JSPORTSからメールが来ていたので見たところ、ジロ・デ・イタリア(ジロ・ディタリア)を再び放送するようになったとの由。この自転車レースは、一頃DAZNが配信していたのですが、結局撤退してしまったようです。
ちなみにDAZNのコンテンツは、日本ではサッカーが中心ですが、ラグビーも一部トップリーグと、イングランドのプレミアシップをやっています。シックスネーションズ(6か国対抗)が配信されるのであれば、加入を考えなくもないのですが…尚ヨーロッパの一部の国では、シックスネーションズがライブ中継されています。
スポーツのライブ配信というのは、観る側に取ってはエキサイティングではあります。しかしそのためには、完全中継できるだけの枠が必要になり、とどのつまり専門チャンネル、専門局化する必要が出て来ます。
かつては地上波でプロ野球中継が行われていた時代もありました。しかし野球は制限時間がなく、どう考えても放送枠の確保がしづらいと思われるスポーツです。野球ファンであればともかく、そうでない場合は、わざわざレギュラー番組を削ってまで放送するべきかという疑問も当然出て来ます。
局側としてもこれでは編成に影響するわけで、結局今は地上波での野球中継はかなり数を減らし、BSに移行するようになっています。スポーツを完全にライブで楽しむには、それなりの経費も必要であるということでしょう。
ここでまたNHKの話になりますが、2019年のワールドカップの中継のオフィシャルブロードキャスターはJSPORTSで、一部の試合が地上波で-NHKと日テレ-とで放送されることになりました。正に「ラグビー観るならJSPORTS」です。そしてスコットランド戦、日本の決勝トーナメント行きに歓喜の声を上げた人は、同時間帯の大河の視聴者数を遥かに上回りました。
NHKが自らを公共放送であると言いながらも、今一つその実感がわかないのはこういう点にも表れているかと思います。自国でのワールドカップの完全中継に、名乗りを上げないというのは如何なものでしょうか。仮に枠が取れないにしても、せめて日本の試合はすべて放送するべきでした。
それでもかつて間にCMを入れて、ラグビー中継をぶつぎり状態にしてしまったテレ朝よりはいいかとは思います。一体どのような事情であのようにしたのか、未だに謎ですし、またそれを許したラグビー協会の姿勢も大いに疑問でした。
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