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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『はたらく細胞フレンド』第3巻その1

第3巻その1です。

<アフター7>
リンパ球の70パーセントが集まる腸は外敵も多く、免疫細胞に取って激戦区だった。すきなく睨みを利かせている班長だが、実は一人飯の店を探していたのだった。しかしいずれも閉店中だったりランチのみだったりで期待が外れる。そんな時、ぬいぐるみ用の布を買っていた樹状細胞と出会う。樹状細胞は「一人で入るのが苦手」ということで、一緒に「バル パイエル」に入るが、店主のM細胞がすさまじく暗い人物だった。

しかも店主は右手にケガをしており、どうやら自分にもその原因があると気付いた班長は、罪滅ぼしに手伝うと言うが、そもそもこの店は人気がないと店主は一旦断る。しかし何もかも自分で背負い込み、二言目にはアポトーシスしたい=死にたいと洩らす彼を、班長は手伝うことにした。そこへ記憶細胞もやって来て、班長は手早くお通しの筑前煮を作る。それを見た店主は、ムキムキなのに主婦力が高いとまたも落ち込む。

そこへ今度は腸炎ビブリオが現れた。ここで店主はM細胞の本性を現し、お客様は神様と主張する相手に、私はここの支配者だと言って相手を閉じ込め、他の免疫細胞たちもやって来て、B細胞の抗体で事態を収拾する。その後レビューサイトで高評価4がつき、お礼に朝食をご馳走させてくれという店主のM細胞だが、その店は定休日で、またも落ち込む破目になった。

<秋バテ>
ノロウイルスに対して出動命令が出た班長のチームだが、来るのが遅いと他の細胞から攻め立てられていた。ヘルパーT細胞は、樹状細胞の指示通りに動いていると言う。とどのつまり、樹状細胞に責任があるわけで、班長がクレームを付けに行ったところ、如何にも体調が悪そうであり、ぬい酸菌にも関心を示さない。

自分には経験がないためどうしようもないと思っている班長の前に、八割れの猫が現れる。班長は正体はわからないが、「免疫細胞みたいな野蛮な奴ら」には見つからない方がいいと考える。そこへ白血球が現れる。彼はとっさに服の中に猫を入れてその場を取り繕うが、何度も白血球は追いかけて来た。しかも「キラーTのゴリラが菌を持って逃げている」というお知らせが流れ、班長は腹膨るる思いだったが、部下たちは、まさか自分たちの班長がそのゴリラとは気づかずにいた。

結局パイエルに向かった彼だが、菌であるためM細胞が彼ごと閉じ込めて樹状細胞に連絡する。恥を忍んで情に訴える班長は、死ぬような思いだと言い、ならば一緒にアポトーシスしましょうと言うM細胞。しかしその猫は乳酸菌の一種であることがわかり、やって来た樹状細胞はその猫を使って活性化する。

<山>
ボーナスが出たため、服を買いに行った班長はB細胞に出会う。B細胞は参考書を買うと言いつつ、実際に勝ったのはデート関連の本だった。実はB細胞は制御性T細胞をデートに誘うつもりでいて、班長もこれまた恋バナと初めての抗原には戸惑うたちだった。しかしデートスポットとは、本来交際中の男女が行くものであり、これから告白しようとと思っているB細胞が探すのも妙なものだが、元々恋愛に縁のない彼らはそれに気づかず、2人で山へ行く。

しかし2時間歩いても目的地に着かず、どう考えても引き返した方がよさそうだった。悪いことにB細胞はムチンに足を囚われてしまう。そもそもその辺りは、防衛ラインの最前線のような場所だった。この山を下りたら制御性T細胞にプロポーズするとまで言うが、班長は常に周りを警戒しろと言う。しかしあちこちに仕掛けられた罠にBが次々に引っ掛かり、やっと見つけた小屋では、刃物を研いでいる男がいた。

その男めがけて班長は飛びかかるが、そこは白血球の野営場だった。一体何しに来たのかと訊かれ、B細胞がデートスポットを探しに来たと張り切って答えたため、あたりは異様な雰囲気に包まれる。さらにB細胞は、プロポーズしようと決めていたと言ったため、白血球たちからは2人の関係を勘違いされたようだった。なお罠の修理費は班長持ちだった。

<アンガーマネジメント>
班長は今日も、「ほう・れん・そう」が如何に大切かで部下を叱っていたが、反面すぐ叱ってしまう自分をどうにかしたかった。そんな時ある物に足を滑らせ、怒鳴りたくなるのを押さえてそれを屑籠に放り込む。しかしそれは凝固因子で、血小板が赤血球に手伝ってもらってそれを探していた。

班長は知らぬ顔で、1個くらいなくたっていいだろうと言うが、血小板は、信頼がこういうところから失われると正面切って言う。しかしごみ回収の車が来てしまい、班長はやむを得ず赤血球にだけこのことを話そうとして、血小板にどう言うべきかで心が苦しいなどと言うが、赤血球は彼と血小板の仲を勘違いし、平手打ちを食わせてしまう。

その間血小板は一人で待たされていた。恐らく班長が赤血球に告白しているのだろうと思っていたが、その時ウイルスが現れる。間一髪で班長はゴミ箱を投げつけ、血小板は難を逃れるが、その中から凝固因子が出て来る。ともかく無事に凝固因子は戻ったが、なぜゴミ箱にといぶかる2人に班長は謝る。その後彼は部下にも寛容になるが、かえって不気味に思われてしまう。


まず「アポトーシス」、細胞にあらかじめ備わっている自死のシステムのことです。ここの店主のM細胞は、二言目にはアポトーシスと言い出すため、バルの店内の雰囲気が恐ろしく暗く、口コミも当然評判がよくありません。しかも樹状細胞がオーダーしたソルティドッグも、塩が多くて盛り塩状態です。おまけに店主は不運に見舞われやすいのか、開店前に看板が落ちて来てケガをしており、班長は自分がウイルス感染細胞を投げ飛ばしたせいだと考え、手伝いを買って出ます。

するとそこに記憶細胞がやって来ますーが、例によってこの人の記憶はあやふやで、初めて来た店であるにも関わらず、若い頃から通っていたなどと言ったりします。ともあれ店を手伝うことになった班長は、記憶細胞にお通しの筑前煮を作ったりしますが、そうこうするうちに、『北斗の拳』に出て来るようなモヒカンのキャラがやって来ます。彼の正体は腸炎ビブリオで、ここで初めて免疫細胞としてのM細胞が本領を発揮し、この招かれざる客を撃退します。

その後記憶細胞がこの店に高評価をつけるのですが、お通しがなぜかナポリタンになっています。それはともかく、お礼に朝食をご馳走するという店主のM細胞は、その店が定休日であったことで、またも激しく落ち込みます。

落ち込むといえば、樹状細胞も体調が悪くすっかり落ち込んでいました。自分にはこういう経験がないためわからないと言う班長ですが、たまたま猫を見かけたところ、その猫が細菌扱いされ、しかもキラーT細胞の一人がそれを連れて逃げ回っているという情報が流れます。班長は白血球から執拗に追われ、何とか家に戻ったものの、その家の中で白血球が待ち伏せしている始末です。最終的に彼が頼ったのはパイエルですが、そこでもM細胞にシャッターを下ろされ、樹状細胞を呼ばれてしまいます。

しかし幸いなことに、この猫は乳酸菌の一種であり、これによって樹状細胞は元気になります。それにしてもここでもアポトーシスしましょうなどと言うM細胞、どれだけ死にたいのでしょうね。

後日班長はB細胞に会い、デートスポットを探す旅に出ます。とは言っても、B細胞は意中の制御性T細胞に告白しておらず、この場合全く関係のない班長と、このような行動に出るのも妙なものでした。しかも道に迷ったようで、引き返そうとしたB細胞はムチン(粘液)に足を囚われ、下山する途中、仕掛けてあった罠に次々と嵌ります。その時見た小屋に避難しようとしますが、そこには刃物を持った男がいます。

そこは白血球の野営場(そんなものがあるのですね)で、しかもB細胞がよせばいいのに、デートスポットを探している、プロポーズするなどと言ったため、2人は関係を疑われます。しかも班長は、スマホの件で以前白血球との間に妙な噂が立ち、今回はB細胞との間に同じような疑いをかけられたわけです。しかも罠の修理は班長持ちと、何とも割に合わないことだらけです。

あと、すぐ叱る癖を何とかしようと考える班長ですが、凝固因子に足を滑らせたためゴミ箱にそれを投げ入れます。すると血小板がそれを探しているのがわかり、その場を取り繕ろおうとしますが、血小板にこういうところから信頼が失われると言われ、困って同行していた赤血球に相談します。こうなる前に素直に謝ってしまえばいいのですが…それがなかなか難しいようです。

赤血球を待っている間、血小板の近くにウイルス感染細胞がいるのがわかり、班長はゴミ箱を投げつけて何とか急場をしのぎますが、その時捨てた凝固因子が出て来たことから、班長はすべてを認めざるを得なくなります。その後急に物わかりのよくなった班長ですが、かえって部下に気味悪がられることになります。

ところで先日イベント関連の投稿をしていますが、自分が子供の頃、あるいは若い頃にもこんな漫画やアニメがあったらと思う人も、少なからずいるのではと思います。私も子供向け雑誌などで、血液や細胞について知ったことはありますが、若年層向きでここまで、それも免疫細胞について詳しいのはこれが初めてです。

しかし免疫系の詳しい研究は、ここ何十年かで盛んになったとされています。T細胞とM細胞の関わりなども、70年代頃にわかったと言われており、樹状細胞の存在もやはり70年代に解明しています。この漫画及びアニメは、そういう研究成果を基にしており、やはり今のこの時代だからこそ、多くの情報が周知されたとも言えそうです。


飲み物ーアイスカフェオレ
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[ 2021/05/17 01:15 ] 漫画・アニメ | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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