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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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ラグビーメディアに思うこと-3 善戦の美学その1 

前回の「ラグビーメディアに思うこと-2」の最後の方で、「善戦の美学」についてちょっと触れました。今回と次回はこれに関してです。ラグビー日本代表は、ワールドカップ本大会だけでなく、ワールドカップ体制確立前も負け試合は結構あり、勝てる試合はたとえばアジア勢相手、あるいは北米勢相手などきわめて限られていました。そもそも大学中心で、代表チームがさほどに重要視されていなかったこと、また、どのような指導者でも最低限勝てるという基本方針が、あまりはっきりしていなかったこともあります。また本来は国代表でない相手であっても、試合に出た選手にはキャップを与えていたというのも、その一因かと考えられます。

何よりもワールドカップ体制が出来る前の定期的な国際試合といえば、
五か国(現・六か国)対抗
ブレディスローカップ(ニュージーランドとオーストラリアの定期戦)
五か国勢とニュージーランド、オーストラリアの交流試合
この程度でした。日本は五か国でもなければオセアニア強豪国でもなく、日本協会が強化のために招聘するチームと時々試合をする時、そしてアジア選手権のために代表が招集されており、従って代表の活躍する時期は、かなり限られていたといえます。そしてワールドカップが始まった後も、この状況は続きました。

そのためアジアでは勝ってワールドカップへの切符を手に出来ても、本大会ではジンバブエ戦以外は、白星を挙げられない状態が続きました。そしてニュージーランドに大敗した1995年大会の翌年、やっとパシフィック・リム選手権が出来て、香港や北米との定期戦が可能になりました。しかしこれは5月から6月、今の春のウィンドウマンスの時期に限られており、秋のウィンドウマンスの時期は国内リーグのみが行われていました。他の強豪国の方が試合が多い状況なのですから、どう考えても日本がワールドカップで勝利を挙げるのは、組み合わせに恵まれていたとしてもかなり厳しいといえました。

それ以前から強豪国に対しての試合は
「試合には負けてもいい試合をする」
が、日本代表の不文律のようになっていました。勝利をほめられるというより、いい試合をした、日本独自のスタイルを見せたというので評価されるのが、恒常化していたわけです。もちろん何も評価されない負けよりも、評価されての負けの方がはるかにいいのですが、肝心の「勝ち」をどうやってもぎ取りたいのかのノウハウが、この「善戦の美学」により、どこか霞んでしまった印象もあるにはありました。

国際試合のみならず、国内でも似た状況がありました。かつて日本選手権には大学チームが出場していました。元々は社会人と大学が拮抗していたため、社会人に勝負を挑んで勝ちに行くのが目的だったのですが、その後両者の差が開くようになり、次第に大学側の姿勢が「社会人の胸を借りる」にトーンダウンした感がありました。無論大学の選手にしてみれば、勝ちに行くつもりではあったのですが、実際試合をしてみると歯が立たない相手となっていたのです。そのため社会人に挑戦し、いいプレーをして負けるというのが、大学の目的のようになって行ったのですが、「胸を借りる」のが目的というのも妙なものではありました。

そして平尾監督辞任後、代表監督に向井昭吾氏、強化委員長に宿沢宏朗氏が就任した際も、宿沢氏のコメントには「いい試合をする」「拍手をもらう」といった表現が目立ちました。無論「勝つ」という言葉もあるにはあったのですが、宿沢氏はやはり善戦にこだわっているのではないか、そう思ったファンも少なからずいたかもしれません。宿沢氏の方針として、アマチュアでやりたかったのかもしれない、あるいはプロの強化スタッフでやるとしても、協会側の報酬が少ない、さらには今までの銀行員としてのキャリアも捨てたくないなどの理由もあったかもしれません。しかし、どこか中途半端な印象を与えたようにも見えました。

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[ 2018/07/07 01:00 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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