先日も武者さん関連で書いたのですが、週明けで『まんぷく』コラムを覗いたところ、のっけから『いだてん』上げ、『まんぷく』下げばかりです。大ざっぱにしかピックアップしませんが
意味のある裸尻
『いだてん』の裸はこう見えるらしいです。私はもうこれは観ていませんが、どういうシーンなのでしょうか。ならば『西郷どん』の相撲は褌一丁でないとできませんし、戦後すぐの製塩業の裸の男衆も然りなのですが、こういうのは「意味のある裸尻」ではないのでしょうか。
ビジネスジャーナルの記事「『いだてん』“大衆離れ”で低視聴率の理由…偏差値60以上志向に陥るNHKの悪い癖」
これも配信元はどうかと思いますが、『いだてん』というドラマの軸が1本でないことや、感情移入し難いなどの部分にはうなずけるものはあります。それを「バカに向けて作るな」と言い、『いだてん』や海外ドラマは賢い、『西郷どん』や『まんぷく』は偏差値低いと決めつけています。いくら何でも『西郷どん』や、『まんぷく』のあらすじを間違えてばかりいた武者さんに言われたくありません。そもそも私はこのコラムの海外ドラマは観たことはありませんし、『いだてん』が賢いとも別に思わないし、『西郷どん』や『まんぷく』が低偏差値とも思いません。しかし何かにつけてバカと言うのは武者さんの悪い癖ですね。
世良も、真一も、まるで老けないまま存在する
登場人物が老けない云々というのなら、直虎もきり(真田丸)も、ある一定年齢から歳を取らなかったように見えます。(世良は確かに変わっていません)女性の場合はまた別ということなのでしょうか。ならば『おんな城主 直虎』の龍雲丸はずっとあのイメージだったと思いますが、この辺は如何。
薩長にも義はあったと八重の桜は描いたのに、『花燃ゆ』や『西郷どん』では描いていない
『花燃ゆ』は主人公が戦に行っていないせいか、その部分は描かれていません。しかし『西郷どん』では「多くの人を殺し、多くの物を壊した」と戊辰戦争を振り返っていますが、武者さんはこれをどのように捉えたのでしょうか。そして東日本の『八重の桜』は素晴らしい、西日本の『花燃ゆ』と『西郷どん』はよくないというお馴染みの論調。要は薩長嫌いなのですが、『まんぷく』も大阪だからこちらに加えたいのかも知れません。しかし『八重の桜』の後半は京都でしたし、東日本舞台で『天地人』という朝ドラのような大河もあったのですが…。こういうのこそマウンティングだと思いますが、武者さんはなぜか『まんぷく』の、至極当然と思われるシーンをマウンティング呼ばわりしたがります。ところで『いだてん』、関西での視聴率がやはりよくないようですね。関東より1パーセントから2パーセント低いです。
浴衣でイチャつく立花夫妻が気持ち悪い
またですか(苦笑)とにかくこの夫婦が寝室にいるシーンには、必ず横槍を入れて来ますね。
ところで視聴率について。武者さんは、『直虎』の時はそんなの関係ないと言っていたと思いますが、『西郷どん』や『まんぷく』では何かのように視聴率について書き、そして今回はまた視聴率など古いと書いています。随分と都合のいい話です。『いだてん』は最初から数字には期待できないといったことを書いているのですから、そこまで気にしなくていいのに。
それから『西郷どん』で伊藤俊輔→博文を演じた浜野謙太さんが、3日放送の『いだてん』にも登場したということです。こちらはハルビンで明治42(1909)年に暗殺された時の設定ですが、この時の字幕がおかしいとネット上でいわれています。字幕にはこうあります。
「ハルビン駅で初代内閣総理大臣の伊藤博文が、日本の朝鮮統治に不満を持つ朝鮮人によって撃たれました」
これは正しいとはいえません。ここでは明記されていませんが、犯人は安重根とされています。しかし彼以外の可能性もあります。それからこの書き方では、伊藤暗殺当時に日本が既に朝鮮を統治していたようにも取れます。しかし日韓併合は明治43(1910)年のことです。当時は第三次日韓協約による保護国で、伊藤は韓国統監でした。元々この人は併合には不賛成だったともいわれています。また併合後は朝鮮半島内のインフラは整備され、朝鮮人の子にはハングルが教えられました。
それと大河もそうですが、朝ドラコラムにも政治をぶち込んでくる姿勢はどうにかならないものでしょうか。このコラムは武者さんの個人ブログではないはずですが。
また上記の記事に、「感情移入すべき人間が描かれていない」という部分があります。実際役所さんの嘉納治五郎も、もう少し人としての部分を描いていたらと思います。『陸王』の宮沢社長がよかっただけによけいそう思いました。
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