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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『麒麟がくる』公式サイトの光秀の素襖に思うことその他

先日書いていた衣裳に関してです。これについても『軍師官兵衛』との比較などで何度か書いていますが、公式サイトにはこうあります。

黒澤和子・衣裳の世界02
(『麒麟がくる』公式サイト)

「着ているものは、新調した着物ではなく父親から受け継いだものだったりするはず。そこで、何度も洗って柔らかくなっている感じを出すために柔らかな麻や綿を採用しました」
ということらしいのですが、これに関して2つの疑問があります。
まずこの手の素襖を着ているのが、ドラマの中で光秀だけという点です。「父親から受け継いだものだったりするはず」なのであれば、他にも似たような境遇の武士はいるのに、なぜかそういう人物が見当たりません。織田の家来などは、ごく普通の素襖を身に着けています。
それから「何度も洗って柔らかくなっている」という点。先日アップした『軍師官兵衛』の素襖の画像がありますが、あの素襖を何度も洗って、このようなプリーツ状の皺が出るのかどうか、それも疑問です。確かに麻を何度も洗濯していると、細かい皺が寄りますが、もうちょっとくしゃっとした感じにならないでしょうか。それに色落ちもするかと思います。そういう視点から見る限り、この素襖がちょっと不自然に感じられます。
こちらは『真田丸』の信繁が、大坂で秀吉に仕えることになり、素襖の袖を取って肩衣のようにして着ている画像ですが、こちらの方がもう少し生地が「くたびれた」印象があります。

真田丸信繁と秀吉

NHKの『真田丸』大河ドラマ・ストーリーの後編13ページにこの画像がありますので、お手持ちの方は目を通してみてください。着込んだ素襖とはこういうものなのかと思います。

そもそも今回、長谷川さん演じる光秀が着ている素襖は、父親のおさがりで古びたというよりは、最初からこういう薄くてプリーツがある生地で仕立てているため、本物の古い素襖とのギャップがあるように感じられます。もし本当に古びた感じを出したいのであれば、新品の素襖を何度か洗濯して、着込んだ感じを出してから着せるという方法もあったはずですし、その方がリアルだったのではないでしょうか。

衣裳の古び具合や着込んだ感じといえば、『平清盛』の衣裳を思い出します。この大河は雰囲気が汚いと何かにつけて言われていて、実際そういう部分もありましたが、衣裳に関していえば、着込んで古びた感がよく出ていました。その当時、まだそれほど染織や織物の技術も発達していなかったせいもありますし、もちろん柔軟剤やアイロンなどもなく、洗うにしても足で踏んで洗ったりしていただけに、古び方も早かっただろうと思います。そういう衣服を庶民や下級武士がまとっているのは、ごく自然だったといえるでしょう。なおこの時の衣裳考証は小泉清子さんでした。

それから脚本の池端俊策氏は、ニッコームックのインタビューで「『太平記』を手がけて以来、ずっと室町幕府の最後を描くドラマをやりたいと考えていました」と語っています。(一部仲倉重郎氏も脚本を担当)室町幕府の始まりと終わりということなのですが、しかし『太平記』はどちらかといえば、半分ほどは鎌倉時代の終焉が中心です。
これとの対比関係にあるのは、実は鎌倉時代の創設期ではないかとも思います。今現在は『草燃える』がその時期の映像作品となりますが、『鎌倉殿の13人』もそれに加わることになるのでしょう。それにしても、『草燃える』で北条義時を演じた松平健さんの再登板はあるのでしょうか。かの草刈正雄さんも、『真田太平記』と『真田丸』両方に出演していますし。

あと室町幕府の内紛で、光秀が絡むというのはちょっとどうかなとは思います。ドラマである以上創作は当然のことですが、創作の部分が長すぎ、しかも一介の無位無官の武士が、幕府の要人とこういう形で親しくなるというのは、いささか作り過ぎではないでしょうか。『真田丸』の信繁もあまり史料がなく、当然彼の若い頃はかなり創作もありますが、昌幸の存在があったせいか、そこまで不自然な印象は受けませんでした。

飲み物-温かいカフェオレ
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[ 2020/02/28 00:30 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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