『まんぷく』が終わりました。すべてとはいえないものの、大部分を観た朝ドラというのは久々です。人から観るように誘われたせいもありますが、武者さんのコラムがどうも頓珍漢に思えたのも、観るようになった一因です。しかしこのコラム、朝ドラは6日間連続なので、ほぼ連日のようにバッシングに近く、しかも内容をきちんと観ていないであろう文章がアップされまくりの状態でした。無論これは大河にも言えることですが。
この『まんぷく』、私の場合すべてに満足したわけでもありませんが(というより、100パーセント満足したドラマも、全く満足しなかったものもない)、妙なところで揚げ足取りまくりで、しかも自分の哲学とも言うべきポリコレだのジェンダー論を主張したがり、そのせいか文章も含めて、どこか破壊的だなという印象を強く受けました。
ところでここで質問です。次のうち、うまく行くのはどちらの方でしょう。
趣味や好きなことが同じ
これは許せない、我慢できないといった嫌いな点が同じ
答えは「嫌いな点が一致する」です。これは友達でも恋人でも、夫婦でも同じことがいえるようです。好きなことというのは互いに許容度が高いといえますが、嫌いなことや許せない部分を妥協していると、互いに喧嘩になったりストレスがたまったりしがちになるのはやはり事実のようです。
また、ある特定の対象を嫌い続けているとストレスがたまりますし、ネガティブな言葉の方をいつまでも覚えているというのも、似たような理由があるといえます。どうしても苦手である、嫌いであるというのであれば、距離を置くという方法もあるわけです。私は4月からの朝ドラは観る予定はないし、この朝ドラコラムからも少し離れようかと思います。というか、こんなコラム見ない方がいいですよと忠告されたことはあるのですが。
それから、4月からの大河ドラマ再放送は『葵 徳川三代』(左側リンク欄参照)に決まりました。関ヶ原間近で、既に60歳になろうとしている家康とその側室たち、さらに嫡子秀忠や孫家光といった、徳川幕府創成期から幕藩体制が確立するまでを描いた作品です。この大河はかなり予算をかけていて、『軍師官兵衛』の関ヶ原のシーンも、この時の映像が一部使われています。また出演する俳優さんもかなり豪華です。私に取って、「今年の大河」はこれになるかもしれません。
特に浅井三姉妹が小川真由美さん、波乃久里子さん、そして岩下志麻さんで、岩下さんは江の役です。嫡子と折り合いがよくない母親を演じたら、この方に勝る女優さんはいないでしょう。本当言って大河というのは、このくらいの規模で作ってほしいものです。大坂の陣も出て来ますし、もちろん豊臣方も描かれています。中村梅雀さんの狂言回し的役割もいいです。ただ放送時間が午前6時からなので、恐らくは録画視聴になると思われます。
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