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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『麒麟がくる』雑考10

今回は雑考というよりは、過日見つけたこの記事に関してです。制作統括の落合蒋氏のインタビューで、女性週刊誌というメディアでもあり、女性の視聴者にアピールする形になっていると思われます。しかし疑問点もかなりありますので、それに関してピックアップしてみました。

https://www.jprime.jp/articles/-/17437 (週刊女性プライム)

室町幕府が崩壊していく中で、旧時代的なシステムが機能しなくなったとき、新たな若者たちが支えていく。それは今の時代にも言えることなのではないかと。

ちなみに後の方でこういうコメントもあります。
「頭の固い前時代的な人がいて、そういった人間が旧態依然とした中で物事を決めていく。そこに気鋭の若者が現れて、古いシステムと戦い変えていく──。その急先鋒に光秀がいます。」
いつも思うのですが、なぜシステムが機能しなくなると若者が出て来ることになるのか。ステレオタイプですね。制作側としては、若者が出てきた方が、1年物のドラマを作りやすいからというのが本当のところではないかと思います。実際時代の変わり目には様々な年齢層の人物が出て来ますし、私としてはこの大河は、寧ろ松永久秀のように、あまり若くない人が登場する方が面白く感じられます。さらに「今の時代にも言えること」らしいのですが、あまり大河と今の時代を結び付けたがるのもどうかと思います。

豊臣秀吉のように何もないところから自分の力だけで成り上がっていく話や“日本を変える”といった一本気な話は今の時代に合わないのではないかと池端さんとお話ししました。

なぜ今の時代に合わないのかというと、嘘くささを感じるからというのが理由らしいのですが、その嘘くささが具体的に何であるのかの説明はありません。しかしこう言っては何ですが、今の光秀があちこちに行かされる展開とか、京で斬り合いになりかねないシーンなども、ある意味嘘くさく見えるのですが。別に大河は秀吉を描いてもいいし、日本を変えるという話を持って来てもいいのです。描き方によっては、十分「今の時代に合う」はずです。

人間は、成り行きで生きているところのほうが大きいと思うんですね。例えば、“これをやりたい”と強い意志を持っていたとしても、会社や組織によって左右されるところが多分にある。ドラマの中でも、光秀はやや受け身で動いていきます。美濃の国の中で自分ができることをやる。とても現代的なリアリティーに満ちた主人公だと思っています。

「美濃の国の中で自分ができることをやる。とても現代的なリアリティーに満ちた主人公だと思っています」
結局記録がないからどうにも作れてしまうわけですね。現代的なリアリティーかどうかはともかく、美濃の国の中で自分ができることをやると言う割には、頻繁に京や尾張に行ったりしてもいますし、三好長慶襲撃に遭遇したりもしていてどこか矛盾しています。寧ろ光秀が本当に美濃でできることだけをしていれば、それはそれで面白かったかもしれません。またこの言葉、取りようによっては、光秀を受け身な人間として描く以外の選択肢を捨てているように見えてしまいます。

みな、戦のない世の中を実現したい。だけど、そのためには戦わなければいけない。そういった病んでいる時代感の中で、長谷川君だったら“病まない光秀”を演じることができると期待しています。

まず「戦のない世の中を実現するために、戦わなければならない」のがなぜ病んでいるのでしょうか。『軍師官兵衛』などは、戦のない世を作るために戦うというのがテーマとなっていました。無論軍師物ですから、戦うことは不可欠ではありますが、なぜ、戦わなければならないという現実をネガティブに捉えるのか、まずそれが疑問。この大河に戦国らしさがあまり感じられないのは、こういう発想も一因といえるでしょう。また病む病まないなる表現も何とも具体性に乏しいものです。さらにこれは前にも書いていますが、三谷幸喜氏の『真田丸』に関するコメントの
「戦国の人々は、明日死ぬかもしれない状況で、毎日を死に物狂いで生きていました。人生観も死生観も現代とは当然違うわけで、そもそも平和の概念がどれだけあったのか」
の方がうなずけるものがあります。

王道の大河を表現するために、“ズンズン”と重低音で迫ってくるオープニング音楽にしたかった。

まず私としては、これが「王道の大河」という印象はあまりないのですが…。それから日本の戦国時代という、西洋の中世のような時代とは異なった時代を描くにしては、グラム氏の音楽は重めでやや暗い印象を与える気がします。寧ろこれが映画であれば、この重さもプラス効果があったかもしれませんが、TVシリーズとしてはさてどうでしょうか。私としては『国盗り物語』や『風林火山』のOPの、凄惨な時代背景でありながら、どこか躍動感がある方が戦国らしいと思います。

「まだ4Kで作り始めたばかりですから何が正しくて、何が正しくないのか、われわれも手探りなところがある」としながらも、鮮やかな衣装には次のような意味合いもあるとか。
「最初こそ合戦シーンなどロケが多いですが、6話目以降から屋内のセットシーンが増えていきます。建物自体は地味な色調ですから、主要登場人物が地味な衣装を着ていると誰が誰だかわからなくなるのではないかと(苦笑)。光秀は緑、信長は黄色という具合に、衣装で人物を識別しやすくするといった意図もあります」

まず4Kで作り始めたばかりだから、何が正しくないのか手探り云々とは、とてもプロの言葉とは思えません。皆の受信料で作っているのですよね?もう少し真剣になって頂きたいものです。それが無理なら最初から4Kなど止めるべきでしょう。
それから
「建物自体は地味な色調ですから、主要登場人物が地味な衣装を着ていると誰が誰だかわからなくなるのではないかと(苦笑)。光秀は緑、信長は黄色という具合に、衣装で人物を識別しやすくするといった意図もあります」
失礼ながらこれは噴飯ものです。スーパー戦隊シリーズで、登場人物の服を色分けしているのと同じ発想ということでしょうか。でもこれ、大河ですよね。脚本とか、俳優さんの演技などで十分それぞれのキャラは出せるはずです。ちょっと安易過ぎやしないでしょうか。

これには続きがありますが、間に1つ別の投稿を挟みますのであしからずご了承ください。
(2020年3月27日一部加筆修正)

飲み物-バーのラテフロート
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[ 2020/03/26 23:45 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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