今日はアイルランドと日本の試合関連です。
日本-アイルランド (エコパスタジアム、19ー12)
当初は双方なかなか得点できず、日本もかなりディフェンスがよかったですね。そして松島選手のトライかと思いきや…残念。前半はそれでもアイルランドが2トライ(コンバージョンは1本のみ)でしたが、日本はスタンドオフの田村優選手が、ペナルティゴールを狙って着実に点差を詰めて行きます。結局前半は12ー9で3点差、後半もこのペースで行けば、勝敗はともかく大崩れはしないだろうとは思っていました。
その後半が始まった時点では、アイルランドのスコアが最後までこのままと思っていた人は、かなり少なかったのではないでしょうか。しかし後半18分、控えの福岡選手がピッチに登場してトライを挙げたことで、日本が逆転します。さらにコンバージョンで2点追加、その後も日本はひたすらボールを保持し、アイルランドの選手を寄せ付けず、正にこれは我慢比べという時間帯が続いた後、ペナルティを得た日本が7点差の19点。
これでアイルランドが1トライ1ゴールでも同点というスコアまで広げ、結局これが最終スコアとなりました。日本はこれまで、アイルランドとはワールドカップで3回対戦しています。過去2回(1991、1995)も比較的いい試合をしてはいますが、もちろん勝ったのは今回が初めてです。今まで積み上げて来たことが如何なく発揮されており、最早奇跡というよりは、掴むべくして掴み取った結果といえるでしょう。さらに暑さもこの勝利を後押ししたかと思います。
ところで各国のチームが試合終了後お辞儀をしたり、選手が各地の人々と交流したりといった情報がネット上によく見られます。恐らくこれは、かつてのテストマッチツアーの影響があるのではないかと思います。元々ラグビーの国際試合は代表チームだけと試合をするのではなく、2週間ほどかけてその国の各地で、地区代表やユース、有名チームと対戦する習慣がありました。そのためオフの時間には、地元の人たちと交流したり、観光したりということも珍しくありませんでした。
2001年にウェールズ代表が来日したことを、ご存知の方も多いでしょう。この時も2週間ほど日本に滞在し、代表以外にいくつかのチームと対戦しています。この時サントリー(現サントリーサンゴリアス)と対戦し、サントリーが勝ったのはファンの間では有名な話です。ちなみに代表は大阪と東京で2試合行い、どちらも勝つまでには至りませんでした。尚日本がウェールズに初勝利を挙げるのは、2013年のことです。
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