NHKの受信料を義務化すべきか否か、総務省が検討を求めた問題で、放送局長の正籬聡氏は「視聴者との契約というやり取りの中で、NHKが自らの役割や受信料制度の意味を丁寧に説明し、関係を構築するプロセスが重要」と話したようです。しかし今のNHKは、「視聴者との契約というやり取りの中で、NHKが自らの役割や受信料制度の意味を丁寧に説明」しているのでしょうか。番組やNHKの取るべき姿勢に関してメールを送っても、いっかな返信が来ないのですが…。
一方で正籬氏は受信料値下げに否定的で、番組の質が落ちたらどうするのかと発言したという記事もあります。落ちたらも何も、もう既に一部の番組は質が落ちていると思われますし、お金をかければ質のいい番組ができるとは必ずしも言えないものです。この際スクランブルをかけて、番組単位に課金してほしいものです。受信料と言えば聞こえはいいのですが、結局視聴者の財布を当てにしていると思われても仕方ありません。
ところで『麒麟がくる』の光秀の衣装関連で、このようなコラムがあります。
(NHK ONLINE)
黒澤さんは直垂にこだわっているようですが、この時代は既に肩衣ではないかと思います。それとも、織田家の家臣になった時点で肩衣にチェンジなのでしょうか。「落ち着いた色味にしながら、幾何学模様を使用することでドラマ全体の華やかさは残しました」とありますが、恐らく衣装の色使いに関しては、クレームが来ているのではないかと思います。
ところでこの大河、来年の2月7日が最終回だそうです。つまり『青天を衝け』は2月14日、バレンタインデーから始まるわけで、珍しいといえば珍しい放送日程です。似たような例としては、『炎立つ』が年を跨いだため、3月末で終わったことがあります。しかし何も年を跨がなくても、45分枠を1時間にして放送すれば、年内ぎりぎりで納められるのではないでしょうか。何だか中途半端です。『青天を衝け』もオリンピックを想定して、多少放送回数を減らすことになるでしょうし、そうなれば全放送回は40回程度と言ったところでしょうか。
あとこの『麒麟がくる』、前回の視聴率が12.5パーセントだったとのことで、これは幕末大河並みです。総合視聴率も『西郷どん』と同じか、寧ろそれよりも低いほどです。やはり視聴者離れになっているのかも知れません。改めて、NHKもスクランブルを考えるべきだろうなと思ってしまいます。
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