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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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大河と忠臣蔵 14(峠の群像)まとめ

一言でいって、なかなか面白い大河でした。完全版があれば観てみたいのですが、生憎総集編しかないのが残念です。しかし総集編が3巻あること、そしてやはり、赤穂藩士たちが改易となった後の生き様と、仇討ちまでのいきさつが中心となっているため、筋立てがかなりはっきりしているのも、この大河に魅力を感じた一因と言えます。

この大河を「仇討ちの美学」に仕立てなかったことも、面白く感じられた一因でしょう。冒頭に高田馬場での仇討ちのシーンがありますが、それを見物に訪れる人々が映し出される一方で、飛脚の伝平が上方に走り、元武士で浄瑠璃作者の近松門左衛門に会うシーンが登場します。この辺りに当時の江戸と上方、それぞれの様子が垣間見えます。やはり元禄というのは上方の町人文化が花開いた時期であり、それが後年江戸に伝えられて江戸独自の文化が成熟して行くので、上方にかなり比重を置いているのも評価できます。

この上方目線が、作品全体を貫くある種のアンチヒロイズム、仇討ちだけに活路を見出さない姿勢につながっているとも言えそうです。そして大坂の塩問屋の娘の素良とその友人の美波、それぞれが赤穂藩士に思いを寄せることになります。それとは別に、片岡源五右衛門もゆうという旅籠の娘に慕われることになり、彼女たちが赤穂とかかわりを持ったことが、その後の人生に大きな影響を与えて行きます。

特に石野七郎次と素良、この2人はオリキャラですが、『元禄太平記』の兵庫とおときのように、赤穂浪士を支える男と密偵となる女の関係ではありません。あくまでも石野と素良は、塩という赤穂藩を支える産業に関わっている人物であり、浪士たちとは一線を画している存在となっているのが、やはりこの大河らしいと言えます。それにしても兵庫は最後で武士を捨てるわけですが、あの時既に町人になるという描写はできなかったのでしょうか。

『赤穂浪士』はどうであったかは知りませんが、恐らく赤穂浪士(義士)大河の中で、幕府関係者や吉良の登場も限定的であり、その意味で、最も浪士たち自身の思いを描いたであろう作品と言えます。また緒形拳さんの、悩みかつ決断する内蔵助も見ごたえがありました。この方は、最初の方の作品は知りませんが、『黄金の日日』でかなり恣意的な秀吉を演じて以来、大河では単なるヒーローではない人物を好演していると思います。

滝が水しぶきを上げるタイトルバックも、如何にも元禄時代ですという印象ではなく、藩士から浪士となった男たちの生き方を表現していると言えます。どちらかといえば、戦国や幕末のような印象を与えるOPとなっています。

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[ 2020/11/09 00:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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