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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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高氏と官兵衛双方に見る共通点とは

『麒麟がくる』の脚本は、メインが池端俊策氏で、サブとして前川洋一氏、岩本真耶氏が加わることになっています。池端、前川両氏はそれぞれ『太平記』と『軍師官兵衛』で脚本を手掛けています。観たことがある方ならおわかりでしょうが、この2つには実は色々と共通点があります。まず主人公である高(尊)氏や官兵衛は、当初クセのある、しかもあまり有能ともいえない主君に何かと手を焼きます。『太平記』では北条高時、『軍師官兵衛』では小寺政職で、どちらも演じているのは片岡鶴太郎さんです。しかし高時は意外に冷静な一面もあり、また政職は正室お紺の方の言葉には従うところもありました。ただこの政職は妙な欲を出して、荒木村重に官兵衛暗殺を依頼したため、高時とは違った形ながら、非業の最期を迎えることになります。

また高(尊)氏と官兵衛は、子供の頃にちょっとした冒険をして危なくなることや、前半と後半とで人物像が異なる点などが似通っています。無論人間的成長もあり、最初と最後の方では異なる人物のように描かれるのは大河ではありがちなのですが、高(尊)氏は最初南朝方に与したものの、結局袂を分かった辺りから、官兵衛は秀吉が天下を取った辺りから、それぞれの「黒さ」が際立つようになります。高(尊)氏が九州に一旦下って勢力を立て直した点と、官兵衛が最終的には九州から天下人を目指していた点とはやや類似性を感じさせます。無論高(尊)氏は脚を傷めてもおらず、また佐々木道誉的な同志は官兵衛にはいませんでしたが、3人の家臣(前半は荒木村重や竹中半兵衛も)がその埋め合わせをしたといえるでしょう。

ところで佐々木道誉を演じた陣内孝則さんは、『軍師官兵衛』にも宇喜多直家の役で出演しています。その他には塩見三省さん、麿赤兒さん、勝野洋さんが両方の作品に出演していますし、『太平記』で主人公の母清子を演じた藤村志保さんは、途中降板となりましたが、『軍師官兵衛』のナレーションを務めていました。鶴太郎さんも含め、この中から来年の大河に出演する人が、あるいは出て来るのでしょうか。

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[ 2019/06/28 01:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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