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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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大河ドラマと脚本家(+なぜ慶喜が下座に座ったかについて)

大河の観方についての私見 続き」と関連しますが、大河ドラマの評価で、脚本の善し悪しが云々されることがあります。これはうなずけなくもありませんが、以前お邪魔していた大河関連ブログで、しばしば脚本が悪いといった表現を目にしたことがあります。確かにその方の言わんとすることはわかります。しかし面白くない大河を評価する場合に、脚本が悪いからだけというのは、どこか具体性に欠けると思います。脚本が悪いという表現は、こう言っては何ですが、いっぱし批評をした気分になれることもあり、結構使われやすいのですが、あまり頻繁に使うのも如何かとは思います。

また制作発表で脚本家が発表されますが、あの脚本家だから面白い、あるいは面白くないという感覚で捉えられることも多いようです。しかし前者の場合はいわば無謬性であり、しかも好きな脚本家だから、意に沿った作品になるとは必ずしもいえないでしょう。この無謬性については、番組関連で上記の投稿でも触れています。私としては、『西郷どん』が始まる前にも書きましたが、テレビ番組とは実際観てみるまでわからないと思っています。つまるところ、期待している脚本家が書いたから、多少その作品に矛盾を感じても肯定したい、あるいはその逆に、脚本家が好きでないから、本当は面白くても否定したいとも取れてしまいます。

しかし脚本家を選ぶのはそもそも制作統括なのですから、作品が面白かろうがそうでなかろうが、脚本家だけの責任ではない部分もあります。この場合は統括にも問題を投げかけてしかるべきでしょう。実際昨年の『おんな城主 直虎』でも、統括にかなりの責任があると思いましたし、原作付きの森下佳子さんの脚本は結構楽しめるのに、そうでない場合はこうなるのかとも思いました。何よりも主人公選びに難がありました。そもそも直政が登場するまでは、井伊家の存在価値を示す戦や謀略も殆どないわけで、その意味でもやはり大河化すべきではなかったでしょう。

それから『真田丸』に関してです。近年の作品では話題性もあり、PR活動もかなり行われたせいか、まだまだ影響力はあるようです。ただしその反面、他の大河では創作とされる描写でも、この大河では史実とみなされたりということもあったようです。確かに『真田丸』は、新説の発表会かと思われるほど最新の説を盛り込んではいましたが、そう受け止めるのはやはりダブスタであり、この大河の聖域化とも取られかねません。無論この大河もかなり創作、三谷さん的表現も多く、加えて大坂の陣関連が面白くなかったことは、今までも書いてきました。私も『真田丸』には前から期待しましたが、これは『花燃ゆ』があまりにも面白く感じられなかったせいもあります。

そして『西郷どん』ですが、これも色々いわれています。無論否定的な意見もありますが、私としてはそこまで面白くないとは思わないし、今後も引き続き観て行こうと思います。これに関しても上記の投稿で書いていますが、『翔ぶが如く』とも違うし、また『篤姫』とも違う作品です。さらに会津を舞台にして、近年では比較的評価が高い『八重の桜』とも違います。『西郷どん』に、これらの大河作品に盛り込まれていない部分があるからと言って、それ即ち批判の一因とはなりにくいわけです。史実を描いていないという意見もあったようですが、それをいえば過去の薩摩大河であっても、創作された部分は結構あるのです。

ところで安政の大獄が進む中で、なぜ吉田松陰が出ないのか、不思議に思う人もいるかもしれません。しかし先日の大河クイズでも出しましたが、薩摩大河は吉田松陰はまず出て来ません。薩摩を舞台にした大河の場合、長州の人物で一番影響があるのは桂小五郎、次いで伊藤博文と井上聞多でしょう。安政の大獄即ち吉田松陰ではないのです。薩摩の場合は、橋本左内がむしろ松陰的存在というべきでしょう。

それから第14回で、徳川慶喜が井伊直弼より下座にいた件、また井伊家の甲冑や旗印が並べられていた件に関してメールを送ったところ、返事を頂きました。大体考えていたのと同じでしたが、表記を多少変えてここに転記しておきます。

確かに格の上では井伊直弼よりも慶喜が上です。
しかしあの場面では、慶喜が吉之助、橋本左内と共に井伊に向き合うことを選んだこと、上下にこだわらず、敢えて下座に座って井伊直弼に向き合うという設定になっています。
鎧甲冑を部屋に飾ることは、武家においては珍しくなく、戦支度をしているというわけではありません。
井伊家は徳川恩顧であるため、幕府に歯向かうものにはせぬという、その気持ちを表現するために赤ぞろえを並べ、緊迫した情勢に立ち向かう気持ちを表現したものです。
むしろ慶喜としては、そのような物を背負いたくないという気持ちもあり、そのために座る位置を下座に選んだということになります。

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[ 2018/05/06 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『青天を衝け』の感想も書いています。またBSで再放送中の『黄金の日日』の再放送も観ています。そしてパペットホームズの続編ですが、これは是非とも来年の大河が始まる前に、三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、『相棒』をはじめとする刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2021年には北半球最強であるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの試合も組まれています。このチームにいい試合をし、今後さらに上を目指してほしいものです。国内のラグビーも、2022年からはいよいよ新リーグがスタートです。

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