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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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大河ドラマ雑考-35

先日の木下藤吉郎の年齢ですが、この時点では20代ではなくまだ10代ですね。訂正しています。しかしそれで思うのですが、藤吉郎のみならず足利義輝、実はこの人物も、この頃はまだ10代半ばの若さです。数えの11歳で将軍職を引き継いだこともありますが、それでもまだ満14歳で、今でいえば中学2年か3年の少年と言うべきでしょう。

ところで『おんな城主 直虎』の描き方が、ファンタジーのようでありながら、戦国的な生々しさを入れたため、本来のストーリーと噛み合わなくなったように見えると書いています。「虎松の首」などもそうでしたが、切羽詰まった状況と思われるのにどこか緊迫感が感じられないし、家康が三方ヶ原の戦いの後のシーン、放屁するシーンも妙にお笑い的で、先人への敬意が感じられませんでした。
ファンタジー的と呼ばれないように、敢えてこうしたとも考えられますが、脚本の森下佳子氏は
「戦国時代が舞台だからこそ、敵との人間関係や駆け引きなどを主軸に描きながら、そこから派生する男女の色恋話や同志の絆などを型破りに描いていきたいと考えています」
と語っており、また制作統括の岡本幸江CPは
「直虎はスカーレット・オハラ」
「井伊直親は王子さま的存在」
なとと話しているのを見ると、やはりこれはファンタジーなのだなと考えてしまいますし、それこそ『風林火山』であれば様になったであろう戦国的要素を、この大河に無理に入れる必要があったのかとも思います。そもそも本当に戦国を描くのであれば、直親を「王子さま」呼ばわりはしないでしょうね。
ただ森下氏は、
「大好きな人物も裏切らなければならず、その人が命を落としてしまうこともあった。そこまでしなければ生き残れなかった」
といったことも話しており、戦国時代とは何であったのかは、失礼ながら今年のスタッフよりも理解していると思われます。
(引用部分は、ニッコームック2017年NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」完全読本より)

そして『麒麟がくる』も、戦国的要素を一応入れてはいますが、どうもこちらも演出が奇を衒っているし、『いだてん』とどこか似ているという点にも触れました。実は『いだてん』、自分で観た分はすべて録画していたので、改めて観直してみて思ったのですが、やはり演出が大袈裟なところは共通しているように思えます。『江~姫たちの戦国~』のみならず、『いだてん』とも比較するのは何ですが、たとえば『いだてん』の第1回で、園遊会に天狗倶楽部の面々がスローモーションでなだれ込んで来て、その場がパニックになるシーンと、『麒麟がくる』の第6回で、連歌の会に刺客がやって来て、その時の殺陣、特に鉄砲を背負ったままの光秀が、刀を振り上げるシーンとがどちらもスローモーションというのは、共通した物を感じます。要はその部分を目立たせたいということなのでしょうが、どこかわざとらしい印象をもまた受けてしまいます。

無論大河でのスローモーション、早送りがすべて悪いとは言いません。ただここでわざわざ使うべきなのかと、疑問に思うこともやはりあります。あと『いだてん』は時代が飛ぶとか、四三が出て来たかと思えば志ん生が出て来てわかりづらいとも言われていました。『麒麟がくる』の場合は、たとえば足利義輝にしても松永久秀にしても、それぞれの立ち位置で描けばいいのに、主人公が絡む部分を中心に出て来るため、その辺も物足りないです。松永久秀なんか、何を企んでいるのかをもっと描いてほしいものです。さらに光秀といい帰蝶といい、現時点であまり背景になる事実がないこともあり(帰蝶=濃姫、鷺山殿は結婚後あまり裏付けとなる史実なし)、やけに創作の中に組み込まれてしまっています。
それとこの大河のスタッフの言葉にも、かなり突っ込みたくなる部分が多いのですが、それはまた前回と次回の分をアップした時にしましょう。あと前出殺陣のシーンの紅葉、前にも書いていますが、一見して作り物だなとわかる葉が、散るのではなく「置いて」あり、当然ながら紅葉が自然に枯れて行くことがなく、いつまでも赤々としています。場合によっては、出演者の演技の邪魔にならないかと思うほどです。『軍師官兵衛』の頃からこうですが、こういう点も改善するべきでしょう。

また大河というのは、とかく視聴率を云々されるものです。これは制作費がかかり、NHKの看板番組になっている以上、やむを得ないことでもあります。無論、総合視聴率も公表した方がいいというのは以前から思っています。視聴率は古いという意見もありますが、やはり客観的にその番組の視聴スタイルを分析するのには欠かせないでしょう。ビデオリサーチは、今ではタイムシフト視聴率、総合視聴率に加えて、個人視聴率も公開するようになっています。また視聴率が古いというのなら、民放では1クールが当たり前のこの時代に、1年物の時代(歴史)ドラマというのは、ニーズに本当に沿っているのか、経費がかかり過ぎていないか、そういう意見が出て来てもおかしくないでしょう。無論NHKに「ビジネス」という概念があればの話ですが。

しかし現状では、大河も朝ドラもいつ収録が再開されるのか、見通しが立っていません。これも制作側としては痛いでしょうが、関連イベントが中止になるのもまた痛いかと思われます。ドラマをアピールする絶好のチャンスが中止になってしまうわけですからね。イベントと言えば『直虎』で、毎年11月に行われている「ひこねの城まつりパレード」に、井伊直政役の菅田将暉さんが、スケジュールの都合で来られなかったことがあります。この時は他の出演者が出席しましたが、菅田さんの事務所も、せめてこの時はスケジュールを調整しておくべきだったでしょう。その前年には、映画『関ヶ原』で直政を演じた北村有起哉さんがゲスト出演しています。

戦国ドラマも、地元の観光業者とのタイアップもあるのなら、なおさら地方の守護や大名をクローズアップするべきだなと思います。過去の戦国大河で、唯一三英傑が出なかった『毛利元就』はその意味で新鮮かつ異色でした。この大河は中国地方を舞台にしていることもあり、大内や尼子といった大名たちに挟まれて苦労し、また他の国人領主(国衆)とも対立するわけですが、結構側室が出て来たり、その子供たちとの葛藤があったりで面白く観られます。また桂、井上、志道、児玉、品川といった、如何にも毛利の家臣だなと思われる人物も登場し、この辺り幕末の長州をも思わせるものがあります。当時の橋之助さん、今の中村芝翫さんの熱演が楽しめますし、松坂慶子さんがこの頃から、コミカルな役にシフトするようになって行きます。ただOPはあまり好きではありませんでした。

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[ 2020/04/17 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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