実は私は、普段あまりドラマを観る方ではありません。自分でよさそうだなと思ったもの、ひとから勧められたものをピックアップして観ている程度なので、かなり観る数は少ないと思います。しかも、どちらかといえば国内ドラマや時代劇の比重が大きいです。無論海外ドラマも時々観ます。いずれの場合も、番組そのものを中心に観るため、関連グッズや本はあまり買う方ではなく、何というか、淡々と付き合う方です。また、かつては観ていても、キャストが変わってつまらなくなったとか、何となく面白くなくなったという理由で観なくなったものもあります。
結構医療とか法律関連のドラマは好きです。あと歴史関係とかも。何か目的があって、それを正にウォッチするような感じで観るからでしょう。海外ドラマでは『ペリー・メイスン』であるとか、『ER』なども観ていたのですけどね。あと『半沢直樹』も観ていました。これは銀行が舞台ということもあり、銀行の内幕や金融関係用語が出て来て楽しめました。半沢-大和田の関係もなかなか面白かったのですが、黒崎検査官が何ともいえませんでした。結構この人は黒幕なのですが。
前置きが長くなりました。実は最近、『ガリレオ』をまた観るようになりました。2007年の最初のシリーズから観ていますので、結構長丁場になりそうです。このガリレオ、主人公の帝都大学准教湯川学は、このタイトルにも書いているように、シャーロック・ホームズ的な要素を多分に持ち合わせています。研究熱心、理論に秀でている、人間嫌い、KY、変人などなど。しかし彼は探偵ではなく、あくまで科学者です。捜査の手伝いとして、犯罪が行われた状況や犯人を割り出すことはしますが、興味を覚えないとまず引き受けることはありません。また探偵でない分、依頼人と会ったり、捜査の聞き込みに行ったりすることもなく、人間関係が限られる分、よりその変人としての側面、特異さが目立つわけです。
そして、パペットホームズにもこの『ガリレオ』的な部分は採り入れられていると思われます。たとえばホームズが推理をする時のCGと、このドラマに登場する推理の場面は多少似通った所もありますし、しょっぱなで赤い糸云々というのも、個人的にはやはりホームズの「そして見つけた…赤い糸」を感じさせます。三谷さんもこの番組、観ておられたのでしょうか。尤もいくらホームズが、不要な人間関係を嫌ったとしても、子供と目を合わせただけで蕁麻疹が出るというのは、まず無かったでしょうが。
ところで『ガリレオ』は京大でロケを行っていますが、あの如何にも帝大といった雰囲気、悪くないですね。研究室のマグカップというが適度に古びた感じもまた、このドラマらしいです。
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