先日『国盗り物語』で道三を演じた平幹二朗さんと、燃える稲葉山城の画像をアップしています。今回は『国盗り物語』、『麒麟がくる』それぞれの信長の聖徳寺会見のビフォーアフターです。まず高橋英樹さんの信長です。
そして染谷将太さんです。会見前の帷子姿のシーン、この大河らしく色遣いがかなり派手ですね。
個人的には、高橋さんの方がビフォーアフターの差が大きいように思えます。恐らくは衣服の色が異なるせいもあるでしょう。(いずれもDVDシリーズ及び録画より)
この時の道三は、婿殿があの格好だからと普段着で現れて気まずい思いをし、ほぼ無言のまま会見が終わっています。
ところでこれも先日書いたことですが、ニッコームックのガイドブック、実はこれは『真田丸』から購入し始めて、『麒麟がくる』で4冊目になります(『いだてん』は未発売)。それぞれの主演や脚本担当などのコメントを見ていたら、やはり実に様々であり、その内どのように違うかを投稿したいなと考えています。ただあくまでも「その内」であり、いつとは具体的には言えません。
ただ他の大河に比べると、『麒麟がくる』は光秀という「主君殺し」の汚名を着せられた人物を、ネガティブでなく描こうとしているせいか、やや肩に力が入っている印象もあり、それが先日書いたような一種の違和感にも通じているのかもしれません。またこの分に関しては、大河は本来は逆算するべきと書いている部分で、一部手直しをしていますので、その点をお断りしておきます。
それから第15回と第16回のあらすじと感想で、沢尻さんがこの帰蝶を演じたら、もっと様になっただろうといったことも書いています。これで思うのですが、『いだてん』の出演者で、違法薬物で逮捕された人がいた以上、こういう点に関しては、本当はもっと気を付けるべきでした。2年連続して出演者が逮捕されたというのは、あまりいい印象を与えません。今後の大河はどうすべきか、考えてしかるべきことは色々ありますが、この点に関しても無論検討されることになるでしょう。
それとあまり数字がどうこうと言うのも何ですが、5月3日放送のリアルタイム視聴率が16.2パーセントでした。戦国大河でしかも戦が近いというストーリー展開、視聴者の在宅率の高さに加え、この日は『ポツンと一軒家』がなかったこと、さらに、視聴者を取られるスポーツ中継も現状では行われていないことなどを考えると、そこまで高い数字ではないようです。同じ時期の『真田丸』の方が高いです。無論大河自体、以前ほどリアルタイム視聴率を取れなくなっているのは事実ですが。
その一方で、『JINー仁ー』の再放送が、昼間であったにも関わらずそこそこの数字を取っています。
再放送の「JIN」 全6回がすべて2桁で終了 土日午後でも高視聴率
(ライブドアニュース)
4月26日分はほぼ12パーセントという、この時間帯で再放送の割には高い数字でした。元々が比較的話題を呼んだ作品であったのに加え、比較的タイムリーな企画であったからとも言えるでしょう。
一方この状況を受けて大河、朝ドラとも放送中断となることは前にお知らせしていますが、大河に関しては放送回数を減らし、年内終了の可能性が高くなっているようです。
「麒麟がくる」放送回数減らし年内終了へ 撮影休止中、21話でストック切れ
(gooニュース)
撮影のめどが立たないので、どのくらい中断されるのかはわかりませんが、オリンピック中継に備えて5回の放送休止枠を取っていたので、まずそれを使うことになるでしょう。中断期間は何を放送するのか決まっていませんが、『国盗り物語』の総集編前後編と、浅井長政役で出演した杉良太郎さんが寄贈した分が何話かありますので、それを放送してもいいのではないかと思います。ただこうなると、放送回数が40回に満たない可能性もあり、かなり異例の大河となります。
今年中に終わらせるのであれば、やはり来年は『青天を衝け』となるのでしょうか。しかしこちらもまだ、いつクランクインできるか不明ですし、撮影そのものが相当押すのではないかと思われます。
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