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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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西郷どん第32回「薩長同盟」

長州との同盟を模索する吉之助と一蔵ですが、桂からは突っぱねられ、どうにか盟約にこぎつけるべく坂本龍馬を仲立ちとします。さらに一蔵は、長州との提携のためなら勅命無視もやむなしと考えるようになります。

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幕府は諸外国からの開国要求(朝廷による安政五カ国条約の認可)を受けており、京の一橋慶喜は、若冲屋敷を訪れたフランス公使ロッシュにふきの舞を披露したうえで、軍艦で兵庫へ乗り込むように働きかける。(当時神戸は開港されていなかった)これに上方の人々が驚き、京でも一大騒動となっていた。大久保一蔵は、慶喜が長州再征の勅許のために、朝廷を揺さぶっていると気づく (*)。吉之助は下関に行かなかったことを後悔していた。そして慶喜は孝明天皇に、勅許を頂かぬのであれば徳川は政から手を引くとまで言い、長州再征の詔が下った。

吉之助と一蔵は、岩倉具視に助言を仰ぐべく岩倉村を訪れるが、この詔に岩倉は激怒しており、薩摩藩など不要だと言い放つ。また例のはったりだと一蔵は言うが、その時胃痛に襲われ、吉之助はおゆうと暮らす家へ一蔵を連れて行く。おゆうは一蔵の妾となっていた。この家で一蔵は、非義勅命は勅命にあらずと書かれた文書をしたためており、長州出兵には断固応じない気構えだった。これは帝に盾突くも同然と言う吉之助に、このままでは薩摩が逆賊になると答え、一蔵はこれを貫くつもりでいた。そして吉之助も、恐ろしか男じゃと言いつつこれに署名する。

この書状の写しはやがて、公家や諸藩の藩士の目にするところとなり、大きな影響を与えた。喜んだ者もいたが、慶喜は無論これには不満だった。また桂小五郎もこれには懐疑的で、薩摩でも海江田武次をはじめ不満を漏らす者がいた。一方で一蔵は、何としても桂に会いたいと言う。そして吉之助は武器の調達のために長崎の亀山社中へ向かう。朝敵である長州藩に武器は持ち込めず、薩摩藩名義で購入する手はずになっていたのである。龍馬も相棒の中岡慎太郎もまた、一蔵の文書のことを知っていた。その後龍馬は新式のミニエー銃を売り込みに長州へ向かい、実演をしてみせる。その威力に長州兵は驚く。

この時龍馬は桂に会い、武器を長州のために購入する代わりに、米を薩摩に回してくれという吉之助の願いを伝えるが、桂は約束を破られたことを盾ににべもなく断ってしまう。長州の者はみな死ぬ覚悟をしていると言う桂だが、龍馬が立ちふさがる。
「ええ加減にしいや、おまんのせいで日本が滅んでしまうぜよ」
しかし桂は龍馬に、商いができればいいんだろう、そのような男に侍の意地がわかるかと言い返して去って行く。その後、長州再征に向けて軍事訓練を行っている兵たちからは、薩賊は嫌だが、新式の銃さえあればこちらを利するという声が上がっていた。桂の心にいくらか動揺が走る。龍馬の取引先であるグラバー商会は、留学生の渡航を密かに引き受けており、イギリスに渡っている留学生たちの手紙や写真も届いていた。桂に同行している伊藤俊輔にそれを渡し、ちまちました考えを持つなと言う。

その翌年、1866(慶応2)年の1月に、桂は伊藤共々変装して、京の鍵屋を訪れる。同盟条件を記した文書を見せる桂だが、あまりにも長州に分が良すぎることから、吉之助たちはその日は桂久武や小松帯刀らと話し合う。しかし次回が翌日とのことで、薩摩の久光に伺いを立てるには時間がなく、しかも長州と戦うと明言されていた。これに関して小松帯刀は、これだけは譲れぬとして、長州から頭を下げない限り、こちらから何も言うべきではないと忠告する。

翌日の会談は、これに不満を持つ大山格之助、海江田武次ら薩摩藩士たちが、会談の場であるお花畑屋敷(小松屋敷)に押しかけ、朝敵相手の同盟の中止を叫んでいた。会談では、何も言うべきでない小松帯刀の言葉のもと、薩摩側は黙り、長州側からも何も言葉が発せられない。席を立とうとした桂に、伊藤が例の写真を見せる。それは薩摩と長州の留学生が、共に映っている写真だった。この時長州の留学生は、薩摩の留学生に金銭面で助けてもらっていた。薩摩だ長州だと、そんなしたことで争ってはいかんと龍馬は言い、そして吉之助は自ら桂に頭を下げた。

これにより、小松をはじめとする薩摩藩士たちが、一斉に桂に対して頭を下げた。押し掛けた薩摩藩士たちの中で唯一ためらっていた海江田も、不承不承頭を下げた。桂は、むしろ自分たちが負けであることを悟る。そして龍馬は吉之助に、桂とシェークハンドをするように言い、自らは一蔵と握手をした。その後桂が提案した五ヶ条にさらに一ヶ条が加えられ、これによって薩長同盟が成立した。慶応2年1月21日のことだった。

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やはり出ました、シェークハンド。あとフェアという言葉も使っていましたが、桂小五郎はこの意味、分かっていたのでしょうか。それにしてもこの龍馬、流石にセールストークがうまいというか、ゲベール銃よりも威力のあるミニエー銃を売り込む手法、さらに長州をその気にさせる手法は大したものです。これで幕府に勝てることをほのめかし、桂を動かすやり方に出たのでしょう。そして侍は面倒くさいは、面子にこだわる桂へのある意味皮肉ですね。ところで長州再征といえば、大村益次郎の登場ももうすぐでしょうか。

それから大久保一蔵の「非義勅命は勅命にあらず」ですが、この写しが出回っていたかどうかはやや疑問です。しかし慶応元年の9月に、長州の広沢真臣にこれを届けており、その時に桂小五郎がこの書状を読んでいたのは事実であるようです。また一蔵は、長州再征を避けるために朝廷内で工作をしていたものの、悉く水泡に帰していました。その時既にこの一蔵の考えは、薩摩藩のものとして、朝廷内で知られていたという説もあり、もし写しが存在しなかったとしても、多くの人々に知れ渡っていたとも考えられます。

そして桂久武。かの赤山靱負の弟に当たり、時々地味に顔をのぞかせる人物です。この大河では、薩長同盟の会談で、薩長双方に「桂」という人物が存在したことになります。実際この薩摩藩の家老もこの同盟に関与したようですが、それはさておき。これで所謂一会桑を敵に回したことになりますが、この同盟は主に長州再征を視野に入れたものでした。武力による倒幕構想は、実はもう少し後のことになります。それから写真の留学生は、長州ファイブと所謂薩摩スチューデント、薩摩藩第一次英国留学生のようです。かの五代友厚もその一員でした。

慶喜が孝明天皇を脅しているように見えるシーンが登場しますが、実は安政5カ国条約に関しては、強硬な手段で勅許を得たともいわれています。この意味ではこの人物はやり手ではありました。また長州再征の勅許に関しては、元々孝明天皇の意志もありました。孝明天皇は長州をよく思っておらず、徳川家茂はその長州をいわば懲らしめるための軍として派遣されています。しかしその間に締結された密約、つまり薩長同盟が成立したことにより、大敗する破目になってしまいます。

それと小松屋敷に琵琶がありますが、小松帯刀はこの楽器の名手でした。この薩長同盟締結後にも、『形見桜』が児玉利純によって演奏されています。実はこの同盟締結の会合自体、琵琶の稽古の会という名目で一同が小松屋敷に集合しているのです。小松帯刀も、長州のために尽力したりで、腑に落ちない部分もあったのは事実でしょう。向こうから頭を下げない限り云々は、ささやかな抵抗もあったかと思われます。

(*)いささか紛らわしいのですが、元々これは安政5カ国条約を認めさせるものであり、また慶喜がロッシュに命じた云々は創作でしょう。また長州再征の詔は、この条約関連勅許とは別に慶応元年中に出ています。

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[ 2018/08/28 01:30 ] 大河ドラマ 西郷どん | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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