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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『相棒』第14シーズン第19話「神隠しの山の始末」

「神隠しの山」の後編、あるいは完結編ともいうべき「神隠しの山の始末」です。一見別々に見える村井流雲の失踪、そしてキャンプ場での斗ケ沢雄輔殺人が、ここで結びつきます。その黒幕となっていたのは意外な人物でした。

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斗ケ沢の遺体はキャンプ場で発見された。シーズンオフのこの時期、キャンプ場は管理人がたまに回るくらいだった。しかも犯人以外の物と思われる足跡が2つ見つかり、複数犯の可能性も出て来た。おまけに杉下もまだ見つかっていなかったが、杉下は彼なりに事件を追っていると冠城は断言する。また杉下が連絡を取ろうとした携帯が、電話回線工事業者の物であることもわかった。山梨県警の望月と冠城は、村井流雲の工房に聞き込みに行くが、喜久子は知らぬ存ぜぬで、電話工事会社の作業員もすぐ帰ったと答える。

2人は家の中を見て回り、冠城は窯の周囲まで目を光らせたため、誰かを焼いているとでも思っているのかと鉄朗から訊かれてしまう。翌日冠城は村役場へ行き、村井関連の展示コーナーを見ていて、前園になぜ当初は失踪事件として扱われたのかと訊くが、それは遺書とも取れる置手紙があったからだと前園は答える。これといい、神隠しとしてマスコミが騒ぎ出した件といい、村に取っては大きな迷惑だと前園は不満げだった。その頃斗ケ沢殺人事件の第一発見者が、かつて斗ケ沢と親交があった里実の夫で、キャンプ場管理人の亮であったことがわかり、夫婦で宝石目当ての共謀という線が濃厚になる。

杉下と電話工事会社の橘翔太は、工房の倉庫に監禁されていた。杉下は何とかしてさるぐつわと手足の戒めをほどき、翔太の縄も解く。杉下は、工房には以前もう1人住人がいなかったかと尋ねたが、翔太には心当たりがなかった。しかし電話回線を光回線に変える時に、ゲームをしたいと峰田夫妻が言っていたのを覚えていた。翔太は、あの夫婦はゲームをやるような感じではないと言う。杉下が峰田家で気が付いた時のTVと、囲炉裏にあった吸い殻は、やはり斗ケ沢があの家にいたという証拠に他ならなかったのである。

2人は逃げ出そうと戸を開けようとするも、外から鍵がかかっていた。そこで窓の鉄格子を外そうとしたところ、1個の壺が落ちて割れ、中には人骨が入っていた。作業を続ける杉下に翔太は、麓まで下りるのに近道を通ることを提案する。リスクが大きいと杉下は言うが、これは翔太がかつて工事でケーブルを引いたことのある道だった。その頃里実は鈴木と名乗っていた斗ケ沢が死んだことを、望月と冠城から知らされる。里実は昨日は買い物で甲府に行っていたと言い、レシートを証拠として手渡す。そして無為に過ごす夫に、借金を返す当てができたと話していたのは、そのことと関係があるのかと詰め寄り、その現場を望月と冠城に見られて警察へ連行される。里実の左の薬指には、斗ケ沢からもらった指輪があった。

里実は気分が悪いと言い出し、トイレに行ったため亮が先に取り調べを受ける。亮はキャンプ場を回ったのは先週だし、自分はやっていないと言う。そこへ前園が血相を変えて飛び込んでくる。更生すると決めた亮にこの仕事を任せたのは前園だった。しかしその時里実が飛び降り自殺を図ったことがわかる。幸いにして一命は取り留めたが、前園はキャンプ場をオープンしないことを決めていた。そして工房では、杉下と翔太のことはとても隠しおおせないと喜久子が言い、こうもつぶやく。
「この山はやっぱ呪われてんだよ」

その杉下と翔太はなおも逃げるための準備をしていた。翔太は夫婦のことはよく知らないが、祭りとか会合に誘っても顔を出さなかったと言う。杉下は古いアルバムを偶然見つける。すると翔太が戸が開いていると言い、2人は力を込めて戸を押し開けて外へ出た。鍵は誰かが開けていたのだった。長距離を走れない杉下は、その場で時間稼ぎをするつもりで、翔太1人が警察に通報するため麓へ走った。里実の部屋でも捜索が行われ、斗ケ沢の指紋が検出されたが、斗ケ沢は正体を明かしていない里実に救いを求めておらず、東京からタクシーで山に戻った時、山道口で下りて公衆電話からある人物に連絡を取っていた。また亮と里実は、別々の理由で一昨日甲府へ行ったのが明らかになる。里美は妊娠していることを確認しに行き、亮は宝石を換金していた。

亮が死体を発見したのは、数日前の大雨の日に、雨が気になってキャンプ場を回った時だった。そして斗ケ沢が持っていた宝石だけを手に入れ、換金したのである。さらに斗ケ沢が公衆電話で連絡を取った相手が判明した。その頃杉下は峰田夫妻の前に現れ、倉庫にあったアルバムの写真を見せる。それには村井の書を、喜久子が書いている様子が写っていた。つまり遺書が偽物であった点で、この事件は振り出しに戻った。斗ケ沢がこの山に最初に逃げ込んで来た時、村井が実は死んでいたことを悟られたため、夫妻は斗ケ沢を匿うしかなかった。ほとぼりがさめて斗ケ沢は宝石を換金しようとするも失敗に終わる。そして2度目に山に戻って来た時、工房には電話が通じないこともあり、公衆電話で協力を頼んだのである。

里実は斗ケ沢に妊娠のことを知らせていた。それを聞いた斗ケ沢は、東京で換金を試みるが失敗し、里実も自分がかなり甘い気持ちでいたことがわかって、バカバカしくなって自殺しようとしたと話す。冠城は、そんなことで自殺する方がバカバカしいと言うが、父親は犯罪者であるこの子と、この狭い村でどうやって生きて行くのだと涙を流す。その時翔太から110番通報が入り、パトカーが工房へと向かった。

夫妻が杉下を匿ったのは、斗ケ沢のことを聞き出せないかという思いだからだった。しかし杉下はなぜ自分を殺さなかったのか、あるいは人殺しができないのか、村井先生のことも誰かに頼まれたのかと尋ね、人骨は村井の遺骨であることを明言し、さらに自分の口で話してほしいと2人に言う。その言葉に鉄朗は、鉈を振り下ろそうとするができなかった。そこへパトカーが数台到着する。杉下は冠城がもう少し早く来るかと思っていたと言い、話すべきことがあると言って、いつもの服に着替え、冠城と共に村役場へ向かう。そこで冠城はテレビ関係者から、心霊特番「神隠しの村」は実は村の要請で作ったと聞かされたことを明かす。そして杉下は、夕霧岳の土が陶器に向いておらず、村おこし推進の前園との間に齟齬が生じたことを明らかにする。

峰田夫妻も同じことを伊丹たちに話していた。それがもとで前園は村井とつかみ合いになり、はずみで村井を殺してしまったのである。前園は重労働ばかり押し付け、名声は自分が持って行く村井に不満のある弟子たちを支援する代わりに、遺体の処理をさせる。そのことには峰田夫妻も呵責を感じており、自分たちの師匠を焼いたからには、ここで供養を続けるしかなかったと鉄朗は伊丹たちに話す。また喜久子も、先生がいなければ自分たちは結局三流の陶芸家でしかないと口にする。

結局前園は自分たちの秘密を守り、人を寄せ付けないために、神隠しの山という嘘の情報を広めていたのだった。また斗ケ沢への資金も提供し、その斗ケ沢を殺害したのも前園だった。前園は東京でまたも事件を起こしている斗ケ沢を、これ以上匿えないと思い、首を絞めて殺したのだった。また捜索隊が工房の方に行かないように指揮をしていたのも前園だった。前園は言った。
「村を守るためだったらなんだってやるよ」
しかし杉下は、これは村への背徳だと言う。

鉄朗は連行間際、倉庫のカギをはずしたのはお前だなと喜久子に言う。さらにやっと山を下りられると言って、2人でパトカーに乗り込んだ。その後東京に戻った杉下と冠城は花の里に行き、冠城はゴルフコンペの際の地元のお土産だといって、杉下にある物を渡す。それは村役場にもあった、イワナをモチーフにしたマスコット、イワナっちの皿だった。おそらく助役が発注して、あの夫婦が焼いた皿なのだろう。

杉下は米沢が、都市伝説を真に受けて山に入らなかった、不届き者がいたと言っていたことを話す。無論それは冠城のことだった。しかし冠城は5年前のキャンプで目にしたのは斗ケ沢だったとわかり、すっきりしたと言う。しかし斗ケ沢があの山に入ったのは、それより後の3年前だった。

無人の工房で時計が鳴り響く中、窯の前に1人たたずむ白いスーツ姿の老人がいた。

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黒幕は村の助役の前園でした。一見被害者のように見える人物が、村井の死を隠すために嘘の情報をまき散らし、マスコミを使って拡散していたわけです。しかも村井のみならず、斗ケ沢も殺害していました。何よりも村井の秘密を知り、峰田夫妻を脅して居座り続けたのが斗ケ沢であり、しかも東京で発砲事件を起こした以上、前園としてもこれ以上匿いきれなかったのは事実でしょう。しかしこれを村のためと言うのは詭弁であり、杉下から背徳であると反論されます。しかし冠城がこの5年前に見たというのは何だったのでしょうか。それを裏付けるかのように、ラストの部分で白いスーツの村井流雲が登場します。

一方でキャンプ場の管理人である遠藤亮ですが、あまり仕事をしているようにも見えず、別居中の妻の里実が大衆食堂とスナックで働き、自分の借金を一部肩代わりしているのとは対照的です。これなら里実が斗ケ沢に惹かれる気持ちもわからなくもないのですが、しかし斗ケ沢に惹かれた自分を後になって責め、こんな狭い世界で犯罪者の子供を産むことに、何の希望も見いだせないと言う辺り、村を守ると言う前園とは対照的です。斗ケ沢にある意味利用された側と、神隠しを裏付ける存在として利用した側の違いともいえます。あと電話回線工事会社の橘翔太、地味ながらなかなか存在感がありました。

ところでテレ朝の公式サイトには『相棒』シーズン18の情報がアップされています。何でも今回は20周年(土曜ワイド劇場時代を含む)ということで、杉下右京が行方不明になるという、かなり凝った初回スペシャルのようです。というか、2014年の劇場版『巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ』に似ているような気もします。
ちなみにリンク先の記事中に『寝台特急カシオペア殺人事件!』が登場しますが、これは結構好きなエピソードの1つです。寝台特急という限られた、しかも常時移動している空間の中での事件というのに非日常的性を感じるからでしょうか。

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[ 2019/09/05 00:15 ] ドラマ 相棒 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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