『まんぷく』。福子が天ぷらを揚げているのを見た萬平が、即席ラーメン作りの最大のヒントを得ることになります。今度は高野豆腐を参考にして、麺を冷凍しては水分を抜くことを繰り返すことで、うまくお湯を吸収してラーメンにならないか、その実験をしていたのです。それを5回繰り返し、パーラー白薔薇での試食会が始まります。パーラーの経営者アキラとしのぶ、タカの夫神戸、吉乃、そして吉乃と映画を観に行くはずだった丘と森本もこれに参加しますが、しかし評価は今一つでした。
家に帰って来た萬平は、福子が、友人の敏子からもらったサツマイモと海老を揚げているのを見て、何か閃いたようです。来週はついに即席ラーメン完成となるのでしょう。ところでこの『まんぷく』終盤に、主演の安藤サクラさんのお父様の奥田瑛二さん、そして田中哲司さんが出演します。奥田さんは国会議員の役、田中さんは偽即席ラーメンを売る社長の役で、何やらダネイホンと同じようなことになりそうです。
そして『軍師官兵衛』。昨年の4月から再放送されて来たこの大河も、あと6回で終わりです。『西郷どん』と並んで日曜日の楽しみであっただけに、何やら寂しいものを感じます。ところで前回から金吾中納言、つまり小早川秀秋が登場していて、浅利陽介さんが初めてこの人物を演じています。この秀秋の家臣が平岡頼勝で、こちらを演じているのは今井朋彦さんです。浅利さんと今井さんといえば、『真田丸』でやはり小早川秀秋と大野修理で出演しています。ただしこの時は主従関係でもなく、登場する時期もいくらか違ってはいましたが…。
織豊政権を描いた比較的オーソドックスな大河でしたが、九州平定を描いた点でポイントが高いです。来年の『麒麟がくる』は、織豊政権の「織」の部分だけとなります。つまりまだ天下平定とまでは行きません。しかし、今までの大河であまり採り上げられていない合戦などがあれば、是非とも登場させてほしいです。特に『国盗り物語』のDVDが総集編しかないので、美濃平定を詳しく描いてほしいと思います。
昨年、白髪混じりの金田一耕助を演じた吉岡秀隆さんが、再びBSプレミアムの横溝正史作品に登場です。今回は『八つ墓村』で、10月放送予定です。この横溝正史作品については、大河との比較で少し前にも書いたことがありますが、同じ原作がどう脚色あるいは改変されているかについては、以前の映像化作品を観るのもいいかと思います。1976年の『犬神家の一族』などを観ていると、作られた時代背景といったものを感じます。
ところでこの金田一の場合はあまり記憶にないのですが、『刑事コロンボ』そして『相棒』の杉下右京の場合は、「すみません、もうひとつだけ」のセリフが必ずといっていいほど登場します。特に後者は、「細かいところが気になる」云々が必ず付いて回ります。元々『相棒』はホームズのみならず、コロンボにも影響を受けているせいもありますが、『古畑任三郎』の場合は、この手のセリフはちょっと定かではありませんー出て来ていたような気もしますが。
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