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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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大河と忠臣蔵 9(峠の群像)

11月14日、内匠頭の月命日に内蔵助は内匠頭の墓詣りをします。浅野家再興と吉良への処罰を願う内蔵助ですが、これが浅野家再興だけであれば、幕府も逆らわず家中からも一目置かれたであろうと考えてつつ、しかし主君の無念の死を無駄にはできませんでした。内蔵助の脳裏に、若い頃内匠頭と海辺を共に走った記憶がよみがえります。

雨の中墓参りをする内蔵助に、傘をさしかける者がいました。不破数右衛門でした。不破も墓に手を合わせ、内蔵助の仲間に加えてほしいと頼み込みます。そして内蔵助は田村右京太夫の屋敷に行き、庭先に一礼します。田村は好きなだけ滞在せよと言い、また内匠頭の最期は立派であったと声をかけて去って行きます。その頃柳沢邸を吉良が訪れ、嫡子についてひとしきり話した後、本題である隠居の件を切り出します。家督を譲って隠居することを認めるのは、幕府に吉良を処分する気持ちがないことを意味していました。

この件で赤穂側は騒然とします。しかし内蔵助は3月まで待て、もし隠居した人物を処分した前例がないのなら、その例を作っていただこうと言うのみでした。この件は赤穂へも伝わりました。塩組の浪士たちは、いざという時、つまり仇討の時に備えて商人となっておく方がいい、処罰を受けずにすむと素良は提案しますが、商人になることへの不満の声も上がります。石野は命を粗末にするべきではないと思い、他の浪士たちの動きを案じます。

素良は、内蔵助の命は内蔵助のものと言いますが、石野はそれに疑問を抱きます。その時彼の手が素良の手に触れてしまいます。部屋を出て行く素良は、三月に番頭の世之助と祝言を上げる、もう待てないと語気を強めます。江戸では脱落者が出始めました。高田郡兵衛をはじめ何名かが脱落したため、特に郡兵衛には示しをつけさせるべく斬ろうということになり、安兵衛がその役目を買って出ます。しかしついに安兵衛は郡兵衛を斬ることはなく、ならば自決しようとする郡兵衛を諫めます。

元禄15(1702)年1月、赤穂では萱野三平の葬儀が行われていました。14日世を去った菅野は、表向きは病死でしたが、実際は両親と内蔵助への遺書をしたためた後割腹しています。これに関して未だ迷っている内蔵助を不破はなじりますが、内蔵助は自分が迷って何が悪いと言います。内蔵助は今なお、大勢で吉良の仇を討つことが正しいことなのか否かで悩んでいました。

そして元禄15年3月、素良はついに世之助と結納を交わします。近松は石野はこのことを知っているのかと美波に尋ね、美波は知っているはずだと答えます。近松は憮然たる表情を浮かべます。

内蔵助の子供たちのうち、元服した主税以外は理玖の実家に引き取られます。そして理玖は、武士としての正しい道を行きたいという主税に、武士も町人もない、生きてくれと訴えます。その夜、内蔵助と共に縁先にいた理玖は、夫や嫡男と別れた後は何を思い出すのだろうかと自分に問いかけます。そして別れの日、主税はいたたまれずにその場を去り、理玖も涙を流しながら前を向いて歩いて行きます。

片岡源五右衛門は宿で鉄砲の手入れをしていました。そこを訪れたゆうに、明日よそに移るからもう来なくていいと言いますが、ゆうは諦めきれません。結局ゆうは片岡の隠れ家にまで赴きます。源五衛門はそこから吉良が通るのを見計らって、鉄砲で狙うつもりでいました。しかしことは思い通りに運びません。

同じ頃、伏見で遊興にふける内蔵助を安兵衛が苦々しく見つめていました。江戸下向を何度も催促し、しびれを切らせて上方にやって来た安兵衛に取って、内蔵助は最早心変わりしたとしか思えなかったのですが、不破が、あれは隠れ目付を欺くためであると教えます。

町子はゆうに、片岡の代わりにいずれ誰かが吉良を狙ってくれると言います。片岡が町方に引き渡されでもしたら、今度ばかりはどうにもできないと町子。結局ゆうは捕り方を呼び、代わりに狙ってくれる者がいると言って片岡を捕縛させます。

再び伏見。堀部弥兵衛らは、浅野大学が広島にお預けとなり、再興の望みが絶たれたことを知ります。しかも内蔵助の遊興が、すべてをわかったうえでの行動であることを知った不破は、家へ戻る内蔵助の後を追い、共に死のうとします。しかし内蔵助は、この度の幕府の態度が、自分たち田舎侍を苦しめていると言い、吉良を討つと明言した後、不破に江戸へ下り、このことを仲間に伝えるように、片岡に勝手な行動をさせないようにと命じます。

このことで、塩組も解散の動きが出て来ます。しかし石野は製塩をあきらめず、再興の見込みがないからと言って諦めてはならぬ、これから見込みを探すのでござると同志を諭します。そして7月28日、今日円山に19人の同志を集めた内蔵助は、自分たちの願いが何一つ幕府に聞き入れられなかったことを不満に思い、ついに亡き殿の無念を晴らすのでござると口にします。人の命は尊い、血気にはやって無駄にしたくないと思っていたが、最早これまでである、皆の命大石に下されと言って、10月までには江戸へ向かう決意を明らかにします。無論抜け駆けは厳禁でした。
(第2巻後半終わり)

第2巻の後半部分です。迷いに迷った内蔵助が、やっと決意を固める円山会議までが描かれます。結局赤穂側の言い分は何一つとして聞き入れられず、さりとて人命を粗末にはできない、それを熟慮したうえでの決断でした。しかし内蔵助の苦悩はなかなか周囲が理解せず、ただ遊興しているだけである、あるいはなかなか江戸にやって来ないと言うことで、しびれを切らせる者もいたようです。堀部安兵衛もその一人で、気持ちはわからなくもないのですが、この場合もっと大局的に物事を見るべきでしょう。片岡源五右衛門も、はやり過ぎたきらいがあります。ともあれこういう事態を乗り越えたうえで、やっと浪士たちが一丸になろうとしています。

一方で石野七郎次。素良との結婚を考えつつも、塩組に残る道を選びました。この人物はまだ、再興を諦めていないようです。そして不破数右衛門。内蔵助に味方するのかと思ったら、いきなり斬ろうとしたりもしますが、内蔵助が、吉良を討つ意志を初めて明らかにしたのがこの人物でした。しかし内蔵助の妻理玖に取っては、嫡男主税が夫と共に行動すること、その行く先は恐らく吉良を討つことであろうことを考えると、商人になってでも生き残ってほしい気持ちは山々のようです。その一方で、塩組の何名かは、商人になることを潔しとしませんでした。

またこの内蔵助夫妻をはじめ、何組かの男女が出て来ます。内蔵助と理玖は前述のとおりですが、素良はとうとう石野を諦めて与之助と結婚、さらにゆうは、あれだけ思っていた片岡を裏切るような行動に出ます。無論そうしてでも、片岡に生きてほしいという気持ちがゆうにあったからなのですが。しかしこれを見る限り、糸を引いている一人が町子で、そのことを柳沢も、無論綱吉も全く知らないように見えます、

萱野三平。俳人としても有名な人物ですが、大石への忠誠と父との板挟みになり、自害しています。このことも内蔵助に大きな影を投げかけています。ちなみに菅野が自決したのも、内蔵助の墓参りと同じ14日、主君浅野内匠頭の月命日です。

それと今までの分を見る限り、元禄2年3月というのが、幕府の決定及び素良の結納と、内蔵助と石野の両名に取っていわば節目となっています。この2人の今後が、これに大きく左右されるということなのでしょう。

あと伏見のシーンが若干途切れがちになっているのが惜しいです。それでも赤穂に焦点を当てているため、物語自体の展開は比較的わかりやすくなっています。

飲み物-ウイスキーロック
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[ 2020/10/26 00:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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