イタリアーナミビア (花園ラグビー場、47-22)
前半は晴れ、後半は最初の方で雨後晴れという天気は、台風の影響もあってのことでしょうか。「聖地」で初めての予選リーグ、試合の方は、6か国の一員であるイタリアが、当初は余裕でリードするかと思っていたのですが、アマチュア選手も名を連ねるナミビアが、意外に(失礼)健闘で驚きです。無論イタリアが、今一つ波に乗れていなかったせいもあるにはありますが。最終的にはボーナスポイントもゲットで勝ち点2、ナミビアのワールドカップ悲願の初勝利は今後に持ち越しとなりました。
アイルランド-スコットランド (横浜国際総合競技場、27-3)
昨日のニュージーランド-南ア戦もかなりの迫力でしたが、この試合がまた凄まじい。一応この2チームもまた6か国メンバーであり、そう点差はつかないだろうと思っていましたが、見事に裏切られました。何せアイルランドのリロードが速い速い、スコットランドはボールを持っても、アイルランドのディフェンスに阻まれ、アイルランドの選手のシンビンにも関わらず、ついに1トライも奪えず。こちらも雨のせいで、双方ノックオンもありましたがスコアには響かず。緑のモンスターかと思われるアイルランド、次なる相手は日本です。
イングランド-トンガ (札幌ドーム、35-3)
トンガの首相でラグビー協会会長も務めたサミュエラ・アキリシ・ポリバ氏(9月12日死去)を悼んで、トンガ代表は喪章をつけてのプレイでした。この試合もアイルランド-スコットランド戦同様、トンガが攻めるもイングランドの選手に阻まれ、仕方なく蹴るという展開でした。イングランドはトライとペナルティゴールでの得点を積み重ねて、1ペナルティのみのトンガを突き放しますが、最後の最後でトンガの攻撃が見られそうだっただけに、あれは惜しかったですね。それとイングランドの選手が相手ゴールになだれ込むプレイも見られ、そのせいか、ビデオ判定が結構多い試合でもありました。
今日の分からスコアを併記しています。
それから21日のフランスとアルゼンチン(ロス・プマス)の試合です。この試合、先制したのはアルゼンチンですが、その後フランスが得点を重ねて前半終了時は20-3となりました。これはフランス代表のタックルミスが少なかったこと、走る距離が長かったことが理由として挙げられます。しかし後半はアルゼンチンがラインアウトからのトライを2本、さらにペナルティゴールで2点差まで詰めます。時間的にも逆転の可能性はあり、そしてペナルティゴールで一旦は逆転するものの、フランスがドロップゴールを決めて再逆転。その後フランスもアルゼンチンもペナルティゴールのチャンスを得るも両方とも失敗、結局フランスが2点差で勝利となりました。
というわけで、観ている側には面白い試合ではあったのですが、アルゼンチンに取っては実に残念な結果となりました。しかし今後イングランドも加え、このプールの1位と2位はどこになるのかまだ見当がつきません-というか、直接対決になってみないとわからないというのが本当のところでしょう。双方のファンは当然盛り上がっていましたが、アルゼンチンのレデスマ監督が、落ち着かなさそうに何度も立ち上がっていましたね。
イタリア-ナミビアの試合を解説した田邉淳氏(クボタスピアーズアシスタントコーチ)が、ワールドカップは全国、オリンピックは関東と話していてうなずけました。そこがワールドカップ(国単位)とオリンピック(都市単位)の違いです。
明日は豊田スタジアムの1試合のみで、ウェールズとジョージアという、ちょっと面白そうなカードです。しかしジョージアやナミビア、ウルグアイなどの試合は地上波ではなかなか放送されず、JSPORTSのみとなっています。味のあるチームだと思うのですけどね。地上波あるいはNHKBS放送の場合は、ある程度数字を見込めるメジャーな国と開催国日本中心になるのでしょう。この点、1999年大会から完全中継をして来たJSPORTSはやはり頼りになります。
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