少し前というか、2月の半ば頃の話ですが、今年のスーパーラグビーはJSPORTSではなく、WOWOWが中継することが発表されました。JSPORTSは、今回はトップリーグの中継とハイネケンカップ(欧州クラブ選手権)に重点を置いているためで、多分来年の新リーグ睨みもあるでしょうし、また松島幸太朗選手のいるフランスのクレルモンが、ハイネケンカップに出場している点をも考えてのことでしょう。
無論日本代表の姫野和樹選手も、現在スーパーラグビーでプレイしているわけで、姫野選手を見たい、あるいはスーパーラグビーそのものを観たいという人であれば、WOWOWに加入しているはずです。またyoutubeでハイライトシーンを観ることもできます。そもそもこのスーパーラグビー、日本(サンウルブズ)の参加も昨シーズンまででしたし、コロナ禍の影響もあって、南アとアルゼンチンもスーパーラグビーを離れたため、今年から規模が縮小され、NZと豪州、それぞれの国内での展開という、ちょっとマイナーな大会になっています。
しかもトップリーグとシーズン的にはダブっており、これを放送するよりは、ハイネケンカップの方が日程的にもいいとJSPORTSも踏んだのでしょう。但し御多分にもれず、こちらもコロナ禍で日程が多少変更され、4月の再開に向けて、3月9日に組み合わせの抽選が行われます。
私は、実は過去に一度だけWOWOWに加入したことがあります。その当時はラグビー中継はシックスネーションズのみで、もちろんこれを観るためでした。しかしその場合は、3つのチャンネルすべてに加入する必要があります。つまり、スポーツチャンネルだけの契約ができません。結局殆ど観なかった他のチャンネルも込みでの加入だったので、その時限りで止めてしまいました。
金額面ではJSPORTSの4チャンネルより400円ほど安いのですが、何せこちらはラグビーを観たいわけですから、少々割高でもいいので、単一チャンネルの加入も検討してほしいものではあります。尚これはその後何度かWOWOWにメールを送りましたが、未だに3チャンネル一括加入のままで、今後も変化はなさそうです。昔、海外の衛星放送はセット方式で安くても数千円と聞いたことがありますが、WOWOWもその方式と言えるでしょう。私の場合、JSPORTSはすべて加入してはいますが、基本的にスカパーなら単一チャンネル加入で数百円で観られることもあり、この「バラ売り」はかなり魅力的です。
一方でJSPORTSは、先日書いたように、DAZNがやらなくなったジロ・デ・イタリアの中継を復活させています。今後シックスネーションズも、WOWOWから取り戻すことも考えられます-尚シックスネーションズの放映権は最初がNHKBS、次いでJSOPORTSからWOWOWとなっています。今はまだ、無観客試合というイレギュラーな状態ではありますので、頃合いを見てということかも知れません。いっそラグビー専門チャンネルを創るという手もあります。それが難しいなら、ラグビーと一部サッカー、あるいはバスケなどで1つのチャンネルを作る方法もあるでしょう。
WOWOWと言えば、昔リーガ・エスパニョーラの放映権を取ったものの、その当時は映画がメインの1チャンネルしかなかったため、当然ながら十分な放送枠を取れず、試合数を減らしてファンを怒らせたなどという話を聞いたことがあります。どう考えても、スポーツ専門チャンネルなしにサッカー中継など無理なのですが、一体何を考えていたのでしょうか。今後も様々な形で、各局の間で放映権争奪戦が行われるのでしょうが、個人的にはやはりJSPORTSが一番気に入っています。
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