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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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ラグビーメディアに思うこと-2

かつて宿沢宏朗氏が代表監督を務めていた時、メディアはスコットランドXV戦の勝利を殊更に讃え、また1991年ワールドカップのジンバブエ戦勝利を、これもまた讃えていました。確かにスコットランドXV戦は、5月下旬とはいえ、日本ならではの気温の高さと湿気にも助けられ、勝利を見事にものにしました。そして1991年の大会で、北アイルランドのレイベンヒルで行われた試合でも、大差をつけて勝つことができました。この両試合での選手及びコーチは、当時のアマチュア体制の仲ではベストを尽くしたといえるでしょう。

しかしそれと同時に、メディアは他の部分にも目を向けるべきでした。スコットランドXV戦は、XVと書いているように選抜チームであり、正式な代表チームではありませんでした。つまりこの時の試合は、日本に取ってはキャップ対象試合であったも、相手に取ってはキャップ対象ではなかったわけです。実際この試合でいい動きを見せ、その後の国際試合で初めてキャップを得たスコットランドの選手もいます。メディアがこのチームをスコットランドXVと書かずスコットランド代表と書くたびに、いささかの違和感を覚えて来ました。

それからジンバブエ戦ですが、かなりこれは一方的な試合でした。日本のオリジナリティが発揮され、スタンドからも応援があったと書いたライターもいましたが、むしろ当時の専門誌の別冊にあった、大味な試合という見方の方が正しいように思いました。もっといえば、この時はジンバブエ戦に勝ったことをほめそやすのではなく、なぜアイルランドに負けたのかをきちんと検証するべきでした。アイルランド戦は結構互角に渡り合えた試合であり、それに勝つには何が必要であったのかを、吟味するいい機会だったのですが。

その一方でワールドカップ予選の時、敢えて西サモア(現・サモア)戦を若手の経験を積む場と割り切り、2勝1敗でリーグ戦通過を狙えそうなグループに入ったのか、その辺りに言及したメディアはどのくらいあったでしょうか。またとあるメディアでは、かなり前ですが、スコットランド代表(XVとは書いていません)に勝ち、ワールドカップでも勝った唯一のチーム、だから凄いといった書き方をしていました。何か短絡的だなと思いました。無論その後エディー・ジョーンズHCにより、ワールドカップの勝利記録は塗り替えられることになります。

そもそも日本代表が、国際試合では負けることに慣れており、それゆえどのチームとの対戦であれ、勝利に価値を見出したがったのはわかります。しかし同じ勝利であっても、対戦チームによってその意味は大きく異なります。なのにワールドカップといえば、対戦相手がどこであれ、2勝してリーグ戦通過というのが、目標として半ば自動的に設定されていました。こういう姿勢を見る限り、実際のところ多くのメディアが、日本代表はどこに勝利すれば評価を得られるのか、それを理解していなかったのではないかとさえ思えるほどです。

無論ワールドカップで勝ってほしいというのは、メディアとて同じことでしょう。しかしメディアの報道は、一般のファンの見方とは違ってしかるべきで、もっとシビアに物事を見る必要があります。以前にも触れましたが、大会前の根拠なき期待(例外もあり)、そしてリーグ戦敗退後の手のひら返しともいえる他国との比較などは、報道の名にはふさわしくありません。それと「善戦の美学」、これがまた勝利を追求して行く中で、やや足枷になった感も否定できないのですが、それについてはまた次の機会にします。

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[ 2018/06/18 00:15 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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