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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『相棒』第14シーズン第18話「神隠しの山」

『相棒』で時々登場する、人里離れた場所での犯罪です。この次の回の「神隠しの山の始末」と連続して一話となっています。

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都内のある質屋で、男が宝石を売りさばこうとしていたが失敗し、店主は警察に通報する。店内にはその男、斗ケ沢雄輔の指名手配のポスターがあった。斗ケ沢は店から逃げ出し、警官ともみ合いになって威嚇射撃した後姿をくらます。東京と山梨の県境にある夕霧岳に逃げ込んだということで、警視庁は大規模な山狩りを行う。その中には捜査一課の伊丹と芹沢、そして杉下右京の姿もあった。斗ケ沢は3年前立川の宝飾店で宝石を盗み出し、警官から銃を奪って姿をくらませていたが、その時も夕霧岳に逃げ込んでいた。

一方冠城亘は、法務省の上司日下部彌彦らとゴルフのコンペに来ていたが、生憎の雨でコースを回れなかった。冠城は日下部に、夕霧岳は行方不明者が多く、神隠しの山であることを話す。そして捜査の途中木の幹に弾痕らしき跡を見つけた杉下は、単独で奥の方へ入り込み、祠を発見する。しかしその前に置かれた骨壺には、何も入っていなかった。そして杉下は崖から足を滑らせてしまう。その翌日冠城が渡したい物があると言って伊丹らを訪れる。杉下の携帯に掛けても通じないため、まだ捜査本部にいると思っていたのだった。そこへ角田六郎から冠城に、特命のコーヒーメーカーが壊れたという知らせの電話が来る。こちらもやはり杉下と連絡が取れていなかったのだった。

その杉下はとある民家で目を覚ましていた。ねんざした左足をかばうように起き上がり、囲炉裏に吸い殻があるのを見つける。その後外へ出た所、立派な登り窯があるのを発見した。ここは陶芸家村井流雲の工房だったのである。しかし岩井は7年前に失踪し、弟子たちも山を下りて、今は峰田鉄朗と喜久子の夫婦だけが残っていた。喜久子は、村井の目指す陶器を作るため、弟子たちが一日中働いていたこと、村井は生まれつき心臓に持病を抱え、いつ死んでもおかしくなかったことを話す。杉下は、村井の作品のテーマは死であることを持ち出し、よく知っているねと喜久子を驚かせる。

その頃杉下を陰から見ている男がいた。喜久子の夫鉄朗だった。杉下は手洗いを借りたいと言って母屋へ行き、電話で連絡がつかないかと試してみるが、喜久子によれば雷で電話が通じなくなっており、しかも公衆電話を使うには麓まで行かなければならなかった。さらに杉下は台所で3人分の茶碗と箸を見つけ、しかもゴミ袋の中に自分の警察手帳があるのを見つける。近寄ろうとする杉下に鉄朗が声をかけるが、喜久子が間に入り、鉄朗は態度を軟化させる。同じ頃冠城は捜査本部へ出向き、夕霧岳の都市伝説である、白いスーツの男の幽霊が道案内をするという話、さらに以前甲府法務局員とキャンプに行ってそれに出遭った話をし、伊丹や芹沢、米沢たちから呆れられる。

村の大衆食堂では、遠藤里実が接客をしていた。するとそこに別居中の夫の亮が現れる。食堂のTVでは、斗ケ沢が夕霧岳に逃げ込み、警視庁が捜査を行っているというニュースが流れていた。冠城は霧谷村役場を訪れ、助役の前園桔平に会う。前園は例の都市伝説にうんざりしていた。冠城が村井の失踪の話を振ると、マスコミが神隠しだなんだと騒ぎ立てて、陶芸の里も何もあったもんじゃないと吐き捨てるように言った前園は、実は村井を夕霧岳に呼んだ張本人だった。夕霧岳の土はいいということで工房を開き、これで移住者も増えるかと思っていたがその村井の失踪、さらに斗ケ沢が逃げ込んだことなどで、村のイメージはがた落ちになっていたのである。

その頃杉下は峰田夫妻と夕食を摂っていた。その時3人分の食器について触れた杉下に、喜久子はあんたの分だよと笑う。夫婦はタバコを吸わなかったが、吸い殻は来客の物だとも言った。食事の後、杉下は村井の書斎を見たいと言う。村井がいた当時のままにされていて、さらにスーツもクリーニングに出されていることに感心し、このスーツを借りたいと杉下は言い、また村井の写真がいつもスーツ姿である理由を尋ねる。喜久子は村井が自分では何もできず、弟子たちがすべてやっていたことを打ち明けた。杉下はさらに、斗ケ沢がここに忍び込んでいたのではないかと尋ねる。それを鉄朗が陰で訊いていた。杉下は途中で話を打ち切るものの、鉄朗は杉下が危険であるとにらみ、警察手帳を釜にくべてしまう。

山梨県警も協力して、杉下の捜索が始まった。刑事たちはAとBの2つの班に分かれて捜索することになったが、冠城は山へ入らず、里実の事情聴取に同行することになる、里実は以前村のスナックで働いており、斗ケ沢は宝石商の鈴木と名乗って、月に1度の割合で店に来ていた。そして実は盗品である宝石を里実にプレゼントしていたが、里実はそれは売ってしまったと言う。また昨日のアリバイを聞かれ、体調が悪くて寝ていたと答える。実は里実の夫の亮は借金まみれで、昼間から酒を飲むような自堕落な日々を送っており、しかも里実がその借金を一部肩代わりしていた。

杉下が村井のスーツを着て現れた。鉄朗と喜久子はは一瞬村井かと錯覚する。一方で当然ではあるものの、杉下の捜索は難航していた。鉄朗は杉下がすべてを知っていることに気づき、鉈を手にして杉下を殺そうとするが、杉下は工房でろくろをいじっていた。そして工房にやって来た鉄朗に、なぜ嘘をつくのかと言い、斗ケ沢が銃で脅しているのなら怖がらなくていい、銃弾はもう残っていないと教える。またもし斗ケ沢が死んでいてそれに関わっていたのなら、自首すべきだと諭す。

さらに杉下は、最近は村井の継承者であるにも関わらず、それらしい作風が失われて、大量生産の器ばかりになったこと、そして地元の土ではなく信楽の土を使っている点を指摘する。知られたくない点を突かれた鉄朗は、杉下ともみ合いになる。その頃電話が復旧したのを確認するため業者が来ており、杉下は強引にその業者の車に乗り込んで山を下りるように頼む。しかしトラックで鉄朗が後を追い、車は道のわきに乗り上げる。杉下は工事担当業者の橘翔太の携帯を借り、連絡を取ろうと試みるが、鉄朗が杉下をつかまえ、2人は斜面を転げ落ちる。

その頃、捜索から帰った伊丹たちに知らせが舞い込む。斗ケ沢の死体が発見されたのだった。そして里実は家で、売ったと嘘をついた指輪を眺めるが、その時亮が里実を訪ねて来た。

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本来斗ケ沢を追っていたはずが、いつの間にか行方不明になった杉下まで探すはめになり、しかも杉下が助けられた夫婦が意外な秘密を握っていたことが明らかになります。ただし本当の黒幕は、この夫婦ではありませんでした。

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[ 2019/09/04 01:00 ] ドラマ 相棒 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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