『半沢直樹』第6回のざっとしたあらすじと感想です。
債権放棄を巡って半沢とタスクフォースは真っ向から対立します。半沢はタスクフォースの法的根拠を示せと言い、債権放棄を申し入れるのなら銀行に頭を下げろと迫りますが、その一方で、半沢たちの再建案によるリストラ案に一部社員が反発しており、帝国航空の山久は頭を抱えます。しかも国土交通大臣の白井自ら東京中央銀行に乗り込み、半沢は例によって歯に衣着せぬ物言いをするものの、常務の紀本がその場を取り繕います。半沢は再就職先を探すため乗り込んだ開発投資銀行で、再就職先の有力候補であるLCCのスカイホープ航空の、東京セントラル証券の担当者に会いますが、それはかつての部下だった森山でした。
スカイホープ航空は業務拡大のためここから大型融資を受けており、半沢はここに帝国航空の社員を贈り込むことにします。そして金融庁による、帝国航空の与信判断が行われるものの、この裏には与党進政党の幹事長箕部が絡んでいました。やがて金融庁の与信判断チームが訪れるものの、先頭にいたのは、噂されていた落合ではなくあの黒崎でした。黒崎たちは金融庁提出案と発表された帝国航空再建案の数字が矛盾することを指摘し、最終的に帝国航空の山久のミスであったことがわかります。この場を取り仕切った、かつての帝国航空担当の曾根崎は一躍注目され、大和田や曾根崎による半沢外しが開始されるようになり、半沢と曾根崎は今後の帝国航空担当を巡って、中野渡頭取に呼び出されます。
曾根崎は半沢の度重なる来訪が山久にプレッシャーを掛けていると主張するものの、半沢は、山久のミスは事実無根であると言い、さらに山久と曾根崎の音声ファイルを証拠として持ち出します。山久は帝国航空側のミスにすれば、スカイホープが引取る506名を、帝国航空で働かせるという交換条件を持ち出したのでした。
半沢は言います。
「お前は東京中央銀行の、いや、日本中の全バンカーの恥さらしだ」
さらに曾根崎は過去に、恐らくは何者かによって命じられた不正があることがわかります。これが発覚すれば、かなり厳しい状態になるのは免れませんでした。しかもスカイホープの新規路線が急に取り消しになったが、これは半沢つぶしを狙う白井が関わっていました。東京中央銀行は業務改善命令という屈辱的な立場に立たされますが、半沢がこのまま黙っているわけはないでしょう。
銀行に戻ったら戻ったで、窮地に立たされる半沢ですが、それでも帝国航空の社員の転職先探しをこつこつやっていました。しかしそこへ、またも金融庁が与信判断で乗り込んで来ます。しかもその責任者は落合という人物ではなく、よりにもよってあの黒崎でした。しかもこの場でとんでもない矛盾が発覚し、その場を切り抜けた前帝国航空担当の曾根崎は大手柄だったものの、しかし不正があったことにより、半沢の怒りが爆発します。しかし今回も、音声ファイルが決め手になりましたか。あと花は半沢の敵とも知らず、東京中央銀行に国土交通大臣白井が来たのを激励と思っているようですが、半沢は脅かしであると答えます。
ところで帝国航空の社員の転職先として、
トキワ自動車
日本モータース
帝国重工
が登場します。『ノーサイド・ゲーム』のトキワ自動車、懐かしいです。
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