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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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ラグビー代表と平尾氏 20

平尾氏関連投稿は、一応今回を以て終わりとします。本当は一周忌までで終わる予定だったのですが、あれやこれやで長引いてしまい、亡くなられてから一年半が経過してしまいました。選手としての名声は、日本人ラグビー選手としては今なお華々しいものがある一方で、コーチとしてはそうでもなかった、それには本人の一種の理想主義、日本ラグビーフットボール協会の対応など、様々な理由があると思います。協会の「お願いしてやってもらう」姿勢は、もっと早く修正されてしかるべきでしたし、代表監督に十分と思われる報酬(それでもサッカーよりは少ないでしょう)を準備したうえで、神戸製鋼でも、日本代表ユースでもいいから経験を積んだ平尾氏に、監督に就任してもらうというやり方を取れていませんでした。

もう一つ思うのは、平尾氏が過渡期の人物だったことです。ラグビーがプロを認めた、所謂オープン化の時期には、選手としては既に30を超えており、コーチとしてはまだ未経験の段階でした。無論この時点で引退を決意し、将来的にコーチとしての勉強をすることも、あるいは可能だったのかもしれないのです。その年のワールドカップで、日本はニュージーランドに145失点していたわけですから、それをきっかけにコーチとして出直すこともできたのではないでしょうか。その意味で1997年の代表監督就任には、テコ入れの意味もあったとはいえ、どこか中途半端にも感じましたし、今後の可能性もまだあったわけですから、いささかもったいない使い方でもあったわけです。この時点で外国人コーチを迎え、そのアシスタントでもよかったでしょう。尤も協会が外国人コーチを認めたのは、その8年後のことですが。

無論平尾氏本人の理想通りに、日本にラグビーをもっと広めたい、子供の頃から楕円球に触れさせたいというのであれば、ジュニア養成の方で正解だったと思います。文科省の中央教育審議会にも関与していたわけですから、教育とラグビー、あるいはリーダーシップの関係構築に意欲を燃やしていたのは事実でしょう。教育やビジネスに関連させて、ラグビーを語るのが好きな人物でもありました。しかしその成果がまだ見られず、しかも2019年ワールドカップで何らかのプレゼンスを示してくれるだろうと思っていただけに、果たせなかったのはやはり残念ではあります。私も監督としての平尾氏のやり方は疑問がありましたが、選手としてはそこそこいいとは思いました。そのためか、今でも平尾誠二といえば、やはり選手時代のジャージー姿、しかも神戸製鋼もさることながら、日本代表のジャージー姿が印象に残っています。

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[ 2018/04/29 01:00 ] ラグビー | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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