まず今後の『麒麟がくる』についてですが、放送再開後は恐らく観なくなると思います。実際今までも、録画を観返そうと思ってもなかなかその気になれなかったりで、正直な話、ここまで無理する必要があるだろうかと迷ってはいました。それと休止期間中に、過去の戦国大河の名場面集を観て、実際こちらの方が面白いから、いっそこれで行けばいいのにと思いもしました。無論これは私個人の事情であり、楽しんで観ている方ももちろんいるでしょう。
今後も録画は一応続けます。そして最終回放送の後、『青天を衝け』の放送開始までに観てみようかと考えていますし、その時に感想らしきものも書くかも知れません。しかし来年のキャストが発表されたせいか、また今年のをリアルタイムで観ないと決めたせいか、元々はさほど気にも留めなかった来年にいくらか期待するようになりました。もちろん再来年の鎌倉殿への期待は言わずもがなです。これは所謂「待つ間が花」といわれるものかも知れません。まだ本番が始まっていないがゆえに、あれこれ期待し、想像に胸躍らせて楽しみにしているけど、いざ始まったらそうでもないという喩えですね。そのようにならないことを祈ります。
実際今年のも期待はしていたのですが、結局こうなってしまいました。尚、戦国関係の事物や人物、あるいは他の戦国大河に関しては、今後も折に触れて書いて行く予定です。それと来年に関して言えば、主人公が若い時期がメインということは、やはり大河としての醍醐味を欠くように感じられます。さらにキャスト関連投稿で書いたように、豪華キャストとはちょっと言えず、若い座長をサポートする重鎮をもっと出すべきかとも思います。
それとまた現代ドラマですが、前に「僕シリーズ」、さらに「俺たちシリーズ」について書いています。これらはいずれも3部作のシリーズ物ですが、それ以外にも70年代半ばに、「ひまわりシリーズ」なる物があったようです。この3作はいずれも池内淳子さん主演で、血のつながらない親子の関係や人間模様を描くという、いくらか重めと思われる内容です。またタイトルにひまわりとありますが、弁護士関係ではなさそうです。
この3部作は日テレ系列の月曜9時枠で放送され、「月曜スター劇場」と呼ばれていたようです。特に初めの頃の作品に、この「ひまわり3部作」を始め、「つくし誰の子」、「たんぽぽ」、「おしろい花」そして「あすなろの詩」といった具合に、植物絡みのタイトルが多いのが特徴的です。女性主人公が多いのと何か関係があるのでしょうか。そう言えば「あすなろの詩」ならぬ、「あすなろの唄」というのが『相棒』のエピのサブタイにもありました。
それぞれの作品はほぼ2クールで、脚本は橋田壽賀子氏、ジェームス三木氏など、後に大河を手がけることになった人々も名を連ねています。ちなみに、この3部作の一番最初の作品である、『ひまわりの詩』のOPテーマは、さだまさしさんの「グレープ」のヒット曲『無縁坂』です。『精霊流し』に続いてのヒットとなった曲と言われていますが、このいきさつに関しては、以前『精霊流し〜あなたを忘れない〜』で見た覚えがあります。
(2020年7月22日一部修正)
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