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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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西郷どん第24回「地の果てにて」

藩命に背いたために、吉之助は再び島送りとなり、村田新八も遠島となります。徳之島の後に流された沖永良部島では、とある出会いがありました。一方国父久光は、上機嫌で江戸に乗り込むも、慶喜から思いがけない言葉を投げつけられます。

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藩命に背いたかどで、吉之助は徳之島、村田新八は喜界島へそれぞれ送られた。今度は罪人としての扱いであり、食料は自給自足で調達しなければならなかった。吉之助は役人の琉仲為から、必ず日本を変え、必ず薩摩に吉之助を呼び戻すといった内容の、大久保一蔵の手紙を受け取る。その吉之助を愛加那が兄の富堅、そして子供たちと共に訪ねて来た。愛加那には2人目の子が誕生しており、その女児に吉之助は菊草と名付ける。愛加那は妊娠中に吉之助のことを知り、徳之島へ行きたいと叔父の佐民に願い出るが断られる。そこに助け舟を出したのが富堅だった。

その直後愛加那は菊草を出産し、子供2人を連れての徳之島行きとなった。吉之助はその夜、粗末な自分の家で寝ていた富堅に礼を言う。実は富堅は狸寝入りをしていて、その言葉を嬉しく思っていた。愛加那は寺田屋のことも知っていた。このまま徳之島で一緒に暮らすつもりだった愛加那だが、滞在5日目にして役人が押しかけ、沖永良部島への配流が決まったと言う。愛加那は抗議しようとしたが、吉之助は騒がないように言い、家族との別れを惜しんで、そのまま沖永良部島へと向かった。この島は薩摩藩の中で最も遠くにあり、重罪人の流刑地だった。

その頃京での働きを朝廷に認められた島津久光は、勇躍江戸へ入る。桜田門外の変後幕府は弱体化し、将軍徳川家茂は、無位無官である久光の力を背景とした、朝廷の命を受けざるをえなかった。これは幕藩体制が始まって以来、前代未聞のことだった。これにより一橋慶喜が将軍後見職、松平春嶽(慶永)が政事総裁職としてそれぞれ返り咲いた。しかし慶喜は、亡き兄の猿真似ではないかと言い、日本というものが見えているのかと久光に厳しく当たる。さらに久光の薩摩弁が聞き取れない、大和言葉を使えと言い、「芋」であるとののしった。

さらに慶喜は牛男はいないのかと問う。控えていた一蔵が、西郷のことでございますかと尋ねた。慶喜は西郷は本当は生きておろう、話をしたいのなら西郷を連れて参れと言い、久光は面子を潰された格好になる。その吉之助は沖永良部島に行き、しかも屋外の牢に入れられることになった。そのような吉之助に、島の役人である土持政照が母の鶴と島民を連れて挨拶に来る。土持はかつて薩摩にいたことがあった。彼らは自分たちの食物を分け合って、吉之助に食事を運ぶ。その後吉之助への手紙が2通届くが、それを脇からひったくった年配の男がいた。

この男は川口雪篷といい、既に10年間も島暮らしを送っていて、昼間から瓢箪の酒を飲んでいた。その手紙は海江田武次と大山格之助からの物で、雪篷は勝手に開封して読み始める。いずれの手紙にも、一蔵が久光に取り入っている件がくどくどと書かれていた。2人とも一蔵の心の内が見えていないとつぶやく吉之助に、お前は見えるのかと雪篷は問いかける。一蔵は友だからと言う吉之助に雪篷は、その友が遠島処分を解かず、お前をこのような目に遭わせていると言い、人は裏切るものだと断言する。さらに罪人の食事は冷えた麦と塩を少しで、今の食事はいつ切腹するかわからぬお前への情けだと暴露する。

それを聞いた吉之助は藩命に従い、その後は土持たちに迷惑をかけないためにも、彼らが持ち込む食事には箸をつけず、麦と塩だけで過ごし、食事は子供たちに分けた。吉之助を先生と慕う土持は食事をするよう説得するが、吉之助は聞こうとせず、日に日に憔悴が激しくなった。ある嵐の夜、動けなくなった吉之助の牢を雨と風が叩いた。吉之助の脳裏を一蔵や愛加那との思い出が駆け巡った。そして自分自身の声もまた響いていた。
「守らんにゃならんものが、まだある」
「おはんにしかできんこつがまだあっとじゃろ」
「生きろ」

その頃愛加那は奄美大島で、吉之助の無事を懸命に祈っていた。嵐が過ぎ去った後雪篷は、牢の中で倒れている吉之助を見つけた。牢の一部を壊して中へ入り、竹筒の水を飲ませようとするが、うまく行かなかった。仕方なく水を口に含み、口移しで飲ませると、わずかに喉元の辺りが動いた。さらにその後土持たちがやって来て牢の中に入り、吉之助が生きていることを確認する。皆はたとえ藩命に背こうとも、吉之助をこのまま死なせるわけには行かないと、土持の家へ連れて行くのだった。

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まず今回初登場の川口雪篷と土持政照、今後の西郷吉之助に大きな影響を与える人物です。『翔ぶが如く』ではそれぞれ龍雷太さんと光石研さんが演じていましたが、今回の雪篷はかなり印象が違っていて、石橋蓮司さんらしい、いささか世をすねた雰囲気の人物になっています。吉之助が沖永良部島に流さなければ、この両名とも出会うことはなかったと思えば、この流刑の意味はかなり大きいといえます。土持に至っては義兄弟の契りを結びますが、これが何やら先日の『軍師官兵衛』を思わせます。それはまた後ほど。

さて沖永良部島では、国父様の命は絶対的なものでしたが、その国父様こと久光も、一橋慶喜の前では全くのかたなしでした。無位無官という立場もさることながら、兄斉彬の考えをなぞっただけだという、本人に取っては最も癇に障ることを言われたのみならず、薩摩弁でなく大和言葉を使えだの、「芋」だの、挙句の果ては西郷となら話そうだの、慶喜の、例によってちょっと意地悪な部分も出て来ています。この福井藩邸を去った後は、また磯田屋へ向かったのかもしれません。

しかし久光の着物の色がなかなか派手派手しい。赤の着物に赤の羽織で、この辺りもコンプレックスを抱えながらも、野心家的な久光にふさわしいかもしれません。しかしこの慶喜とのやり取り、参預会議の伏線となっているのでしょうか。

一方で、当初は吉之助にいい思いを抱いていなかった富堅、今回はなかなかいい役回りです。妹を幸せにした男というイメージに変わったせいでしょうか。しかし惜しむらくは、その幸せは長く続かなかったということです。

そして大久保一蔵を快く思わない2人が、いわば愚痴をぶつけて来ます。囚われの身である吉之助に、そう言っても仕方ないだろうとは思うのですが…海江田と大山にしてみれば、精忠組を裏切った男的な印象があるのかもしれません。村田新八も同じ手紙を受け取っていたのかも。それにしてもあの牢、なんだか檻のように見えます。雪篷の「見世物」呼ばわりもその意味では納得です。さらに吉之助が刻んでいた「不怨天不咎人矣」、公式サイト「週刊西郷どん」に解説があります。

さて最後の方で、雪篷が吉之助に水を飲ませるシーンがあります。牢から逃げ出すようなこともなく、土持たちの手を借りるわけでもなく、ここまで友を信じているということに、雪篷が心を揺さぶられるわけで、これについても上記のリンク先に詳しいのですが、その他にこのシーン、昨年に比べると、竹筒の使い方がうまいなと思います。小道具というのはただ出すのではなく、ああいう必然性のある場面で使ってほしいものです。

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[ 2018/06/26 00:45 ] 大河ドラマ 西郷どん | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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