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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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麒麟がくる第6回「三好長慶襲撃計画」

第6回のあらすじと感想です。

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三好長慶は、主君細川晴元を既に出し抜こうとしていた。その長慶は、万里小路邸で開かれる連歌の会に出席することになっていた。晴元は、長慶が摂津で挙兵するのではと疑念を抱いており、長慶の家臣松永久秀は、晴元もその会に呼んでみてはどうかと冗談めかして言う。しかし長慶が出席する目的は、連歌の師宗養が出席するためで、その後摂津越水城に戻る予定だった。

その頃伊平次は鉄砲の解体を進め、光秀を感心させていた。しかし伊平次は、妓楼に入り浸っていた時に、偶然に隣室の話を聞いていた。それは、長慶と久秀を密かに討つという計画で、光秀はそれを知らせるべく、三淵藤英の許へ向かう。その頃三淵の館では能が行われ、将軍義輝も密かに訪ねて来ていた。話を聞いた藤英は、その計画が晴元の差し金であることに気づいており、見て見ぬふりをしようとする。

しかし弟の細川藤孝は、晴元が義輝の前で鼻をかむなど無礼な振る舞いをしており、すぐさま万里小路邸へ向かおうとするが、それが義輝の意であると取られるとまずいと藤英は慎重だった。光秀は将軍は武家の棟梁であり鑑であり、静観を決め込むのはよくないと反論する。実は義輝自身もそれを立ち聞きしており、飛び出した光秀の後を追うように藤孝に命じる。だがその頃、既に刺客たちが万里小路邸へと向かっていた。

万里小路邸に侵入した刺客たちは、居眠りをしていた久秀や近習たちと斬り合いになる。久秀は長慶を逃がし、そこへ武装した光秀や藤孝が入って来た。彼らは刺客に睨みを利かせ、その隙に長慶や久秀は邸を後にした。晴元は、自分の計画が頓挫したことに無念の表情を浮かべる。一方光秀も左肩を負傷し、東庵の許へ行こうとして、藤英の家臣に同行してもらう。しかし光秀は東庵の家の前まで来て意識を失う。

そんな光秀を駒が支えて中に入れ、甲斐甲斐しく看病する。2日後気づいた光秀は、駒が今様を歌っているのを耳にする、子供の頃、旅芸人から教わったというのだ。やがて光秀は順調に回復し、藤孝が見舞いに水飴を持って訪れる。しかしその頃、大柿城で戦火が上がる。これで道三は信秀と交戦し、城は道三の手に落ちた。光秀も美濃へ戻るが、駒が一緒について来ることになる、夜、荒れ寺で火を焚きながら、2人は同じ筵にくるまって肩を寄せ合い、駒は今様を歌い続けていた。

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まずちゃんばらが出て来るので、楽しみにしていた人も多かったのではないでしょうか。しかしやけにスローモーションを使ったり、どう見ても光秀が刀で触ったようにしか見えないのに、斬ったことになっているのには疑問でした。風急を告げる事態と、久秀の対応はそこそこ見ごたえがあっただけに残念です。そもそも鉄砲を背負ったままで、斬り合いをするのもどうかとは思います。あとこの紅葉のシーン、これは以前からそうですが、如何にも作り物のもみじが、散っているのではなく置いてあるようにしか見えません。

それとやはり着物の色。庶民の男女の着物が黄色と赤とか、とにかく蛍光色と原色が多いですね。それと妓楼のシーン、ここでも伊平次が隣の会話に耳をそばだてているだけでいいはずなのに、隣に遊女が寝ているのをわざわざ入れています。色に加えてこういう露骨な描写も、どこかこの大河が大河らしくない一因かと思われます。尚その伊平次の着物ですが、この大河の中で、一番当時の庶民の物らしく見えます。将軍の側近の直垂と小袖のコーディネーションの方は、ちょっと抵抗あり。

それと
伊平次がたまたま隣室の会話を耳にした
義輝が藤英と光秀の会話を立ち聞きしていた
こういうストーリー展開、どうにかならないかと思います。伊平次の方はまあいいでしょう。しかし将軍がわざわざ立ち聞きするものでしょうか、確かに大河に立ち聞きはつきものではありますが。それとしきりに「義輝様」と言っていますが、せめて公方様くらい言ってほしいものです。

連歌の会、この連歌は当時の公家や武家の嗜みでした。ちなみに光秀自身も、本能寺の変の前に連歌の会(愛宕百韻)を催しており、例の「時は今 雨が下しる 五月哉」が発句となっています。この会には里村紹巴も名を連ねています。

そして肩の傷。光秀がこれに気づいた途端に、血が噴き出しているように見えるのは気のせいでしょうか。そして数日間意識不明の後気が付くというのも、割とありがちな設定ですね。ところで駒が、光秀の看病が何やら楽しいと言っていますが、所謂ナイチンゲール症候群なのでしょうか。何はともあれ、光秀を独占できるわけですから、嬉しいには嬉しいでしょう。しかしその後、美濃までついて来て荒れ寺で一晩過ごすというのは、要らなかったような気もします。ところであの荒れ寺と第4回の橋ですが、『鳴門秘帖』にも確か出て来ていました。

この2人が一緒にいるというのは、『軍師官兵衛』の官兵衛とおたつを連想させますが、ただその割には、この駒と光秀の関係があまり艶事めいていないなと思います。何というか、駒の思い出話に終始してしまっています。しかも旅芸人の一座がどうこう、これ『太平記』の藤夜叉と似たような設定です。池端氏が昔使ったネタを再び出して来ましたね。それから京の町の物乞い、実はスパイらしき人物は『西郷どん』の桂小五郎を思わせます。

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[ 2020/02/26 00:36 ] 大河ドラマ 麒麟がくる | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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