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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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三谷大河の問題点その5

またも三谷大河についてです。

前回の「その4」で、

誰が権力者になるのか、いわばどういう形で決着をつけるのかがあった方が、ドラマとしてはわかりやすい
敗者の美学は、滅亡と再生とは異なる

といった点に触れています。

これは『鎌倉殿の13人』まであと1年を切り、どのような描き方をするのかと思うようになった挙句、とみにそう感じることが多くなったせいもあります。

無論、決着はつけない、敗者の美学(必ずしも再生を意味しない)を描くというのは、三谷幸喜氏の理想ではあるでしょう。ただどうも過去の2作品に於いて、大河そのものに自分の理想、描きたいことを織り込むと言うよりは、理想の方に大河を寄せているように見えます。

もちろんこれは三谷大河ではなく、その他の作品でも見られました。しかし三谷さんの作品というのは、とかく何らかの形で注目される傾向があり、そのため「理想」の部分が、殊更に悪目立ちしてしまうように感じられます。三谷大河が王道でないと思われる一因でしょう。

誰が権力者になるかというより、その時代の人々はその日その日を懸命に生きていた、これは事実でしょうが、大河という枠にはめる以上、やはり何らかの形で決着をつけなければならないし、でないとどうしても終わりの部分が、今一つ締まらなくなってしまいがちです。寧ろ、決着をきちんと描いてこそ敗者の美学は成り立つのではないかと思います。

特に来年は、
「平家を滅亡させ、時代が新しくなる」
大河である以上、今までのように劣勢に立たされる、あるいは散って行く存在を描くのとは違うわけで、その変化をどのように表現するのかと思います。あるいは源氏は単なる操り人形で、実は北条が時代を変えた的な描写になるのでしょうか。

それと先日の第二次キャスト発表関連ですが、後白河法皇役の西田敏行さん、この人は、『新・三銃士』のベルトラン(ダルタニアンの養父)を演じていました。「突くべし、突くべし、払うべし」を教え込んだ人ですね。

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[ 2021/04/19 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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