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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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西郷どん第46回「西南戦争」

動き出した隆盛に対し、先手を打って逆賊討伐の詔を得る大久保利通。それを憂える木戸孝允と、この状況に悩む従道。そして糸は家に来た政府軍将校を敵であると追い返し、一度鹿児島に戻った桂久武と共に西郷陣へと向かうことになります。

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隆盛が直訴のため、私学校の関係者や学生と共に東京へ向かったことは政府にも届いた。これに関して木戸孝允は、西郷は担がれたのではないかと大久保利通に言い、従道は、立ったのは事実だが理由はわからないと述べる。しかし利通は冷ややかに、三条実美と岩倉具視に、西郷討伐の詔を天子様より得たいと依頼する。一方隆盛の一行は熊本の南の川尻に到着した。その時熊本城と城下から、火の手が上がっているのを皆は目にする。自分たちを通さないつもりであることを悟り、鎮台を襲撃しようとするが、村田新八は目的は直訴であり、こちらから手を出すなと止める。しかしその2日後、一行は夜襲を掛けられた。

夜襲を仕掛けたのは鎮台の兵だった。西郷が逆賊であることは既に知れ渡っており、戦わずして熊本を北上することは困難になった。隆盛はそこでほぞを固める。桐野利秋は一同に、何としてでも東京へ行くと檄を飛ばした。しかし政府軍の援軍は8000となり、しかも田原坂と吉次峠、二手に分かれて交戦すると見た桐野は、自分たちにまかせてくれと篠原国幹とその場を離れる。隆盛は言った。
「おいの体はおはんらに預けたで」
初陣の菊次郎は叔父小兵衛、従兄の市来宗介と共に戦場で敵を撃ち倒した。その間にも不平士族が続々と集結し、私学校の学生1万3000人であったところへ、さらに3000人が加わった。

このことは東京へ届けられた。西郷方の斬り込み戦術に政府軍は苦戦しており、川路は警視庁警視隊を編成する。田原坂では雨の中激戦となり、これが十数日に及んだ。しかも投入された警視抜刀隊はかつての薩摩士族が多く、かつての同志が相対する戦いとなった。新政府軍の最新式兵器の威力はすさまじく、結局西郷軍の兵は退却せざるを得ず、篠原国幹も銃弾を浴びて戦死した。その西郷軍の劣勢を、川路が悲し気に見つめていた。従道は自分が九州へ行き、兄を止めようとする。しかしそれでは、兄弟同士で命を奪い合うことになると、妻の清が止める。もし失敗したら、兄と共に戦いたいと言う従道に、清は賊軍になるのはやめてくれと頭を下げて頼む。

そして熊本では、小兵衛が自分の小隊を連れて退却していた。そこで菊次郎が、敵の死体のそばにある銃弾を拾おうとするが、小兵衛は先を急がせる。その時銃剣を持った敵方が現れ、菊次郎は脚を撃たれる。小兵衛は菊次郎を宗介にまかせ、自分は剣を抜いて敵の前に躍り出た。
「西郷隆盛が末弟、西郷小兵衛じゃ」
敵方の銃剣が火を噴き、小兵衛はその場にくずおれた。隆盛は野戦病院を訪れる。そこには右脚を負傷した菊次郎がいて、また小兵衛の遺体も安置されていた。小兵衛の遺体を目にする隆盛に、菊次郎は涙を流す。

その頃鹿児島では勅使柳原前光が島津久光を訪れ、西郷軍を止めるように久光に依頼する。しかし久光は、先に視察団を送り込んだのは政府であったこと、しかもそれは「視察」と「刺殺」のどちらかと問い、返事に窮する柳原に、答えられぬのが答えであるかと言う。また改心すべきは政府であると言い、賊の西郷を庇うのかと問われてこう答える。
「道理の通らんこつだけは、断じて承服するこつはできもはん」
西郷軍は北上を断念して人吉へと逃れた。最早歩くのが難しい菊次郎は、共にいた熊吉に殺してくれと頼み、父隆盛が近づいてきたのを見て、最期は父上の手でと懇願する。しかしその代わりに隆盛は菊次郎を背負って歩き始めた。

その頃木戸孝允は病に臥せており、間もなく息を引き取る。死に際に木戸はこう叫んだ。
「西郷君、いい加減にせんか!」
また大山綱良は県令ながら、隆盛に加担した罪で東京で投獄された。大山は利通との面会を希望し、直訴の件を伝える。しかし利通はにべもなく、西郷は友人の前に大罪人、彼が立てば他の不平士族も立つ、これを日本最後の戦にするために討伐する旨を明かす。大山はならばこれで終わりじゃ、新七と2人であの世で待っとる、おはんだけ極楽に行かせんぞと悪態をつく。そして西郷家に軍人たちがやって来て、従道の命により、家族を軍の元に保護すると言うが、糸は、敵の世話などにはなりもはんと毅然と言い放つ。また雪篷も言った。
「戦に夫を送り出した妻たちの心意気じゃ、お前らにも分かっどが」

すると今度は駕籠を背負った百姓風の男が2人やって来た。それは桂久武と供であった。武器や食料を集めに戻り、小兵衛の戦死と菊次郎の負傷を伝えに西郷家に来たのである。糸は、自分も連れて行ってくれと頼む。そして8月、菊次郎は戦線を離れて延岡の野戦病院にいたが、負傷した右脚は切断されていた。生かしてやってくれと言う隆盛の配慮だった。その後西郷軍は苦戦し、兵の数は3500人にまで減っていた。延岡に近い俵野の陣で、そこでも地元の民の差し入れがあり、皆は久々に元気を取り戻す。しかし隆盛はツンとゴジャを話した。そこへ熊吉が菊次郎を連れてやって来て、隆盛は皆に軍の解散を宣言した。

自分たちの行くところがすべて戦場となり、しかも今日の握り飯の礼もできないと言い聞かたうえで、生きたい者は降伏し、死にたいものは死ねと言った隆盛は、自分に区切りをつけるべく軍服を火にくべる。そこへ桂と糸が現れる。糸は菊次郎が生きていたことを喜ぶ。政府軍がそこまで迫っていたため、隆盛たちはすぐに出発する必要があった。菊次郎は自分もと頼むが、病院にいれば安全であること、そして若い者は投降しろと諫める。その夜糸は隆盛と差しで座り、こういった。
「西郷隆盛じゃなかったらどんなによかったか」
「吉之助さあがただのお人じゃったらどんなによかったか」
隆盛は静かに糸の肩を抱いた。

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最後のシーン、無論これはフィクションなのでしょうが、前回の囲炉裏のシーンの伏線回収のようにも取れます。実際夫が政府のためにも働かず、また私学校も作らず、農作業だけに打ち込めたら平和に暮らせたのに、というのは糸の思いでもあるでしょう。しかもこれだけ大きな犠牲を払うこともありませんでした。ただ時代的に不平士族があちこちで立ち上がっており、その意味で人望があって、なおかつ中央政府にも顔が利くであろう隆盛を、周囲が放っておくはずはありませんでした。仮にこの時立たなくても、何らかの形で似た運命を辿ったのではないかとも思われます。

ちなみに北上途中の吉次峠の戦いと田原坂の戦い、これはかなりの激戦でした。本編後の紀行で銃弾がいくつも紹介されていましが、当時の兵士が所持していたお金も発見されたらしい。先日、鈴木亮平さんのブログ記事に、時代考証の方が「汽船も使えたはず」と言っていたとあったことをご紹介しましたが、なぜそれをやらなかったのか。むしろ隆盛は、こうなることを予見して陸路を選んだと取れなくもありません。さらに汽船で東京に乗りつけ、クーデターを起こしたら起こしたで、政府そのものが消滅してしまう可能性もありました。隆盛としても、本当はそれをやりたくなかったのではないでしょうか。

そして西郷軍の北上→撤退と並ぶこの回のシーンとして、大山綱良と大久保利通の会話が挙げられます。戦闘シーンが動ならこちらは静です。直訴の書類作成の現場に立ち会った大山は、書類を読んだかと尋ねますが、利通は既に読んだ、西郷が立てば不平士族も立つ、それはいかんと怖ろしく冷ややかに述べます。西郷討伐の詔を賜りたいと言う時同様、人格がすべて変わってしまったかのような口調で、しかもおいが政府じゃと言います。何やら「朕は国家なり」を思わせるセリフですが、その後の彼の暗殺を予感させるセリフです。ならば新七と2人で待っとる、処刑を覚悟した大山は言います、そういえばあの寺田屋事件に立ち会ったのはこの人でしたね。

実際隆盛は自分たちが行くところ、すべて戦場になることを悟っていました。軍を解散すると言ったのもそのためです。しかも民のためを思いつつも、現地の農家から振舞われた握り飯(あれは黒米でしょうか)の礼すらできない自分たちは、もうこれ以上彼らを苦しめることは出来なかったのでしょう。そしてツンとゴジャも解放します。この後宮崎、高千穂を通ってから隆盛たちは鹿児島に入り、城山に立てこもることになります。しかし俵野の人々は、目の前の人物が当の西郷とはわからなかったわけですが、この当時は写真も出回っていないわけですから、さもありなんと思われます。

それから菊次郎。この同行は彼に取って、大きな試練であったことは間違いないようです。戦場に出て人を撃つ経験のみならず、叔父である小兵衛が目の前で戦死し、さらに自分も右脚を負傷して、膝から下を切断してしまいます。しかも大将である父隆盛は、賊軍となっています。まだ若いせいもあり、このまま父に同行して華々しく死にたいと思ってはいたのでしょうが、ここに残るように諭され、さらに他の若い者も残るようにと桐野から一喝されます。『軍師官兵衛』風にいえば「命の使い道」でしょうか。しかし熊吉も桂久武も、そこそこの年齢なのにかなり頑張っています。

そして菊次郎と共に、後々まで生き残る従道は、陸軍卿山県有朋が戦地へ行ったことに伴い、代理として東京に留まっていました。鹿児島まで行って兄を止めるべきかで悩み、最早自分も兄と運命を共にしたいとまで考えますが、それだけはやめてくれと清に止められます。実際この人が生き残ったおかげで、後に焼けた西郷家も再建されています。また後に総理大臣就任を勧められたものの、兄が逆賊の汚名を着せられたため断ったといわれています。

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[ 2018/12/11 00:15 ] 大河ドラマ 西郷どん | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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