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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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ノーサイド・ゲーム第5回あらすじと感想

柴門の編み出したトレーニング方法でアストロズは快進撃を続けます。そしてシーズン最終戦、ついにサイクロンズとの大一番を戦うことになります。このためにリロードを強化する柴門は、自分が「飛び道具」とみなすある選手に期待していました。一方で昇進に自信満々で、買収話をリークしていると思われる滝川は、かつての同期でカザマ商事の社長である風間と会います。滝川が社長となった時のことを考えて、意地でもアストロズを勝たせずにいられない君嶋ではありますが…。

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アストロズは開幕から10連勝と快進撃を続けていた。一方サイクロンズも無敵状態で、この両チームは秩父宮ラグビー場で鉢合わせする。サイクロンズのGM鍵原誠と監督津田は、相変わらず嫌味な態度を隠そうともしなかった。実際日本代表を多く抱えるサイクロンズのプレイは頭抜けており、アストロズ監督の柴門琢磨は、このチームとの最終戦をどう戦うかに頭を悩ませていた。その頃、一部の選手たちは居残り練習を続けていた。16年アストロズでプレイして来た本波寛人は、職場でもある府中工場のためにもチームを強くしたいと考えており、スクラムハーフに控えの佐々一を推す。佐々はパスはよかったが緩急をつけられず、それが課題となっていた。

一方七尾圭太はアストロズ仮入部という形でトキワ自動車に入社した。カザマ商事買収のリーク記事により、トキワ自動車の株価は上昇していたが、この仕掛け人である常務滝川桂一郎は、これに乗じて人件費を削減し、AI導入を推し進める考えだった。当然それは、アストロズの経費削減=廃部をも意味していた。GM君嶋隼人は、ある時佐倉多英から、同期の柴門と今は同じチームにいると言われたことがきっかけで、風間と滝川が同年代で、しかも同じ明成学園の同期であることに気づく。

ノーサイド・ゲーム第5回料亭の2人
料亭で会うカザマ商事の社長風間有也(中村芝翫、左)と滝川(上川隆也)

案の定その滝川は、料亭で風間と会っていた。時間に几帳面な滝川は、遅刻した風間に厳しかったが、風間は次期社長なのだから余裕を持てと言う。この2人が同期である点が、滝川が買収にこだわる理由ではないかと君嶋、そして脇坂賢治は考えていた。その頃アストロズが指導するミニラグビーの試合で、龍一は正規のスクラムハーフ、博人は控えとなった。同じ控えの佐々は博人を励ますが、これに不満げな真希は夫に対し、GMとしてもっと練習を見せたりできないのかと迫られてしまう。

柴門はプラチナリーグは一強十五弱であり、サイクロンズはそれほど手ごわい相手であると君嶋に話す。その柴門が考え出したのは、一度相手に倒されてから起き上がるまで、つまりリロードの時間を短くして数で優位に立つことで、自チームを優位に導く戦法だった。そのための特訓として、選手たちはレスリングの選手相手にタックルとリロードを繰り返す。そして一人だけユニフォームを着せられた君嶋は、女子選手である吉田沙保里に立ち向かうが、吉田の強力なタックルになすすべもなかった。

ノーサイド・ゲーム第5回合同記者会見-柴門
 合同記者会見に出席したアストロズ監督柴門琢磨(大谷亮平)

選手たちは暗くなってもリロードの練習を繰り返していた。そこへメディアから柴門の取材をしたいというオファーがくるが、メインはサイクロンズの監督の津田であり、過去の軋轢を蒸し返したがっているように取れた。そこで君嶋は、トキワ自動車持ちで合同記者会見を開く。この記者会見はTV中継され、選手たちもクラブハウスで観ていた。また社員たちも記者会見場に詰めかけていた。さらに社長の島本も、社長室でこれに見入っていた。

柴門への敵意が感じられる津田とは対照的に、柴門はGMである君嶋と選手たちを褒める。さらにラグビーは日々進化していると言い、津田の出鼻をくじくような格好となった。島本はこれにガッツポーズを取る。当初は意気揚々としていた、サイクロンズのGM鍵原も戸惑いの表情を見せた。そしてサイクロンズとの試合当日、秩父宮のロッカールームで選手と柴門は円陣を組み、君嶋もその中に入るように勧められる。気合を入れた後、選手たちはグラウンドへと向かった。 

スタンドには島本を始めとする一部首脳陣、そしてラグビー部入りを渋る七尾や他の社員たちも来ていた。また子供たちもジャージーを着て座っていた。この試合は今まで練習して来たリロードがうまく決まり、互角の展開を繰り広げる。しかし本波が肩にタックルを受け、脱臼してしまう。そしてハーフタイムに柴門は、里村の代わりに「飛び道具」の佐々を入れることにした。この思わぬ交代に観客は唖然とするが、キャプテンの岸和田徹は佐々に、相手を振り回せと檄を飛ばす。また同じ背番号の博人も、ミニラグビーのコーチである佐々に激励を送る。

ノーサイド・ゲーム第5回サイクロンズの選手を止める浜畑
サイクロンズの選手にタックルするアストロズの浜畑譲(廣瀬俊朗)

佐々が入ったことにより、アストロズは勢いに乗った。特に密集から佐々が出すボールは相手を翻弄し、自チームの攻撃を有利にした。七尾はいつしか、試合の成り行きが気になって仕方ない自分に気づく。そしてサイクロンズに4点ビハインドで迎えた終盤、アストロズはトライを奪わんとするものの、ボールをグラウンディングする前に、足がタッチを割っていたことから無効となり、そのまま試合終了を迎える。今シーズン初めての敗北であり、同時にチームの今後を左右する結果となった。

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前回佐々一がかなり登場していたのは、このためだったのかと思われるような展開でした。柴門が言っていた「飛び道具」は、七尾のことではなくこの人物だったようです。その七尾はラグビー部入りには前向きではないのですが、いつしか秩父宮のスタンドで、選手と一体化したかのようになり、周囲の社員を驚かせます。それにしてもこの試合、絵に描いたような好試合ではあるのですが、最後の最後でビデオ判定となり、覆すことはできませんでした。尤も個人的には、途中で誰かがイエローカードでシンビンになるものの、窮地を脱する展開になるかなとも思っていたのですが。

今日の他競技はレスリングでした。レスリングといえば、ラグビー出身でプロレスに転向したグレート草津氏がいます。あとやはりというか多くのラグビーファンが、この時のエキストラに参加していたようです。その試合のシーンでアストロズがモールで押し込むところ、浜畑譲役の廣瀬さんも参加していましたが、これは全員モールとなるかとちょっと期待でした。元々アストロズのモデルとなっている東芝ブレイブルーパスは、モールに定評があったチームで、2007年の日本代表のモールは、実はトップリーグで培われたものといわれてもいます。全員参加のセットプレイといえば、1999年ワールドカップのアイルランドの「15人ラインアウト」を思い出します。

それからリロードに関しては、東芝でなくサントリーサンゴリアスのサイトですが、この説明が詳しいのでリンクを貼っておきます。

(サンゴリアス ラグビー大辞典)

この小野選手は元々ニュージーランド生まれですが、日本でプレイしていて、代表のスタンドオフ経験があります。サントリーの前は、サニックスに所属していました。

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[ 2019/08/17 00:15 ] その他 | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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