FC2ブログ

ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  大河ドラマ >  『国盗り物語』に見る明智光秀 52

『国盗り物語』に見る明智光秀 52

信長は光秀と藤孝に姻戚関係になれと命じた後、岐阜へ戻ります。この人物は容赦のない一面がある一方で、自分の家臣は自分を裏切らないと信じているところがあるようでした。そうでなければ、この幕臣系の2人をこういう形で結ばせることはまずありません。
その後光秀は、丹波の豪族たちの懐柔工作にいそしんでいましたが、その頃思わぬ情報が飛び込みます。信長が三河の長篠で、武田勝頼の大軍を破ったというのです。所謂長篠の合戦ですが、これを聞いた光秀は異常な衝撃を覚えます。今まで自分の方が信長より優れていると内心思い、それが信長から如何に屈辱を受けようとも、光秀が耐え抜いてきた大きな理由でもありました。


しかしこの勝利は、光秀のその自信を覆すものだったのです。この時の軍勢は

武田軍 1万2000

織田・徳川連合軍 3万8千

でした。数の上では武田軍が劣勢でしたが、武田の騎馬武者のポテンシャルは強く、1騎で他国の4騎ないしは5騎に匹敵すると言われており、3倍以上の軍勢であっても、武田相手には互角の戦いというのが当時の常識でした。しかし信長は、無論この武田軍を粉砕するための構想があったのです。


まず信長は、足軽すべてに材木を1本と縄を1把持たせ、現地に到着後それで柵を作らせたのです。また、織田家の射撃上手の兵3000人を選び、柵内に入れて、1000人ずつ三段に展開させて、騎馬武者相手に一斉射撃をやらせました。この鉄砲に関しては、光秀自身も研究、用法いずれにおいても第一人者であり、それゆえ信長に目を付けられたとも言えます。

しかしその光秀でさえも、三段入れ替わりにより一斉射撃により、相手に絶え間なく銃弾を浴びせかけるというのは、思いもよらぬ方法でした。もし秀吉がこれを聞けば、信長を畏敬しかつこの人物に学ぶという方法を採るでしょうが、光秀の場合はそれができず、自らの自身が砕け散ったように感じられました。


丹波の工作は進み、この国の半数ほどが織田方になびくのを待って光秀は兵を挙げます。藤孝と共に東丹波の亀山(注・亀山は現在の亀岡)城を包囲し、この城と落とした後攻略に乗り出します。この時藤孝は歌を詠んでいます。


亀の尾の翠も山の茂るかな


さらにこの後丹波の人々は、織田家の威光のみならず光秀の徳望、そして藤孝の家柄に大いに心を動かされ、そして光秀は信長がよくやるように、人材探しを始めます。その中には四王天(四方田)又兵衛もいました。この人物は弥平次光春、斎藤利三と共に明智の槍神と称されるようになります。


尚この利三は稲葉一鉄にかつて仕えており、しかも利三は一徹の娘婿でした。一鉄は今は織田家中の人物でしたが、利三はこの人を嫌っており、そのためやはり同じ美濃人である光秀に仕えていたのです。ちなみに織田家では頑固者のことを「一鉄」と呼び、これがその後一徹となったとも言われており、この人物の性格が窺い知れます。

一鉄は利三を戻してほしいと信長に何度も頼み、信長は一鉄を敬遠しつつも一方でその頑固さをおかしがり、光秀に利三を戻すように言います。しかし光秀はその場しのぎのことを言うのみで一向に戻そうとせず、一鉄は一鉄でくどいほどに利三を戻してほしいと言い、信長はこの件で光秀のこといを苦々しく思うようになります。


さらにその少し後、安土城建築の際に光秀が丹波の侍を抱えたことで、信長は彼らについて尋ね、こう言います。

「それほど面白い連中がそろった以上、内蔵助(利三)はもうよかろう。あいつを一鉄に返せ」

しかし光秀がここで言い訳を始めたため、信長は激怒し、光秀の髻を取って突き飛ばします。光秀が起き上がろうとしたところを、信長は抜き打ちにしようとし、光秀は他の者に介添えされて何とか逃げ出します。このような目に遭いながらも、光秀は利三を手放そうとはしませんでした。

「生死は、汝とともにある。殺されてもそこもとを放さぬ」

と光秀は利三に言い、利三もこの言葉通りの生涯を終えることになります。尚この利三の末娘は、徳川家光の乳母春日局となります。


光秀は丹波攻めにかかっていました。丹波の武士たちを手なずけていたその頃(天正3年=1575年5月の末)、思わぬ知らせが舞い込みます。信長が三河の長篠で、武田勝頼の軍を破ったというのです。この当時、武田の兵の強さは有名であり、3倍以上の軍を率いている織田・徳川連合軍にもひけを取らないはずでした。

しかし信長は、この時意表を突いた作戦に出ます。まず戦場に柵を作り、その柵から三段構えで鉄砲を射撃し、相手の騎馬武者に銃弾を雨あられと浴びせかけたのです。これは鉄砲術の第一人者であった光秀の自身を、大きく突き崩すものでした。(尚長篠の戦いの鉄砲には諸説ありますが、ここでは『国盗り物語』原作に準じています)


その後丹波は織田の手に落ち、光秀はこのような場合の信長同様に人材を探し始めます。この時抱えた丹波の武士、四王天又兵衛は後に弥平次光春、斎藤利三と共に明智の槍神と呼ばれるようになります。ところでこの斎藤利三は本来稲葉一哲の家来でありながら、一鉄を嫌って光秀に仕えます。

一鉄は「一徹」の語源になったと言われるほどの頑固者で、利三を返してほしいとくどくどと信長に頼み、信長も丹波の武士を抱えたのだから返してやれと言うものの、光秀は言い訳を繰り返し、ついにこの人物を斬ろうとさえします。また利三も、結局舅でもある一鉄の許には戻ろうとせず、光秀と運命を共にすることになります。

この利三の娘の一人が後の春日局です。


飲み物-チューリップグラスのビール


スポンサーサイト



[ 2021/04/07 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

TopNTagCloud