『青天を衝け』、血洗島の描写はかなり受け入れられるのですが、江戸の描写が今一つと言ったことは。これまでにも書いています。
そして前回、美賀君と篤姫の描写に関しては、いくらか違和感を覚えました。無論これも制作側の意図ではあるのでしょうが、美賀君がキレるところ、篤君(篤姫)があの場で薩摩弁丸出しで話すところ、しかも彼女の覚悟のほどを示すべき場であるのに、あっさりめなところがやや不満ではありました。あと演じている女優さんたちには失礼ですが、やはりどこか姫君といった印象が感じられないのです。こういうところもどうにかならなかったのかと思います。
血洗島が比較的よく描けているだけに、余計そういう部分が目立つように思われます。江戸パートで一番いいのは、平岡円四郎とやすのシーンでしょう。これは間違いなくいいです。それと致し方ないとは言え、水戸のご老公にやはり秀吉がダブってしまいます。キャラが似たような設定になってしまっているせいでしょう。どうも血洗島と江戸を分けて描くより、血洗島メインにして、部分的に江戸を入れるようにした方がよかったのではないかと思います。
それから第6回に関する投稿で、幕末大河の描写の違いについても書いています。それで思うのですが、『花燃ゆ』の桜田門外の変のシーン、あれは井伊直弼が松陰を問い詰めはしたものの、主人公にも長州にも直接関係はないこともあり、あの程度の描写でもおかしくはなかったかも知れません。ただ行列が門を出てから事件までの時間が如何にも短いし、椿が落ちるシーンはなくてもいいものでした。
ところで、この中で平岡円四郎を演じる堤真一さんと、『西郷どん』で主演した鈴木亮平さんがどちらも「一番搾り」のCMに出ていますね。同じメーカーのCMには、昨年の大河主演の長谷川博己さんも出演しています-やっと『麒麟』が来たのですね。
それと
田辺誠一さん(尾高惇忠)
美村里江さん(徳信院)
草彅剛さん(徳川慶喜)
この顔ぶれに何か既視感があると思ったら、『37歳で医者になった僕』でした。これには、来年の大河で平清盛を演じる松平健さんも出演しています。
来年の大河と言えば、北条義時ゆかりの地を巡る番組がNHKで放送されているようです。まだ今年のがあるのに、もう来年のPRでしょうか。というか、清盛ゆかりの地のシリーズはもう終わったのでしょうか。
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