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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『陽だまりの樹』番外編3 フェートン号事件

さて、前回の番外編の続きです。このナポレオン戦争当時、オランダはナポレオンの支配下に置かれ、そのため世界各地でオランダの国旗がある場所は、長崎の出島のみでした。これを狙って出島に押し掛けたのが、フランスと敵対関係にあったイギリスです。ウィキ記事に詳細が書かれていますが、イギリス軍艦フェートンはこの時、オランダ艦に偽装して入港し、商館員を人質に取りました。

当時の商館長(カピタン)であったヘンドリック・ドゥーフは、長崎の警護を請け負っていた福岡藩と佐賀藩に、非常事態のためイギリス側の砲撃に備え、また警護要員を増やしてほしいと願い出ましたが、この当時兵はかなり人数が削減されていたため、とっさの出来事に対処できず、結局イギリス側の要請を呑む形で、食糧や水を渡し、人質は解放されて、フェートン号は長崎を出港しました。

この事件は事件そのものよりも、その後の波紋がかなり大きなものでした。まず長崎奉行松平康英や、佐賀藩の家老が責任を取って切腹し、佐賀藩主も閉門(蟄居の一種)を命じられ、外国船に対する入国手続きがより厳しくなり、また、イギリスが脅威として浮上してくるようになりました。事実佐賀藩は、この時の反省から洋式の武装を模索するようになり、それが後の明治維新に功を奏します。また長崎で英語の通詞(通訳)が検討されるようになります。

とまれ、本国の援助のないまま出島に逗留していたドゥーフが始めた辞書の編纂が、その後の日本の蘭学に大きな影響を与えることになります。また、今後のイギリス艦の来航を見据え、「諳厄利亜語林大成」(あんげりあごりんたいせい)という、日本発の英和辞典が編纂されました。かつてオランダは、17世紀前半の、平戸のイギリス(当時はイングランド王国)商館の閉鎖により、日本との交易を独占するわけですが、このイギリス、そしてアメリカの進出により、数十年後にその時代の終焉を迎えることになります。

画像
ヅーフ・ハルマ(Wikimediaより)

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[ 2015/05/31 14:12 ] ドラマ 陽だまりの樹 | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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