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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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ノーサイド・ゲーム第8回あらすじと感想

滝川の買収が現実のものとなって行きます。しかし滝川は、過去にカザマ商事の現社長との間に軋轢がありました。さらにゴルフ場建設と、カザマのオイルとの間の秘密が明らかになります。君嶋は買収後損害賠償を押し付けられそうなトキワ自動車、そのあおりを受けそうなラグビー部を守るべく、ある手段を試みます。そしてアストロズでは、浜畑の忠告に従って膝の治療を受けた七尾が、頭角を現して行き、ついにレギュラーの座を掴むまでに至ります。

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滝川桂一郎のカザマ商事買収は、最終段階を迎えつつあり、トキワ自動車社長の島本博もそれを承認した。

アストロズではレギュラー争いが熾烈になっていたが、ベテランの浜畑譲のスタミナはずば抜けていた。部内マッチでいいところを見せた七尾の方は、80分間走り続けるスタミナを欠いており、柴門琢磨から注意される。その頃工場にまたもゴルフ場建設反対派が押し掛ける。そこで君嶋隼人は、時間をかけて話し合おうと提案し、ひとまず一同は帰って行った。府中グリーンカントリーの青野は驚きつつも、自分もかつてラグビーをやっていたこと、ラグビーからはフェアプレイの精神をはじめ、色々なことを学んだと話す。そしてゴルフも同様、子供たちに取って身近な存在にしたいと語った。

ノーサイド・ゲーム第8回反対派と君島
君嶋(大泉洋、右)は反対派住民と話し合う場を設ける

君嶋は反対派も地域住民であり、共存共栄を考えるべきだと真希に話す。真希は自分の出世ばかり考えていた夫が、そのようなことを言うのに驚き、左遷も悪くなかった、もう一度左遷されてみるかとずけずけと問いかける。そしてゴルフ場建設反対派と君嶋は市役所で話し合いの場を設ける。その時君嶋は、かつて反対運動の先頭に立っていた帝国工科大学の森下教授が、5か月前工事が延期になった際に運動から身を引いていたことを知る。その森下教授はトキワ自動車研究所の星野信輝に、例のバンカーオイルの件で調査を依頼していたが、本来同じサンプルを渡されてダブルチェックすることになっていた。

しかしその時に限って渡されたサンプルがカザマのとは別の物であり、それは如何にも不自然だった。それが5か月頃前のことで、君嶋は岸和田徹や佐倉多英にこのことを話す。もし買収後オイルが不良品であったことが明るみに出たら、トキワ自動車の株の大暴落は疑う余地がなかった。このことで君嶋は星野に連れられて、森下に直談判をする。森下は星野が喋ったことに戸惑いつつも、オイルには異常がなかったことを伝える。森下の権威は絶対的だった。君嶋は脇坂賢治にもこのことを話すが、脇坂から買収の決定まで黙っているように諭される。

森下が反対運動に関わっていたのは、家族の思い出のイチョウの木が建設予定地にあったからだと言う。森下は妻を早く亡くしており、娘は病気で入院していた。その子はアストロズが地域活動で小児科病棟に行った際、七尾がボールを渡した子だった。その子はボールを「ぎんなんみたい」だと言っており、英語のテキストを持っていた。君嶋は青野にもこのことを伝えたが、青野はこの件は初耳のようだった。さらに君嶋は青野を練習試合に誘う。

ノーサイド・ゲーム第8回森下教授の研究室
星野(入江甚儀、中央)は君嶋を連れて、森下教授(辻萬長、右)の研究室を訪れる

七尾は走り込みを続けていたが、膝に違和感を覚えていた。柴門琢磨は試合のメンバーを決めるため、部内マッチを行うと選手たちに告げ、それまでは走り込みに徹すると話す。膝を押さえる七尾を浜畑が見ていた。君嶋家では隼人と博人がその試合を観ようと言い出し、真希も誘うが真希は興味がなく、ルールが難しいと言う一方で専門用語を口にしており、本当は興味があるようにも見えた。そして風間有也と滝川は再び料亭で会うが、その時青野も同席し、ラグビー経験があるもののケガで挫折して、有也の父親に世話になっていた。滝川は、なぜケガを治さなかったのかと青野に尋ねる。

青野は1996年物のラ・ピエモンテを手土産として差し出す。青野がラグビーをもし続けていたら、こんな高い酒を飲めなかったぞと言う滝川だが、その滝川はかつて大学時代、風間から他の仲間と高いレストランに誘われ、明らかに自分だけ場違いな雰囲気を感じつつ、バイト代から料金を払ったこと、風間から貧乏人呼ばわりされたことを思い出す。その風間を相手に買収をやってのけた滝川は自分の勝利を確信する。一方で七尾は森下の娘真奈を見舞う傍ら、英語を教えていたが、その真奈がアメリカで移植手術を受けることを知る。真奈が英語を勉強していたのはそのためだったが、その費用は2億近かった。

七尾は小児病棟を訪れ、森下を問い詰める。森下はデータ改竄と反対運動から身を引く代わりに、カザマ商事から援助を受け、イチョウの木を残してもらっていた。今の自分にはこうすることしかできないと言い、森下は娘の手術のためアメリカに発つ。そして七尾は相変わらず膝が不調だった。その七尾を浜畑は鍼灸院に連れて行き、十字靭帯の部分に鍼を打たせる。
「下手なかばい方するから、バランスが崩れてスタミナが落ちるんや」
浜畑は、ベストの状態の七尾を部内マッチで叩きのめしたいと考えていた。

その頃クラブハウスでは君嶋が、なぜカザマ商事が、森下がカザマのオイルの調査をしているのを知っていたか疑問に思っていた。そこで反対運動のリーダー格の苗場が、森下が親会社まで叩きのめすと意気込んでいたと言っていたのを思い出していた。森下はオイルの調査結果をもとに、風間商事を揺さぶるつもりだった。部内マッチの前夜、君嶋は青野に電話を入れて試合に誘う。
「自分の名誉のために諦めずに戦う選手の姿を、青野さんに見てほしい」

翌日部内マッチの日、まずグラウンド3周のタイムトライアルが行われた。これも選考基準の一つだが、七尾は浜畑に次いで2位の成績だった。そして青野がグラウンドを訪れる。青野は以前ラグビーをやっていた時にケガをしたこと、その相手を一時は恨んだことを話すが、このチームでは誰も卑劣なことはしないと言う。君嶋は、グラウンドの外では家族だからだと答える。試合の方は、白チームの七尾が自陣からのドロップゴールを決めたことで、相手の赤チームは迂闊にボールを蹴られなくなっていた。七尾はさらに果敢に、あたかも浜畑に挑むように突進する。

ノーサイド・ゲーム第8回スタメンに驚く七尾
自分がスタメンに選ばれたことに驚く七尾(眞栄田郷敦、中央)

試合が終わり、メンバー発表が15分後に行われることになった。その間君嶋は、クラブハウスを見せると言って青野を連れて行く。そこで君嶋は以前苗場から、森下のオイル調査の件を外部に漏らしたと聞かされたこと、その洩らした相手とは青野であったことを話す。青野はこの件を風間の耳に入れ、森下に手を回すように仕向けていた。青野はやけに時間を気にしていたが、それは森下と真奈が無事に発ったかどうかという確認のためだった。自分の「渾身のタックル」、前夜に青野に連絡を入れたことは失敗に終わったが、この「試合」はまだ終わっていないと君嶋は言い、この件をタンカーの所有会社に話すと打って出る。オイルの分析結果がクロであることがわかれば、トキワ自動車は莫大な損害賠償を払わされることになるからだった。

君嶋は青野に、なぜ試合に誘ったかは自分の守りたいものを見てほしかったからだと言い、彼らから未来を奪わないでほしいと言う。さらに森下がアメリカに発った今、青野のオイルに関する証言は不可欠だった。その後のメンバー発表で、10番はそれまでの浜畑に代わり、七尾が初めて選ばれた。浜畑は七尾を抱きしめて言う。
「頼んだぞ」
その光景を見ていた青野も、すべてを話す気になっていた。

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買収、オイル、そして部内マッチと続きます。しかし意外な人物が黒幕、それも大物ではなく小物的な存在として登場します。森下が娘の手術代のため、カザマ商事にいわば身売りするような格好になり、星野の調査ではオイルに問題があったにもかかわらず、この会社のオイルに問題はないと言ったことで、カザマ買収後のトキワ自動車に災厄が降りかかりかねない事態となりました。風間有也がすべてをトキワ自動車に譲るというのは、どうもこの事態を見越してのことではないかと思われます。しかしこの有也の若い頃、実際に中村芝翫さんの長男の橋之助さんが演じていますが、如何にも金に糸目をつけないぼんぼんといった感じです。

君嶋は反対運動リーダーの苗場と接しますが、その苗場が青野にオイルの件を教え、結局手術費と引き換えに改竄させた事実が浮かび上がります。森下もそうですが、青野も怪しいとにらんだ君嶋は、部内マッチを青野に見せることにより、彼らの将来を奪わないでほしいと青野に頼みます。ところで君嶋家では、未だに
「レッツ・ラグビー」「ノー、ラグビー」
の会話が交わされているようです。真希が何だかんだ言いながら、あれだけ専門用語を知っているというのは、関心があるからに他ならないように思えます。それにしても、君嶋が例のオイルの件を方々に話しているのは、さて如何なものかと思うのですが…。このオイル関係で、苗場、森下、そして青野に関しては一応の決着を見ましたが、脇坂の存在が気になります。

それから南アフリカ戦ですが、これは結果をご存知の方も多いでしょう。7-41の完敗でした。この試合に関しては後日書きますが、JSPORTSの解説の沢木敬介氏が、リベンジでないと言っているけどリベンジですよと話していた、その通りになりました。

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[ 2019/09/07 23:00 ] ドラマ | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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