先日のおさらいになりますが、やはり
衣裳が鮮やか過ぎ 戦闘シーンに重々しさがない ストーリー展開がフラットで、戦にしても前振りのような描写がなく、そのせいかセリフが説明的 こういう点をどうにかできないものかと思います。
特に戦国大河といえば、殺陣のシーンや物語がどのように進んで行くのか、それを楽しみにしている人も多いでしょう。私も『風林火山』とまでは行かずとも、せめて『軍師官兵衛』並みの展開になると思ってはいたのですが…。無論本木さんや西村さん、高橋さんの演技はよかったと思います。
ところで光秀が、東庵から祝勝の言葉を述べられて複雑な表情になりますが、実際長谷川さん自身もNHKのガイドブック(23ページ)で、光秀はハムレットのようでもあると語っています。『功名が辻』では「迷うが人」というエピがあって、光秀が採り上げられていました。この中で主人公の山内一豊が、明智様も迷われるのかと言っていますが、それどころか、この人物は迷える武将の総本山のような存在です。この大河でも今後大いに迷い、かつ悩むのでしょう。
それと公式サイトに、各エピソードの時代背景の説明が「トリセツ」として紹介されています。その時々の出来事を紹介するのはいいのですが、どうもこれが、「守護」に仮名が振ってあったりで、中学生向けの歴史の教科書のようなのが気になります。そもそもトリセツは取扱説明書のことですが、大河は取り扱うものなのかとも思いたくもなりますが、それはさておき。少なくとも戦国大河を見ようというのであれば、最低限自分で調べた方がいいと思うのですが-今年のなんて、関連本が沢山出版されているのですから。無論戦国だけに限った話ではありませんが。あとこれは『いだてん』からそうでしたが、エピソードごとに関連画像が15枚ほどアップされていたのがなくなりましたね。
そして武者さんの記事について少し、と言っても『いだてん』のまとめと『麒麟がくる』第1回のみですが、『いだてん』を最初評価していたのは、どうも『まんぷく』憎しから来るものだったようです。そしてこの『麒麟がくる』は、昨年の3月頃は大凶などとも書かれていたのですが、これも長谷川さんが『まんぷく』に出ていたのと関係しているのでしょう。結局今年は評価する方向に回ったようです。さらに『麒麟がくる』と『鎌倉殿の13人』は数字が取れるが、来年はダメなどと早々と宣言しています。私も来年はどうかなと思いますが、とにかくまだメインキャストも発表されていない、放送もされていない作品をここで云々するべきでしょうか。尚私としては上記のような理由から、来年以前に今年のがまず心配になっています。
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