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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『麒麟がくる』VS『軍師官兵衛』 続き

まず第1回の感想&あらすじで、第1回は何かしら主人公が試練に遭うこと、しかし『麒麟がくる』の場合はあまりそれは感じられないこと、さらに、火事でウメを助け出すつもりだったのかも知れないが、それもどこか違うような気がするといったことを書いています。

これは恐らく、目的地が堺と京とに分散されているせいもあるでしょうか。どちらか1つだけを目的地とし、その道中で繰り広げられる出来事がメインの方がよかったかもしれません。堺で松永久秀(この人物の羽織も、茶道具と共に爆死するのであのような色にしたとのことですが、それもどうかと思います)と出会った時に、光秀は三淵藤英から嫌味なことを言われますが、たとえば官兵衛が山賊に出会った時のように、自らの命が危険に晒されるようなことはないわけです。というか、山賊らしき者に出会うには出会うけれど、なぜか簡単に片づけてしまっている。できればここで山場を1つ作り、その時に手傷を負ったのが堺訪問後に悪化して、その結果東庵を尋ねるというやり方でもよかったのではないでしょうか。

京では確かに、燃え盛る家の中からウメを助け出しています。しかしこれがその後の、彼の武将としての人生にどう影響するのか。官兵衛と村重との出会いのような伏線は、今のところあまり感じられません。この京のシーンすべてに言えることですが、江戸時代を舞台にした、たとえば土曜時代ドラマのような印象を受けます。こういう時代劇でも、たとえば若者が水を被って、火事の家の中に飛び込んで人々を救うというシーンはありそうです。それ以外にも大河の主人公は、戦が近くなって引き上げるとか、自分が刀を持てなくなるほどのケガをするとか、そういう試練を経験することが多いのですが、『麒麟がくる』の場合、主人公は自分のことで危ない目に遭うというよりは、他人の災難を救うために危険な目に遭う存在であり、その点で異なっている感があります。

それから先日、『麒麟がくる』と『軍師官兵衛』の堺行きの展開を比較してみましたが、これらの作品の主人公の衣裳もかなり異なっています。どちらも、この時代の武士らしく素襖を身につけています。官兵衛が着ているのは、普通の麻素材の素襖です。
軍師官兵衛素襖

一方で光秀の素襖は「重みを感じさせない、薄くて透け感のある柔らかい素材」にしたとのことですが(大河ドラマガイドより)、これが薄く柔らかすぎて、何だかガーゼのように見えてしまいます。また、光秀を演じる長谷川さんは元々細身なので、体にまとわりつくような布地だと、その細さが強調されてしまうように思います。それとやはりこの色は馴染めません。

麒麟がくる素襖

この素襖は生地の柔らかさもあってか、菊綴の部分がやや見えにくいです。菊綴というのは、縫い目を補強するためにつける紐のことで、素襖の場合は胸紐に革を使うことから、この菊綴も革紐になっています。この官兵衛の素襖の袖に付けられている紐も菊綴です。

軍師官兵衛菊綴2

光秀の素襖を薄い素材にしたのは、まだ出世前だからということですが、ならばこの官兵衛もまだ出世前なのですが…。こういうのは、普通に素襖を着せてよかったのではと思っています。服装に限らず、あまり新しさを求めることは、かえって失敗フラグ化しかねないのではとも思ってしまいます。

皮肉なことにと言うべきなのでしょうか、この光秀の素襖を考案した黒澤和子さんは、実は官兵衛の衣裳デザイン担当でもあります。この時は衣裳担当が小泉清子さん、デザイン担当が黒澤さんとなっていました。つまりこの2つの異なる素襖のデザイナーは、実は同じなのです。とにかく4Kだ、新しい大河だとNHKでは言っていますが、その新しさが逆に裏目に出ているような印象もまた、少なからず受けています。前出ガイドブックでは、一部のセットがカラフルで臨場感あふれるとアピールしていますが、逆に騒々しくて重みのない印象を受けることもあります。

それから同じガイドブックの、稲葉山城のセットの解説で

これまでの大河ドラマの合戦シーンは野原での撮影がほとんどでしたが、実は合戦は城攻めを中心とした市街戦が多いんです

とありますが、これは大河を何年か観て来た人なら周知の事実でしょう。「野原での撮影がほとんど」どころか、寧ろ林の中のロケとか、スタジオ撮影の占める割合も高かったのではないでしょうか。そもそも野原での撮影というのは川中島とか長篠の戦い、関ヶ原といったような、ある程度開けた土地でなければならない場合に限られていたと思います。また城攻めと一口に言っても、上田合戦のような市街戦もあれば籠城もありです。少なくともこの箇所には関しては、何を今更とも感じられますし、視聴者を軽視しているようにも受け取れます。

(2020年2月10日一部修正、画像は『軍師官兵衛』DVD及び『麒麟がくる』ガイドブックより)

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[ 2020/02/10 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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