19日に行われた準々決勝2試合です。
イングランド-オーストラリア (大分スポーツ公園総合競技場、40ー16)
先制したのはオーストラリア(ワラビーズ)でしたが、その後イングランドの猛攻が始まります。トライを挙げられないワラビーズは、ペナルティゴールを返すものの、前半終了時点で11点差。それでも、ひっくり返せない点差ではなかったのですが…。後半早々ワラビーズはトライを挙げるものの、イングランドも負けじとお返し。そして後半20分台、イングランド陣まで攻め込むワラビーズですがトライを奪えず、ここで奪っていたらまた違っていたかもしれません。さらにイングランドはペナルティゴール2本を加え、最終的にダメ押しともいうべきトライで突き放し、勝利をものにしました。ワラビーズも終盤にトライかと思いきや認定されず…残念な幕切れとなりました。エディ・ジョーンズさん嬉しそうでしたね。
尚この試合もというべきか、双方のファンのコスプレ大会と化した感あり。イングランドはバッキンガム宮殿の衛兵と女王陛下バージョン、十字軍バージョンに加えて伝統的な帽子にブレザーと様々ですが、十字軍コスチュームの人たちや、帽子姿の人たちが必勝鉢巻を巻いているのが、また何ともいえません。さらにオーストラリア、こちらはピカチュウを被っていたり、ワラビーズ法被を着ていたり、ワラビーの顔?をつけた人がいたりと様々。
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ニュージーランド-アイルランド (東京スタジアム、46ー14)
大体予想はできましたが、ニュージーランド(オールブラックス)がスピードでアイルランドを翻弄。展開の速さにアイルランドはなかなかついて行けず、前半は完封状態でした。後半になってもトライと思ったのがノックオン、ちょっと万事休すと思われましたが、何とか1トライ1コンバージョン、さらに認定(ペナルティ)トライで14点。しかしそれ以外は、多少のペナルティも何のその。オールブラックスの独壇場といった感がなきにしもあらずでした。アイルランドも健闘したとは思うのですが、それ以上にオールブラックスの「凄さ」を身を以て感じる試合であり、同時に決勝トーナメントに慣れた戦い方でもありました。アイルランドは今回もまた、ベスト4の夢を絶たれてしまいました。
尚この試合、恒例のハカが行われたのですが、強豪相手に行う「カパオパンゴ」でした。しかしアイルランドのファンが、歌声でそれをかき消してしまう有様。ファンもまた戦っているわけです。あと鉢巻同様人気のある笠ですが、アイルランド国旗を模した三色のを被っている人あり。こちらは、ワラビーズとイングランドの試合ほどの派手さはなかったものの、緑と黒の対比があちこちで見られた試合ではありました。
さて明日は大分でフランスとウェールズ、そして東京で日本と南アフリカの試合です。フランスがどう出るかはわかりませんが、ここはウェールズを推しておきます。そして最終戦は現実的には南ア、心情的には日本でしょうか。やはり決勝トーナメントというのは、どのチームが優勝できる資格があるのか、その試金石みたいなところもあるわけです。勝敗とはどこまで自分たちを利するプレイができるかにもよりますが、それが更にシビアになるのは間違いありません。
それから日本は世界ランキングで、過去最高の6位に浮上しています。
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