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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『麒麟がくる』雑考13

先日の投稿で、『国盗り物語』で道三を演じた平幹二朗さんについて書いています。実際この時は、稲葉山城下に火をつけて去るまでが描かれており、それが道三という人物の迫力、そして執念を感じさせます。

平幹二朗さん演じる斎藤道三と、炎を上げる稲葉山城下(『国盗り物語』DVDシリーズより)

国盗り物語道三

国盗り物語井ノ口炎上

この時の、自ら作り上げた町が灰燼に帰すのを目の当たりにしながら。
「わしの一代が、燃えるわ。見ろ、小気味よう燃える。(中略)
これほど見事な合戦の祝い火があろうか。燃えろ燃えろ、天を焼け!」
と口にするのは、如何にもこの道三らしいと言えます。

一方で、『麒麟がくる』の光秀は尾張に行かされたり、果ては道三のいる大桑城に出向いたりしていますが、いずれも家臣か間者の仕事ではあるでしょう。この様子だと、あるいは桶狭間の戦いを光秀が見ているとか、足利義輝の暗殺現場に駆け付けたりすることも考えられそうです。また光秀のみならず、帰蝶も桶狭間に馳せ参じるのではないかとさえ思われて来ます。
ところで桶狭間といえば今川、その今川の重臣である雪斎が急死します。所謂「ナレ死」で、このことを見ても、この大河はさほどに今川を重視していないようにも取れます。しかもこれも先日書いたように、人質である松平元信が美濃の内情をばらしたりするのも妙です。義龍(高政)はこの今川と手を組もうとしていたわけですから、このことがばれたら当然ただでは済まされないでしょう。
また東庵は雪斎に接近していたわけですから、これに関与していたと考えても不思議ではありません。その場合織田からの密命があり、今川と義龍の関係に楔を打ち込むように命じられていたとも考えられます。しかし元信が家臣の話を聞いていたとか、信長が帰蝶と光秀の話を聞いていたとか、まあ大河にありがちなことではあります。

ところでこの大河ですが、ニッコームックのガイドブックで長谷川博己さんがこう語っています。
「本能寺の変から逆算しないことで、まっすぐな光秀に同化できました」
さらに
「本能寺の変を起こしたダークな光秀ではなく、ひとりの人間としての光秀を魅力的に描きます」
とも言っています。
無論長谷川さんとしてとしては、演じるうえでそうありたい、ダークな人物ではなくもっと真っ正直な人物を演じたいという意味の言葉なのでしょう。それは理解できます。ただここで疑問なのは、なぜ俳優さんでなく、スタッフがこの点をきちんと説明しないかという点です。
そもそも本能寺の変から逆算しない、ダークな光秀でないというのは制作サイドの考えでしょう。そして長谷川さんはそれをカメラの前で演じる存在です。同じガイドブックの中で、大原チーフディレクターが、長谷川さんがなぜ信長を本能寺で討つのか、それにつながる表現を随所でしていると言ってはいます。この随所というのはドラマの中の随所という意味でしょうか。しかしやはり制作スタッフは、自分たちがなぜそのように考えたかを、俳優さんを通してではなく、自分たちの口から語るべきでしょう。

これから先は、いずれも制作スタッフの考えということで話を進めますが、光秀は必ずしも「本能寺の変を起こしたダークな」存在だけではなく、過去の大河の中には「一人の人間」として描かれている作品も少なくありません。度々引き合いに出している、『国盗り物語』の光秀も後者の方に分類されるでしょう。だからこそこの作品と比較したくもなるのです。
また「本能寺の変から逆算しないから、まっすぐな光秀に同化できた」と言う部分ですが、本能寺の変は諸説あるにせよ、光秀が悪人であったからと言うよりも、信長との確執や人間関係中で引き起こされたものであり、仮に本能寺から逆算したところで、光秀が昔からダークな人物であったとも言えないわけです。
逆算といえば、よく逆算と積み上げなどと言われたりもするものですが、ゴールを決めてその過程をどのように決めるか、それとも今できる範囲内でやるかで、当然ながらゴールを決めた方が効率よくできるのは事実です。
大河も1年単位の作品であるため、ゴールを決めたうえでそれぞれのエピソードの配分が行われているはずですし、逆に光秀の生涯というのは、やはりクライマックスである本能寺を中心に、やはり逆算して描かれるものだろうとは思います。問題は逆算云々ではなく、その本能寺に至るまでの年月の中で、本来は謹厳実直であったであろう光秀が、なぜ主君信長を討つにまで至ったのかであり、それは本来お芝居に集中しなければならない俳優さんではなく、制作側から語られるべきです。

ところで先日、フジ系列で明智光秀関係の番組をやっていましたが、正直言ってもう少し歴史に詳しい人に出演してほしいなと思いました。これが『ブラタモリ』だったら、楽しめたのになと思います。そういえば昨年今年は、『ブラタモリ』は大河関連の場所に出向いてはいませんね。特に今はロケができないという事情はありますが。
ちなみに私は、NHKは受信料でなく課金制度にすべきと考えていますが、今年の場合、この『ブラタモリ』と『カネオくん』であれば課金したいと思います。『チコちゃん』より『カネオくん』の方が好きなので。

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[ 2020/05/08 01:30 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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