたのか、それには様々な説があります。無論この『国盗り物語』以外にも、光秀が信長のことを恨み、この行動を起こしたという設定の小説もあります。

しかし『国盗り物語』の場合、前編が斎藤道三、後編が織田信長がそれぞれ主人公という二部構成で、さらにそれに光秀が絡む仕組みになっています。これから、道三の後継者としての信長と光秀、その両名の関係や、考え方の違いなどがかなり鮮やかに描かれており、それぞれの考えの食い違い、そして決定打とも言える丹波の召し上げなどから、本能寺への導火線に火がついたと思われる描き方になっています。

無論信長に仕えるまでの光秀は、諸説があります。医者をしていたという説も今は有力ですが、この時はまず叔父道三の、京での妻であったお万阿のもとを訪ね、その後諸国を歩いた後越前にたどり着き、ここで下級武士相手の道場を開くことになります。

とはういうものの暮らしは苦しく、しかも妻のお槇と従兄弟の弥平次光春が、世話になっていた僧が亡くなったことから、越前にやって来ます。3人でどうにか糊口をしのぐ日々が続き、光秀は希望を失いかけますが、とあるきっかけから朝倉家への方向がかない、さらに将軍擁立に動くことになります。

この将軍擁立も、ふとしたことで知り合いになった細川藤孝と辛苦を分かち合う日日が続きます。ただし見方を変えれば、光秀が様々な形で夢を見ることができた日々でもありました。不安定である代わりに、選択肢も多かったのです。

無論足利義昭には苦労させられどおしでしたが、幕府再興となる夢も残されていました。中世的なものの好きな彼らしい理想でした。実際信長の力を借りて彼を将軍にし、光秀自身の地位も身分も安定したものの、今度はそれゆえに幕府と信長の板挟みになり、自分で擁立した将軍を自分で追放するに至ります。

信長の家臣となってからは、評価される代わりに、信長の考えとの対立に悩まされるようになります。かつての義昭に対する姿勢がそうであったように、今度も自分で主君を追い落とす、もっと言えば葬り去ることまでしてしまうことになります。

創作も多いのですが、この位の創作であれば、物語を面白く進めるためには必要であるでしょう。『麒麟がくる』を途中であまり楽しめなくなり、その代わりにと思って、牢人時代からをここでご紹介して来ましたが、私としても、『国盗り物語』を再読するいいきっかけとなりました。今後も何かの機会でこの原作、そして大河を引き合いに出す可能性はあるかと思います。

飲み物-緑とグラスビール
スポンサーサイト



[ 2021/06/12 23:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

TopNTagCloud