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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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シャーロックそして相棒6

先日の『シャーロック』は、カナリアと宇井宗司という名前から、『ブラック・ピーター』の中の事件がモデルになっていると思われます。但し不眠症の少女綾香と、PTSDの権威のカウンセラーという関係はかの『ミス・シャーロック』を連想させます。この綾香は自分が生まれる前に殺人を犯したと言い、それは綾香が前世で人を殺していた、前世殺人ではないかということで、誉獅子雄ががぜん乗り気になります。しかしその綾香は塾帰りに男に襲われ、不眠症となって大学病院でカウンセリングを受けていました。そのカウンセリングを担当していた医師の平田は退官し、その後は宇井の担当となっていました。

実は綾香の母で陶芸家の美樹は、島根で高校時代を過ごしていました。そして宇井も島根の出身で、しかも高校を中退した後、20代半ばで医師を目指していたのに獅子雄は気づきます。実は宇井は美樹を好きになり、交際を考えていたのですが、美樹にストーカー呼ばわりされて高校も中退していたのです。その仕返しとして、自分の患者となった美樹の娘、綾香の記憶を操作して、前世殺人であると刷り込んでいたのですが、綾香はそれを見抜いていて、実は記憶を操作されたように見せかけていました。また平田も心筋梗塞で死亡します。

宇井がカウンセリングを行う部屋にはカナリアがいました。そこで獅子雄もカナリアを飼うことにし(ペット禁止物件であるにもかかわらず)、籠を持って平田の家を訪れた所、カナリアが一酸化炭素に反応し、鳴くのを止めてしまいます。しかし平田は自殺ではなく、家を訪れていた宇井が記憶操作をしたことに怒ったため、持病の心臓病の発作が起こり、宇井が故意に薬を与えずそのまま息を引き取っていたのでした。ただこの回、やたらにカナリアが出てくるのは、ちょっとベタな展開だったように思うのですが…。

そして『相棒』。タイトルが『さらば愛しき人よ』で、かの『さらば愛しき女よ』を思わせますが、こちらもやはり昔の恋人がテーマでした。スノウというペンネームの覆面詩人が青酸カリで殺害されます。しかし実はスノウはこの詩人、真悠子ではなく竹田ユキという女性で、ユキ即ちスノウだったわけです。しかもそのユキは冠城亘の元恋人で、詩集の中に冠城の写真を挟んでいました。ところがこのユキが被害者と同居していたこと、しかも殺害の前日に1000万円もの大金を下ろしていたことから、ユキが疑われることになります。

冠城は、かつてよくユキと会っていた喫茶店を訪ね、そこのマスターに連絡先を教えて貰います。しかしユキが電話に出ることはなく、しかも話を聞きに行った出版社では、スノウは真悠子であることになっていました。その後青木年男の調査により、竹田ユキは本名を南侑希といい、少女の頃に父親のDVを受けていたことがわかります。そのため父親を青酸カリで殺して不定期刑となり、その時彼女の情状酌量を訴えたのが同級生の真悠子でした。侑希は過去を隠すため名前を変え、自らの生きる証として詩を書いていたのですが、冠城の携帯に、もう探さないでくれと彼女のメールが届きます。

しかも南家では、DVの件を黙っていたら生活は保障するとのことで、侑希の母親は何も言い出せずにいました。しかしそれと時を同じくして、侑希の過去がネット上にアップされます。その犯人は喫茶店のマスター金子でした。金子は侑希のすべてを知りながら、彼女が過去がばれないかと苦しむのを救うためと言い、事実をほのめかしていました。しかも真悠子を殺したのも金子でした。侑希の1000万円は口止め料だったのですが、結局金子は侑希をも殺し、スーツケースに遺体を入れて埋めていたのです。

『シャーロック』に関しては、前にも書きましたが、やはりちょっと「原作探し」の印象が強いかなとは思います。こちらが記憶操作なら、『相棒』は過去の封印と暴露といったところでしょうか。ところで『相棒』の方には、シルバースキンという言葉が登場します。これはコーヒーの生豆を覆う皮のことで、金子は真悠子にコーヒーを淹れて青酸カリを混入する際、ついいつもの癖で、味を悪くするこのシルバースキンを取り除き、その一部が鑑識の写真に写っていました。

以前シーズン13の「幸運の行方」で、トナーを使って金庫の暗証番号を見破るシーンがありましたが、その時杉下がトナーの粉がこぼれているのを見て、犯人がわかるという展開になっていたのを思い出します。しかし15歳の侑希は、父親を殺すのにどうやって青酸カリを入手したのでしょう。ネットの闇販売でも利用したのでしょうか。それと『シャーロック』で、宇井が平田のPCで遺書を偽造していますが、これは犯人がよく使う手ですね。

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[ 2019/11/13 00:45 ] ドラマ | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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