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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『新・平家物語』総集編を観て 4

『新・平家物語』総集編第2巻後半についてです。尚先日投稿分で、ややおかしな部分、意味が通じにくいと思われる個所があったので修正しています。

京へ戻った清盛は病に倒れます。病名は虐、今でいうマラリアでした。平盛国邸で数日間危険な状態が続いた後小康状態となり、一門の者を集めた清盛は皆の結束を促します。その後時忠には残るように言い、自分がいなくなった後は平穏に戦を避け、幼帝をお守りし、頼朝と、後白河法皇には注意せよと伝えたうえで、こう言います。

「竜の爪を研がしむるなかれ、構えて、爪は切れ」

時忠も竜、つまり法皇を阻止するだけの力が自分にあるか定かではないものの、この義兄の遺言を胸に刻み込みます。

清盛は時子に水を持ってこさせ、麻鳥を呼ばせます。入室して来た麻鳥に清盛は、御所の水守をしていたそなたが立派な医師になったと言い、自分の最期を見守ってくれと言います。やがて麻鳥は退出し、時子が水を持って現れます。清盛は時子に、吉野の花見に行く約束をしながら行けなかったことを後悔しつつも、次の春には行きたいと言い、時子はそれまでには病も癒えると夫を励まします。

しかし次の瞬間、清盛は時子に意外なことを言います。自分を支えてくれと言うのでした。そして清盛は父忠盛の声がすると漏らし、続いて暗いと口にした後、生きねばならんと呻くように言いながら縁先まで進み出、何かを抱くようにしたままくずおれて息絶えます。臨終の宣告をしたのは麻鳥でした。この後平家一門は安徳天皇を奉じ、都を落ちて行きます。そして頼朝の従兄弟義仲が巴と共に京に入ります。

義仲と行家は後白河法皇に目通りしますが、法皇は、義仲と行家とが互いに権力を争っていると2人のしぐさから見て取り、いずれも一長一短であるとして、まず頼朝に義仲を抑えさせます。義仲は上洛から半年も経っていませんでした。そしてその義仲は、ある寒い夜、木曾は雪が降っているであろうと言い、思い出話をしながら、征夷大将軍の夢も絶たれたと気を落とします。巴はそんな夫に、鎌倉勢上洛で臆病風に吹かれたかとずばりと言いますが、義仲は、法皇さえ奉じればこちらのものと強気です。しかし巴もまたいつか木曽谷へ帰りたいと言い、義仲もそれにうなずきます。

義仲はその後、上洛して来た鎌倉軍に討たれますが、それは平家と源氏の新たな戦いを意味していました。平家は追う源氏軍を相手に戦いつつ西へ向かいます。清盛の弟忠度も戦死し、須磨では、敦盛が熊谷次郎直実に首を取られて果てます。直実は自分の息子と敦盛が同い年と知り、逃がそうとするも、味方の軍が押し寄せて来たため叶いませんでした。さらに屋島、壇ノ浦へと戦いが続きます。

そして頼盛は、頼朝と密かに接していました、頼朝が、今までの戦は三種の神器を取り戻すための法皇の思し召しではあるが、そのためでなければもう血を流したくないと話すのを聞き、本心であるかと尋ねます。頼朝は嘘はつかぬと明言します。しかし頼朝はその一方で、紅梅にかつて平家に囚われていたことを思い出しつつ、妻の政子には、何としてでも神器は取り返す、平家を生かせば後に悔いが残ると本心を打ち明けます。実際にことは彼の思惑通りに運び、屋島そして壇ノ浦の戦いとなります。

寿永4(1185)年3月、壇ノ浦で両軍は相まみえます。午後に入って潮目が変わったため平家に不利になり、やがて敗北を喫するに至ります。安徳天皇の御座船では、出家して二位尼となった時子が、幼い天皇を抱き、西の都へ案内いたしますと言って入水します。

源氏方に助けられた建礼門院徳子は仏門に入ります。それからしばらく経って、彼女の庵を後白河法皇が訪ねて来ます。徳子は自らの胸中を語り、法皇は迷いとむなしさを口にします。源氏を持って平家を抑えようとし、今度は源児を持って源氏を抑えようとしたがうまく行かず、ひとびとの恨みを背負って行くことになると口にした法皇は、庵を去り際に、徳子に清盛の香木を渡し、徳子はその香に亡き父を思うのでした。(第2巻後半終わり)

清盛の死と平家の没落、滅亡が描かれます。清盛にしてみれば、息子や孫、甥たちに今後を託すつもりではあったにせよ、やはり不安を抱えてはいたようです。しかし清盛の最期にかなり比重が置かれているため、後の戦の部分が多少端折られた感があります。合戦シーンはセット撮影にしてはよく撮れているとは思いますし、NHKが、放送開始10周年のこの大河にかけた意気込みはわかりますが、実質清盛の死を持って大部分が終わった感があります。戦関連シーンで物足りなかったのが
  • 義仲の京での狼藉が描かれない
  • 一の谷の戦いもかなり端折られている感がある
  • 壇ノ浦の合戦の様子をもう少し入れてほしい
  • 壇ノ浦後の頼朝と義経の確執、奥州藤原氏関連の描写がなく、義経の死が法皇のセリフによって語られる「ナレ死」ならぬ「セリフ死」となっている
  • 落ち延びて行く平家(特に女性たち)それぞれが苦悩するシーンがない
こういうところでしょうか。奥州藤原氏関連、特に衣川の戦いなどは、既に義経が戦死した後の京の様子が出てくるのであれば、さわりだけでも入れてほしかったなとは思います。

それから麻鳥の出番が意外に少ないです。原作では、この人はあたかも狂言回しのような役割で、移り行く世の中を目の当たりにし、物語の最終場面も彼と妻の蓬子が出て来ます。時間的に限られてもいて、清盛を中心にせざるを得ないため、仕方ないと言えば仕方なくはあるのですが。

頼朝の腹芸がここでも出て来ます。密かに接触していた頼盛には、当然のことながら平家を滅ぼすはずはないと言い、一方で妻政子には、平家は滅ぼすぞとあたかも『真田丸』の昌幸を思わせる物言いです。頼朝自身が平家が後の世に残した禍根であるため、生かしておくことの恐ろしさは身を持って知っており、だからこそ義仲の子義高にも、義経と静の子にも手を下したのですが、ただこの大河では義高は登場しません。

木曾義仲、京で冷遇されていることに気づいたのでしょう。随分と里心がついてしまったものです。やはりこの人物は頼朝の手駒ではあったものの、征夷大将軍に就くような人物ではなかったと思われます。それから敦盛が熊谷直実に討ち取られるシーンで笛が登場します。所謂「青葉の笛」でしょう。この熊谷直実、今はJR熊谷駅前に像がありますが、どうも熊谷といえばラグビーを思い出してしまいます。

それから清盛が病に倒れた平盛国の館ですが、この盛国は平家貞亡き後平家の家令としての役目を果たしています。『平清盛』の鱸丸ですね。

飲み物-注がれるビール
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[ 2020/10/20 21:03 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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